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石積み花壇と樹齢300年古木オリーブ|病院の新しいシンボルツリー③

足立区の病院のシンボルツリーとして古木オリーブの搬入植栽

植栽はいつも楽しい作業ですね。少しだけの樹木や植物だって、それだけで何もない空間に華が咲く!生き物のチカラとまざまざと見せつけられることは多い。

どんな植物にどんな価値があるかは人それぞれです。その価値はお客さんが感じるものかもしれませんし、私達が提案するモノかもしれません。それもその時々で様々です。

今回はお客さんが古木オリーブに価値を見出しご希望された植栽です。私たちはお手伝いが出来るという感覚で、それもとても有難い瞬間なのです。

前回の様子

シンボルツリーのクスノキの抜根が完了した足立区の病院の駐車場

もともとコチラ植えられていたクスノキを抜根しました。かなり傷んでいて成長が止まっていた樹木。この病院には小さなお子さんからお年寄りまで、いろんな方々がいらっしゃいます。傷んだ樹木はいつ折れてしまうか分かりません、危険もあります。

この病院のシンボルツリーを植え替えることは、この病院の患者さんや周囲の皆さんにとって、皆さんに価値があることなのです。安全や喜びなどその価値は計り知れないモノがあります。

大きな樹木だったクスノキの抜根の様子は上記からご覧ください。それもまた植物のチカラを感じることが出来た、とても貴重な経験なのです。

現場は綺麗に整っています、いよいよ樹齢300年の古木オリーブを搬入植栽します。それは私達にとっても新たな体験なのです!

古木オリーブの植栽

搬入

横浜の米屋農園に置かれている古木オリーブの搬入作業

まずは生産者さんのところに受け取りに伺います。数日前に掘り取られている古木オリーブがステージを陣取っていました。隣りに3メートルぐらいの樹木がありますが、比べてもかなり存在感があるのが分かります。

幹の周囲もゆうに1メートルを超えています。根っこ大きさは直径1.3メートル、高さは80cmぐらいありました。

もともとオリーブは乾燥に強く強靭な生命力を持っています。だから樹齢300年を超えても、なお移植に耐えて幹が半分朽ちても元気にその枝を伸ばしているのですね。

クレーンを使ってダンプに乗せる作業を行う米屋農園のスタッフ

運ぶためのトラックに乗せるためにクレーンを使用します。かなり大きなクレーンですがこの農園では当たり前の光景ですね。農園のスタッフさんが慣れた手つきで作業を行ってくれています。

古木オリーブをトラックに乗せて配送準備が完了

3トンロングのトラックにピッタリ納まる大きさです。枝幅もかなりありますので高さも出ちゃいますね!ネットを被せて枝を抑え込むことで高速道路の風の影響を最小限にしてくれます。強い風をもろに受けると、バタバタと枝が暴れてしまって葉っぱが落ちたり枝が折れたりしてしまいます。

小さな葉っぱも細い枝も大切な存在ですから、どんな樹木であっても大切に運ばせてもらっています。関東全域で施工を行っていますので、高速道路などは良く使います。お客さんの樹木ですからね気を張っております。

では準備が出来次第、一時間かけて横浜から足立区へ移動します。

植栽

病院の駐車場とエントランスに石積み花壇と古木オリーブの植栽

こうやって見ても古木オリーブの枝ぶりが素晴らしい大きさですね。幹の背丈が低いですが太さがあるので枝もグングン広がっていくのですね。ギュッとすべての要素が凝縮されているような魅力と植物のチカラがあります。

足立区の病院に到着した古木オリーブの枝ぶり

枝が折れるなど問題はありませんでした、とりあえずホッとします。頭でっかちなので幹を斜めにして運んでおります。完全に床に寝かしてしまうと痛みますからね。

通常、ご家庭に植え込む樹木、高さ2メートルとかの場合は完全に寝かして運びます。しかし、こういった大きな樹木や枝ぶりが特徴的な樹木を運ぶ際、場合によっては起こして座ったまま運ぶこともあります。それだけ枝というのはその樹木の特徴を表す大切な要素と言えるのです。

それこそ昔は”仕立て松”などありましたら、運ぶのも大変だったと思います。枝が折れたらその価値がグッと下がってしまいますし、お庭の出来栄えに影響することでしょう。

クレーンを使って古木オリーブの植栽

オリーブはアルカリ性に傾いた土壌が良しとされています。通常、日本では酸性の雨が降りますので土壌も酸性になっている場合がほとんどです。そこで改良材を使ってこのオリーブに使う土壌をアルカリ性にしていきます。

そうしてもいずれは雨などで酸性になっていくので、いつか土壌を改良する必要はでてくるんでしょうね。これはより良い環境にするための作業です。そのまま弱酸性の土壌でも十分、オリーブを育てるコトは可能です。

石積み花壇の設置準備

古木オリーブの植栽が完了したら石積み花壇の施工準備

植栽が完了したら、今度は周りに砕石を入れて石積み花壇の設置準備です。石積みは重量がかかります、そのために砕石をいう砂利を下地にして、重さで石積みが沈まないように下地づくりを行います。

まだオリーブの根っこが見えていますが、これから先は石積みを行いながら土壌を入れていきます。そうやって石積みの花壇を設置していくのです。

まとめ

石積み花壇設置の準備が完了した足立区の病院の古木オリーブの植栽

ご家庭で樹木を植え込むなどの場合でも、樹木の準備はとても気を使う作業です。樹木のカタチや価値、その雰囲気は枝が演出していると言っても良さそうです。ですから枝一本一本がとっても大切な存在なのです。

成長が遅い樹木などは新しい枝が成長するのに、何年もかかったりします。余計にその枝の価値が高くなるのです。オリーブは比較的育つのが早い樹木です、しかしこれだけ大きな樹木だったり特別な木は、そのすべての枝に気を配って扱っています。

枝、一本一本が皆さんにとって大切な存在であることは間違いなしです。

石積み花壇設置の下地の準備

植栽の途中ですが、あとは石積み花壇の設置と同時進行で土を入れていきます。古木オリーブの周りの砕石は石積み花壇のための下地準備です。と、いうことは明日から石積みがスタートします!とても楽しみですね~

今回も石積み花壇の施工に関して、仙台から手伝ってくれる職人さんが参加してくれます!とても心強い味方と言えるでしょう!久しぶりの再開ですし、それも含めて貴重な時間となりそうです!

今は自然の素材をつかったお庭づくりが見直されています、なぜか?それはやはり無理がないからです。人工素材はどうしても作り物なのです、自然素材の触り心地や見た目にはかないません。むしろ経年劣化するごとに優しさが増していくと思います。

そういった”優しい庭づくり”は私たちが目指すところです。明日から完成に向かって石積みをはじめます、とても楽しみですね!

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TAKUNOBU YOKOTA

自然素材をつかったナチュラルガーデンの庭づくりを提案する、造園会社ぐりんぐりん代表。今の時代に合ったモダンなナチュラルガーデン、植物とお庭があるライフスタイルをオススメしています。現在は都会の中の野菜とお庭の関係を模索中。

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ぐりんぐりん代表:横田拓伸

造園会社grengrenの代表

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