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新築住宅の植栽|大きなテーマと小さな植栽プラン!吉祥寺の物語

吉祥寺の新築住宅の大きなテーマと小さなプラン

時として”これは必然だったのでは…”、というような出会いがあります。”グットタイミング!”とか”不意に落ちる”感覚だったり、しっくり来る感じ。今回、植栽をお任せしていただけるコトになった、吉祥寺の新築住宅もそんな案件となりました。

お客さんはもともと他県でお住まいの後、お好きだったこの吉祥寺に住宅を建てられてお引越しされてきたそうです。良いですね、そうやってフットワーク軽く生きれるって素敵です!

現場調査

お問合せをいただき、後日ご訪問させていただくことに。私道をはいった突き当りにその新築住宅はありました。一目で”コレだ!”って分かるような佇まい。建築って凄いチカラがあるんですね~

吉祥寺にある素敵な有名建築家が設計した新築住宅

とても紳士で笑顔が素敵なお客さんがご対応してくださいました。一目見るからに”普通じゃない”ってて感じましたが、とてもウェルカムにご対応ありがとうございました。始終笑顔で私達に敬意を払ってくださるのをとても感じました。

植栽するスペースをお話いただき、室内へ。淹れたての美味しいコーヒーを飲みながら、この建築についてお話しを聞かせていただきました。私達にとってはそういうちょっとした情報が大切!だってそれが相手を理解する唯一の方法ですよね。

まず”聞く”、また”聞く”、それも相性とかあるんでしょうか。お客さんの仕事やお好きなモノ、そのすべてに興味、尊敬と共感が出来ることって、なかなか無いかもしれません。とても楽しい時間でした。

プラン

新築住宅の植栽プラン資料

私達はどんなお庭づくりでも資料を作っています、それは皆さんと私達の共感を確認するもの。または私達のご提案でもあります。すべてのお庭づくりにテーマを設け、明確なプランを皆さんにご紹介するものです。

今回のテーマは『回遊』それはこの世の全ての理、そしてお客さんから感じ取ったイメージでもあるのです。いつも楽し気な、気軽で謙虚。人生を満喫しているかのようなその感性と歴史。私もそうありたいって願いたくなります。

吉祥寺の新築住宅のシンボルツリー植栽に選んだジューンベリーの資料

シンボルツリーのプラン資料です、今回はジューンベリーを選んでみました。季節を一番美味しく体験できる樹木のひとつです。花、実、紅葉、落葉そして新緑。そのすべてが凝縮された小さな大自然なのです。

新築住宅のシンボルツリーの下草として選んだ植物たち

シンボルツリーのお供として選んだ低木と下草たちです。どれも日本の四季を感じる、皆さんの原風景を感じる植物ではないでしょうか?

ドウダンツツジの花は可愛らしさの鈴、紅葉は燃えるような赤。シモツケは小さな花に思わず顔を近づけてしまう可憐さ。ギボウシは地面をパッと明るく、綺麗な大振りな葉っぱが樹木に負けません。イトススキは風になびき、夏は涼し気で秋は実りの季節が来たことを告げてくれます。

今回のテーマは”回遊”、敷地のどこから観ても楽しめるように植栽しますし、すべての植物が落葉です。秋には春と夏に緑を楽しんだ後、実りの季節を迎え、冬にはすべて枯れます、その枯れ姿が美しい風情。そしてまた訪れる春に、またすべての植物が芽吹いてくるのです!何という生命力!これこそ輪廻転生!また人生を楽しむスタートを迎えるコトが出来るのです。

そんなテーマをすぐに感じ取ってくれたお客さんって、やっぱり凄い感性だなって思いました。

植栽・施工

植栽を促すような美しく設計された玄関前スペース

とても美しく設計された玄関前スペースです。植栽を前提として設計されているそうです。たしかに、ぜひ植栽してくださいねって言わんばかりの空間。私たちはこれを”床の間”と見立てました。

この建築の凄さはデザインに飽き足らず、実用性に現れています。そのひとつが風なんです。風が家中を通り過ぎていくんです。それは住人さんに二階からのビューを紹介してくれた時に気付きました。窓も最小限しかないのに、風は全部の部屋を通り過ぎていく、こんな凄いのって初めて感じたかもしれません。

その風のスタートの場所に植栽スペースがありますからね、今度から目で風が来たことを感じてもらいましょう!

再利用する予定の砂利を撤去して植栽の準備を進めるぐりんぐりんスタッフ

いったん砂利を撤去します。下に防草シートなど敷いていませんでしたので、一部、土ごと撤去します。キッチリ除去しておくと後々の作業がはかどりますよ。砂利は再利用します、おそらく高価は砂利ではありませんが遣いようです。

砂利のカタチが丸っこいので川砂利でしょう、まさに今回のテーマにうってつけ!回遊ですよ、輪廻転生ですからね、川ってことですからね。

吉祥寺の新築住宅のシンボルツリーのジューンベリーの植栽

まずは大きな樹木から植えこんでいきます。シンボルツリーのジューンベリーを植栽します。前後左右、どの位置から見ても一番良い顔に見えるように植栽します。

樹木や植物には”顔”があります、目鼻口の顔ではなく、今までお日様に向かっていた方向があります。まずはそれを見つけましょう!

