新築住宅を建てる時、家以外の条件があるって
ご存じでしょうか?
これは地域やエリアによりますが
世田谷区の多くの場所では
決められた割合の植物を植えなくてはいけません
例えば100㎡の敷地に対して50%は緑化が必要です!
(地域により割合が変化します)
ということがあるのです
私の事務所がある世田谷区の多くは
この条件に当てはまります
もくじ
植栽前(施工前)
建築から少しお時間がたったのか
雑草がチラリと見えてますね
この地域では敷地の60%の緑化が必要です
つまり50平米の広さだと30平米分の植物を植えると
いうことです
その広さってどうやって計算するの?
樹木のこの高さは3平米分あるってことで計算してください
って決まっているのです
結果!
3mの樹木が5本、1.5mの樹木が10本、低木が20本
地被植物が10㎡分必要ですよってことになるんです
しかも!
それを全部植えると…
超密なお庭になってしまうんです!
昭和か!
植栽後(施工後)
こんな感じでほぼ外は植物になります
樹木も3.5m近く高さがありますので
二階の床の高さぐらいになります
今回の場合は目隠しが必要なので
条件がなくても必要なのかもしれません
しかし!
コレだけではないのですよ
この玄関前のちょっとしたスペース
これは緑化条件をクリアするために
わざわざ地面にした場所です
その中に植物を詰め込んだワケです!
じゃ本数だけクリアできれば良いのかって?
皆さんだって予算ってありますよね?
限られた予算内で植物や樹木を選んで植栽するワケです
今流行りの植物は当然高価です!
ときには高額な予算が必要なことがあります
それも私たちにとっては緑化条件と同じ、大切な条件なんです
ココは駐車場前ですので
車の出し入れの邪魔にならないよう
細目の樹木を植えてあります
しかし、こんなに密に植えてどうするの?
管理のことも考えられない!
この先もこのまま生活しなきゃいけない?
もちろん、植栽計画には続きがあります!
それはいずれ抜いてしまうのです
樹木は育ちます
1.5mだった樹木は2.0mになり
いずれ3.0mになります
そうなると密になりすぎてしまい
樹木は病気になりがちになりますし
住宅にも日差しが入らなくなります
そうならないよう
コントロールしていくことが必要です
そのことも計画して植栽するのです!
まとめ
地域やエリアによっては
住宅を建てる時に”緑化条件”があります
敷地に対して何パーセントかは
植物を植えなければならない!
それは過剰な植物の量ですので
将来どうするのか?ということも
植栽計画に入れ込みます
それにより条件をクリアして
皆さんの生活も豊かに過ごせるというわけです!
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