ウッドデッキ&日除けパーゴラ|夏の必需品!子供のための屋上庭園❶

真夏の炎天下の中、皆さんはどうお過ごしでしょうか?数年前よりかなり暑くなってるって感じてる方も多いと思います。少なくとも私はそう実感しています。

街中はもちろん、公園だってかなり暑いですよね、土面の方が涼しいとは聞きますがそれでもかなり暑い!では屋上は?

三階の屋上で過ごしたことありますでしょうか?高さは約6m、それだけ高くなっただけで気温はかなり上がります、太陽に近いからです。

目黒区の個人邸屋上の庭づくりのパーゴラ

私たちがよく作っているお庭にウッドデッキや日除けパーゴラがあります。今回の施工主さんもこの画像をご覧になってご連絡くれました。

以前、世田谷区の個人邸屋上で施工した日除けパーゴラとウッドデッキです。地面には人工芝を敷いて安全に遊べる空間へ変えました。
屋上庭園|パーゴラ&ウッドデッキ!子供が遊べる人工芝|世田谷区01

目的は屋上で子供たちと遊ぶため!ご両親と食事するため!二世帯住宅かつ一部が賃貸でもある世田谷区の個人邸の屋上は、思いもよらないほどの広さがありました。

施工前の屋上

かなりの広さがある世田谷区の個人邸の屋上

新築住宅なのでかなり綺麗な状態です、屋上は広く100㎡以上ありました。それにしても照り返しもあって暑さが異常ですね!風はあるものの、それでも汗が噴き出ます!

世田谷区の個人邸の屋上のウッドデッキと日除けパーゴラの施工前の様子

二世帯分の屋根と賃貸部分の屋根ですからね、広いのも当たり前ですが、子供にとってはもっと広く遊べる空間になること間違いありませんね。

また周囲に高い建物が無いので、目隠しの必要性は低く、今現在のフェンスも140cmの高さです。ウッドデッキを出来るだけ低く施工すれば、外を気にする必要もないと考えます。とてもいい環境です。

材料搬入

何はともあれ材料はどうする?クレーン搬入で三階まで上げます。住宅によっては人を集めて出て三階まで上げることもあります。

世田谷区の個人邸の屋上で施工するウッドデッキと日除けパーゴラの資材

これでウッドデッキと日除けパーゴラ、そして100㎡分の人工芝を施工します。半日かけてクレーンと職人5人で搬入しました、新築住宅ですので本当に気を配って慎重に作業しました。

ハードウッド【イタウバ】

個人邸の屋上に搬入したウッドデッキと日除けパーゴラの資材のイタウバ

材木は関東では流通量が少ない”イタウバ”を使います。これはハードウッドの中でも一般的な材木ですが、関西ではかなりの量が流通しているのですが、関東で探すのは大変です。

なぜこれを選ぶのか?それは”子供のため”です。どの材木でも経年経過するとササクレが出来ます。手で触ったり裸足で歩いたりするとトゲが刺さります。

しかしこの”イタウバ”、これもササクレは出来るのですが柔らかい材木なので、手足に刺さりにくいのです。今回の”子供のための庭づくり”には最適な材料ですね!

人工芝

100㎡もある個人邸の屋上に施工する予定の裸足で歩ける人工芝

これは人工芝のロールです、布と同じく反物ですので広げると一枚が2×10mのサイズがあります。これは私が良く選んでいる人工芝ですが、これも”裸足で歩ける人工芝”なのです。

特徴は草が細いこと、人工芝はこの草が立っている状態だベストです。その状態をキープしながらも細い草を使っている点が優れています。手で撫でるとふわふわ痛さを感じません。

デメリットもあります、それは全ての人工芝の特徴でもあるのですが、画像の左は日向です、表面温度はかなり高く、大人でも『熱っ!』って感じです、しかし画像の右側のように日陰になるとすぐに表面温度は下がり、ヒンヤリと感じるほどです。

ウッドデッキの施工

ウッドデッキと日除けパーゴラを設置する世田谷区の個人邸の屋上の施工前

こちらのスペースにウッドデッキと日除けパーゴラを設置します。サイズは4m×5m、フェンスから1mづつ離して乗り越えの危険を防ぎます。

ちなみにデッキの上に設置する日除けパーゴラは4m×4mです。なぜか?一般的に材木の長さは最長4mなのです、パーゴラを4m以上にする場合には繋ぐ場所に柱を立てないといけなくなるのです。

デッキの真ん中に柱が立つと邪魔になりますよね、ですからパーゴラの最大サイズを特別なことが無い限り、4mとしています。

下地の施工

根太と言われるウッドデッキの下地をサイズに切って場所に並べる作業

屋上ですのでウッドデッキの柱の基礎を作る工程はありません、まず根太と言われる下地の部分をサイズに切り出し、おおよその位置に並べています。

ウッドデッキの根太を支える柱を斜めの地面に対して寸法で切り出す作業

そして柱を切り出します。屋上は雨水が溜まらないよう表面は斜めになっています。そのため支柱はそれぞれで長さが違います。

一本づつ長さを確認して切り出します、もちろん地面は斜めなので切り口は斜めです!けっこう大変な作業ですね。

ウッドデッキはステップを作りません、出来るだけ低く施工します。子供が上がったり下がったりしやすく、安全に使えるようにするためです。

それは支柱で調整しますが、一番低いところは支柱はありません。そうすると一番低い部分のデッキの高さは地面から11cmの高さになります。

一本一本長さが違い斜めの地面に対して斜めに支柱をカットする職人の作業

ウッドデッキをつくるのは”いつもの職人さん”、何度も一緒に作業していますが、毎回、細かい部分もキッチリ確認して作業してくれます。私たちとしては安心して任せられます。

幕板の施工

ウッドデッキの根太と支柱を一体化する幕板の設置作業

幕板は側面につける板のことです。支柱同士をつなぐ役割がありますし、横からの見栄えを良くしてくれます。無くても施工には問題ありませんが、余裕があるなら付けることをオススメします!

あとは床板を順番に張っていくだけでウッドデッキの完成ですよ!あともう少し~

次回は?

ウッドデッキづくりの二日目の床板とパーゴラの支柱を設置する作業

ウッドデッキの床板を設置することと、パーゴラの支柱を設置します!この段階でパーゴラの支柱を設置しとかないと床板が張れません!

パーゴラの支柱も屋上の地面が斜めなので、デッキの支柱と同じように斜めにカットして水平を取っておく施工ですよ!

まとめ

最近の住宅は屋上を広く使う仕様が多いです。ご家族で楽しめるプライベート空間も作りやすい!ただ夏は暑くなりやすいので注意が必要!

屋上のウッドデッキは低めに作りましょう!目線や危険から子供たちを守ってくれます!また壁から離れた場所に設置しましょう。

屋上の地面は水勾配がついているので斜めになっています、支柱で斜めを調整して平にしておきましょう!この施工が大切です、きっちり測定してミリ単位で支柱を調整できると、後々の施工がやりやすいですよ!

支柱同士をつなげる幕板は、幅が広めな板を使いましょう!デッキの側面を隠してくれて、完成が綺麗に整います!

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