それを一番良く見る位置、または方向に向けて植栽します。樹木の植え込みは穴を開けて植えますが、水を上手に使って根っこの奥、穴の隅々まで土をしっかり入れるコトが大切です。それはちょっとプロじゃないと難しいかもしれません。

吉祥寺のシンボルツリーの植栽を室内から確認する

室内からも確認させてもらいます。いつもの椅子が特等席になるように植栽します。ちょっとしたコトなんですけどね、この確認が大切かもしれませんね。いつも何度も確認するのが私たち流。

観葉植物はとてもモダンでウンベラータとサンスベリア、どちらも存在感がある樹木たちですね。シンボルツリーとは違った個性があって面白い。ぐりんぐりん横田は”大のゴムの木好き”、それがキッカケで造園の道に入った。

低木と下草の置き場を確認して植栽していく工程

シンボルツリーのジューンベリーの裏側にドウダンツツジを配置します。強い赤の主張を他の葉っぱを通じて見ようという志向です。生け花の世界ではよくある見せ方ですね。

他の下草も準備しておきます、もう暑いですからね~日陰に置いておきましょう!この場所は夏は日がけっこう当たりますが、冬は日差しが少ないように想定しています。半日陰で育つ植物を用意しました。

低木と下草を植え込んだ吉祥寺の新築住宅のシンボルツリー

全ての植物を植え込みました!そして防草シートを設置して元からあった川砂利を入れます。スッキリしてとてもシンプルな植栽です。

シンボルツリーのジューンベリー、低木にドウダンツツジ、下草にはギボウシ、シモツケ、イトススキ。

お気づきの方もいらっしゃると思いますが、すべて落葉または宿根草です。冬には地上部はすべて枯れ、その枯れ姿も楽しむ趣向。そして次の春には一気に芽吹き、生命力を感じる魂が震える仕掛けです。そしてまた”新たに生きる”。

地面が斜めの場所に設置するプランターと木製台

そして表札とインターホンの近くには、グリーンの目隠しのためにプランターを設置しました。植物はレプトスペルマムのカッパーグローです。カッパーグローとは”輝く銅色”という意味で、銅色の葉っぱが印象的です。

4~6月には白いカワイイ花を咲かせてくれますので、それも楽しみです。

地面がかなり斜めなので材木で平行になるよう調整しています。そして材木と地面が接するところが雨などで一番腐食しやすいので底上げして水が溜まらないようにしてあります。

完成

テーマがある吉祥寺の新築住宅の植栽の完成

この住宅があるのは私道の一番奥まった場所です。道路から目隠しをしっかりしてくれる鉢植えの植栽、そして季節を感じることが出来るシンボルツリーの植栽。木枠の玄関と開放的なガラス扉、シンプルな外壁に植物が映えますね!

目隠しの鉢植えのメラレウカは常緑で室内の観葉植物と連動しています。

シンボルツリーの植栽は枯れ姿も楽しめる、私たちがオススメするスタイルです。一般的には小さなスペースかもしれませんが、大自然がこの空間に凝縮されているのです。

落葉樹は掃除が大変?葉っぱが落ちるのは一年に一度、その時だけで掃除をすればOK。常緑樹は葉っぱが落ちない?そんなことはなく一年中、常に葉っぱを落とすのが常緑樹です。

日本の四季や風土に合った植栽は無理がありません、優しく、私達の毎日の生活に寄り添ってくれます。ふと、その存在に気付くとき、皆さんにとって必要な自然を与えてくれますよ。

まとめ

造園会社ぐりんぐりんのプランと実際の植栽

左がプランで予定していたイメージ画です。右が実際の植栽です。下草の一部が変更になっていますが、おおよそイメージ通りの完成になりました。

イメージに近い姿のモノを探しますが、樹木や植物は生き物ですから、最終的には実際の植物を最大限活かす植栽を行います。植栽はライブなんです。

植物は生き物ですからライブが一番合っています、成長もしますし、花も咲かせます。痛みもするし、時には病気になったりもします。それでも植物を植えるのはなぜか?

それが私達、すべての生き物にとって必要だからなんです。癒しや喜び、理由はさまざまでしょうが必要なんです。どうせなら植物を思う存分楽しみましょう!

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TAKUNOBU YOKOTA

自然素材をつかったナチュラルガーデンの庭づくりを提案する、造園会社ぐりんぐりん代表。今の時代に合ったモダンなナチュラルガーデン、植物とお庭があるライフスタイルをオススメしています。現在は都会の中の野菜とお庭の関係を模索中。

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ぐりんぐりん代表:横田拓伸

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