ウッドデッキとパーゴラが完成したら、あとは人工芝を敷き詰めて完成まじかとなります。真夏の人工芝は熱を持つので、施工の時もかなり暑くて大変な作業になります。
人工芝って今ではどこにでも販売しているけど、実際どんなものか知らない方も多い。少し説明しながら完成までをご紹介します。
もくじ
人工芝の説明
人工芝のこと
人工芝って簡単に言うとビニールっぽい素材で出来ています、ナイロンや化学繊維です。直射日光の下では熱を持ちます。特に真夏の炎天下では表面温度はかなり暑く50℃以上になります。
しかし曇ってきたり日陰になれば表面温度は急激に下がります。真夏でも少しヒンヤリするぐらい、すぐに触れるぐらいに変化します。
あとは気温で伸縮します、思ったより伸縮するので夏は伸びて、冬は縮む性質があります。そのあたりも考慮して長さを調整してカットしましょう。
草は倒れる。人工芝って草が立っている状態がベストな訳です。使っているうちに草が寝てしまったり、ヘタったりします。そうなると”いかにも偽物”っぽく見えてきます。
子供が同じ場所でスポーツの素振りとかし出すと、ヘタるのは早いです。そういった場合はデッキブラシなどで起毛させて改善出来ます。
裏面のこと
裏面はゴム製です。暑い時期ですとこれも熱をもってフニャフニャです。逆に寒い時期だと硬くなってぱりぱりヒビが入って割れるようになります、品質的には問題ありませんが冬に施工する場合は日差しで温めると扱いやすくなりますよ。
右の黒い部分は”耳”と言われる端っこの部分です。布でもこの耳は存在しますよね。この部分には草は無いので切り取って使いましょう!
くれぐれも他の人工芝と重ねて使わないように、厚みが出てピタっと綺麗に仕上がりません。たまに見かけますがこの後の施工に差し支えますのでカットしてくださいね。
約10センチ間隔で黒いポッチが見えますが、これは水抜き穴です。人工芝の上に降った雨はこの穴から地面へ流れていきます。
人工芝の施工
人工芝は基本的にカッターでカットします。ハサミでも切れますが扱いにくい場面もありますので、両方を上手に使ってください。
カッターの刃は常に新しい部分を使うようにします。カッターをよく見るとパキパキ折れるようになってますよね?それは切れなくなったら折って使うものだという事です。
私たちは2~3回カットしたら刃を折ってます。刃が切れないと引っかかって綺麗な断面にならないのです。ちょっと贅沢だなって思うぐらいが丁度いい!
施工・設置
基本的に地面がコンクリートや屋上の場合、両面テープとボンドで固定します。ボンド?そうです、基本的にはもう絶対剥がれないように施工するのが通常。
でも屋上とかって防水やり直したりありますよね?そんな時は両面テープだけで施工します。ただ両面テープでは人工芝の伸縮を抑えることが出来ず、気温で人工芝同士に隙間が出来ます。
隙間ができるとその修整はちょっと大変!なかなか綺麗に収まりません、気にかけて施工してくださいね。
人工芝を施工する
人工芝を広げる
第一に全ての人工芝を広げます。特にロール状になっていると丸まっている状態になってますので、広げて伸ばせしてあげましょう!
お互いが被ってしまう部分は折り返し、サイズが足りるのか?どのくらい切る必要があるのか?完成を確認してみます。
人工芝を切る
まずは”絶対いらない部分”を大まかにカットします。急にピタピタで切ると修整が出来ませんので、ご注意ください!大まかに要らない部分をカットです。
それからピッタリになるように確認しながらカットしましょう!
ウッドデッキのとの境目はデッキの下に差し込むぐらい、大き目にカットしておきます。ちょっと無理してでもデッキの下に、人工芝を差し込んでおきましょう!
あとは両面テープで固定すれば人工芝は施工完了ですよ!
人工芝の完成
人工芝の幅は最大で2m、一般的に販売されている人工芝は1mのモノもあります。幅が短いとつなぎ目が多くなるので、施工が大変ですしリスクが高くなります。
十分な大きさの人工芝を使えるといいですね!
また人工芝の種類によっては”敷く方向”があるモノもあります。どこから人工芝を見ることが多いのか?確認して施工しましょう。
ちなみに今回の芝生は”敷く方向”があるものです。もちろんウッドデッキの上から見る向きに施工しています。見た目がだいぶ違いますのでご注意くださいね!
逆側から見たところです、私には裏側と見える。。これからしっかり芝をデッキブラシで起毛して完成を迎えます。
今回の屋上ガーデンはやっぱりこのデッキ&パーゴラが中心です。芝生の海に浮かぶ小島のようなウッドデッキ、綺麗な姿で完成を迎えています。
人工芝のメンテナンスは”芝生の起毛”、汚れた場合は洗剤は使わず水洗いで対応してください。デッキブラシでこすれるぐらいですからね、ゴシゴシしてもOK!
また不燃の人工芝を選ぶようにしてください。これは日本防炎協会ということで試験を行っており、燃えにくい素材であるという防炎性能試験をパスした証明書が発行されます。防炎認証済みというものです。
人工芝の上でBBQをしたり花火をしてしまうこともあるかもしれません。万が一の時にあればいいのが防炎認証です。
また多くの人工芝の耐久性は8~10年ぐらいです。あまり人工芝の上に乗らなければ長持ちしますし、使い倒すと早くへたります。
まとめ
人工芝は必要な場面で使うと、とっても効果的に使えます。芝生にしたけど日陰であるなど環境の問題。屋上に土を入れるのは大変だから人工芝にしたい。
私たちは出来る限り自然の素材を使っています。それは耐久性以上の価値があるから、その良さを提供したいんですね。
しかし皆さんの価値観も大切で、何が良いのかは皆さんの毎日の生活スタイルに答えがあります。それを一緒に見つけていくのが私たちの仕事でもあります。
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