ウッドデッキづくりで一番楽しいのが
”床板の設置”ですかね
どんどん出来上がっていく感じが好きです!
![世田谷区の屋上ガーデンの施工六日目](https://grengren.com/wp-content/uploads/2021/04/4-12.jpg)
前回はパーゴラの支柱を立てて
ウッドデッキの床を少し、設置してみました
難しい部分もクリアしました!
あとは連続的に床板を設置します!
でも気を抜くわけにはいかないのです
床板は”仕上げ”の部分!
一番目立つ場所でもあるのです
もくじ
施工六日目
![ウッドデッキとパーゴラの現場の朝の準備](https://grengren.com/wp-content/uploads/2021/04/3-14.jpg)
さぁ!施工6日目です
いつも新たに気持ちを入れ替えて
新鮮な気持ちで施工できるといいですね!
モノづくりは楽しいのが一番!
気持ち良く、良いモノを作りたい!
という心持ちが全てです
コツコツと集中している時が一番楽しい!
どうしたらいい仕事が出来るか、工夫しながら
問題をクリアしていく過程が楽しい!
真剣で誠実に良いモノをつくる
その瞬間の連続が”モノづくりの良さ”なのです!
![50年以上の経験があるベテラン職人](https://grengren.com/wp-content/uploads/2021/04/2-18.jpg)
ベテラン職人さんは
毎日のモノづくりの仕事を50年間
飽きることなく、続けてきています
これは尊敬に値しますよね
いざと言うとき、本当に助けとなるのは
経験とか体験なのです
【床板貼り】
![ウッドデッキの床板を貼る手順](https://grengren.com/wp-content/uploads/2021/04/5-12.jpg)
床板は板の幅と目地幅があります
よく見かける床板の幅は120mm、105mm
これは一般的なよくある規格サイズです
板同士の隙間、目地の幅は
3~5mmが多いでしょうか
10mm以内がよさそうですね
しかし、材木は曲がりがあったりするので
単純に並べたとしても、すべて同じ目地幅にならない
狭かったり、広かったりすることがあります
今回の目地幅は3mm
ピンの太さが丁度よかったので
画像にあるように、床板に挟んで幅を一定にしています
![ウッドデッキの床板の目地幅を一定にするためのピンを確認する](https://grengren.com/wp-content/uploads/2021/04/9-8.jpg)
ピンは後で外します
そのためピンを強く挟みすぎると
抜けなくなりますよ!
例えば2mの床板を貼るとき
何か所かピンを挟んで目地幅を一定にします
画像の白い材木は
床板同士を挟み込むための
”手作り道具”です
『こんな物があったらいいなぁ~』と思う道具は
おそらくこの世の中に存在します
そういったモノをすべて買わなくても
自分たちで便利道具を作ることも出来ます
その時、必要なものをつくる!
それがモノづくりの基礎だと
ベテラン職人さんから学べます
![ビスを打ち込むための下穴をキリで開ける作業](https://grengren.com/wp-content/uploads/2021/04/7-8.jpg)
ビスを打ち込むための位置を決めます
他の床板を同じ場所に打つように
寸法を測って印をかきます
そして下穴を開けます
今回はハードウッドのイタウバを使用しています
キリで下穴を開けましょう!
ビスと同じ太さでOK
”下穴用キリ”が販売されていますよ
もしくは普通の鉄工キリでもOK
何回か試してみて
自分の癖ややり方に合った道具を探しましょう!
![ハードウッドのイタウバの床板をビス止めする職人さん](https://grengren.com/wp-content/uploads/2021/04/6-11.jpg)
そしてビスを打ち込みます
床板の厚みは20mm
その下の根太にさらに20mm以上ビスを入れたい
ですのでビスの長さは40mm~50mmぐらい
この際のイメージは
ビスの頭と下地の根太で、床板を挟み込む感じ!
分かりますかね!?
何度かやってみて感覚をつかみましょう!
ビスを回す道具を”インパクト”といいます
インパクトの先を”ビット”といいます
ビスとインパクトとビットが一直線になるように!
それが上手にビスを打ち込むコツですよ
一度にガーっと打ち込むより
少しづつ様子を確認しながら打ち込みます
![ビスを連続してインパクトで打ち込む職人さん](https://grengren.com/wp-content/uploads/2021/04/10-6.jpg)
そして次のビスを打ち込みます
ビスを打ち込む高さも一定がいいですね
床板からビスが飛び出ていると
足に引っかかってしまいます
せっかく裸足であるけるイタウバを使っているのに
ビスの頭が飛び出しているとケガにつながります
しっかり打ち込みたいのですが
打ち込みすぎると雨水がたまります
腐食に原因になります
理想は床板から1~2mm下げ
材木が経年で痩せたとしても
ビスの頭が飛び出してこない感じがベストです!
![ウッドデッキのビスの打ち方](https://grengren.com/wp-content/uploads/2021/04/1-18.jpg)
ビスは目立ちます!
床のどこに打つのか
すべて一定にします
見た目も綺麗に仕上がりますよ!
![ウッドデッキの床板を貼る職人さん](https://grengren.com/wp-content/uploads/2021/04/12-3.jpg)
これは出来ればですが
床板を”ちどり”に貼っていきます
目地を揃わせないためです
![床板をずらして貼る利点と意味](https://grengren.com/wp-content/uploads/2021/04/grengren-15.jpg)
上の1のように目地をそろえると
板の色むらが一定になったり
板が反ったときに、すべて同じように反ってきます
結果、デッキの表面の凸凹が目立ちます
下の2の場合
色むらがまばらになり
見た目も良く、板反りも目立ちません
これは板を貼るとき
例えばフェンスや家のリビングなども
同じようになっていることが多いです
ご自宅の足元を見て
参考にしてみてください!
![ウッドデッキの床板を貼り終えたところ](https://grengren.com/wp-content/uploads/2021/04/13-2.jpg)
かなり進みましたね!
良い仕事は集中して、ドンドン進みます!
現場って話し声もしなく、意外に静かですよ!
あと少し!というところで終了です
明日ちょっとだけ床を貼って
ウッドデッキは完成の時を迎えます!
まとめ
![ハードウッドのイタウバの表面](https://grengren.com/wp-content/uploads/2021/04/11-3.jpg)
裸足で歩ける”イタウバ”の表面です
毛羽立ちにくく、繊維が細かく柔らかいのが特徴です
床板は目地をそろえて
ビスの位置もそろえる
目地は3~5mmがいいでしょうね
小さなお子さんの指が
入らないぐらいがイイ!
水は落ちていくけど
落ち葉などが入らないぐらいがイイ!
あとは作る過程を楽しんでください!
どうしたら良いものが出来るかな
って考えるのが楽しい!
道具も自分で作っちゃう
何でも便利に使っちゃう
それがモノづくりの楽しみでもあります
私は伝統工芸をやっていますが
一般的な道具は、すべて販売しています
しかし、先生からは自分で道具を作る方法を学びます
それは道具を直し、大切にする
材料やデザインによって、オンリーワンの道具を作る
それがモノづくりの醍醐味なのかもしれません
みんなと同じじゃ無くてもイイ
日本一、世界一じゃ無くてもイイ
オンリーワンが楽しい!