ウッドデッキ&日除けパーゴラ|夏の必需品!子供のための屋上庭園➋

前回は大変だったクレーンでの搬入、そしてウッドデッキの支柱を設置しました。ウッドデッキに関して庭の地面に作るより、除草や基礎づくりが無いので工程自体は少ないステップで作ることが出来ます。

ただ屋上は思ったより急な水勾配がついてますので、支柱を斜めにカットするなど、ちょっとした施工のコツがあれば上手く作ることができますよ!

今回はウッドデッキの床板を張っていくのと、パーゴラを施工ましょう!目に見えてカタチになっていきますので楽しい工程ですよ!

パーゴラの支柱

ウッドデッキの床板を張る前にパーゴラの支柱を設置する様子

パーゴラの支柱はデッキの支柱と連結しています。デッキの支柱の役割も果たしているという事です。デッキの床板を先に張ってしまうとパーゴラの支柱を設置できないので、先に支柱を設置します。

パーゴラの支柱ってどのくらい必要なの?長さって?皆さんが毎日生活している部屋の天井って、どのくらい高さがあるかご存じですか?

答え:2m40cm~2m50cmぐらいです。

パーゴラも基本的には同じサイズ感で作った方が馴染みやすいです。またその場所を良く使うご家族や皆さんの身長を参考にすることもあります。

武蔵野市で施工した既存のウッドデッキの上に子供たちを熱い日光から守るための日よけパーゴラ

さらに”日除けシェード”を付ける場合、布のたれ具合を考慮する必要もあります。固定式の日除けシェードも20cmぐらい垂れてきます。

固定式のシェードは四つ角、または六ケ所でシェードをパーゴラに固定しています。なかなかピンッと張っても時間経過で緩んでくるものです。

日除けパーゴラの90%紫外線をカットするシェード

また開閉可能な日除けシェードに関しても同じです、最低でも10cmは垂れ下がっています。

世田谷区の個人邸の屋上に設置したウッドデッキと日除けパーゴラ

畳んだ状態では25cmぐらい下に垂れ下がってきます。もちろん端っこにまとまりますが、人が通りにくい方向にまとめるコトが大切です。

今回はこの開閉シェードを使いますので、設置方向を考え、パーゴラの天井の高さを2m50cmに決めました!

パーゴラの支柱を設置出来たら、ウッドデッキの床板を張っていきます!これもちょっとしたコツで綺麗にはることが出来ます。床板は出来栄えを決める目立つ部分ですので、出来るだけ手間を惜しまないよう施工してみましょう!

ウッドデッキの施工②

床板を張る

ウッドデッキの床板を設置する工程の初めの段階

私たちはしっかり枚数や長さなど、完成を確認しながら施工しています。床板を仮置きしてみてどんな仕上がりになるか実際に見てみます。

また床板の表裏、木目や綺麗な面を表にするように調整しましょう!

もっとも大変なのは材木が”曲がってる”場合です。その際は歪みを強制修整しながら施工することも大切です!

まずは床板を張る位置に、寸法を測って印をつけておきましょう!はじめに取り付ける位置を決めておき、それに沿って床板を張ることで迷いなく綺麗に施工することが出来ます。

ウッドデッキづくりの二日目の床板とパーゴラの支柱を設置する作業

床板を長さにカットしたらビスで固定します。ビスを打ち込む場所も測って位置を決めておきます。材木がハードウッドなら下穴を開けて、それからビス固定します。

下穴を開けるのは材木が硬いということもありますが、下穴を開けることで板がズレることなく、ビスで固定することが出来ます。

ウッドデッキの床板を張る完成に向けてのビス留め

このウッドデッキは長い方向に5mあります、材木は最大で4mであることが多い。という事は大まかに2mと3mの二本必要という事です。

材木の曲がりは横に曲がっていたり、沿っていて浮き上がったり、色んな方向に動いていますので強制しながら設置していきます。

まっずぐではない材木のウッドデッキの施工方向

反った材木の使い方は”被せる”ように使います、お椀を被せるように両端は着地してて、中央が浮いてる状態で使う方が良いです。浮いた中央は押し込んでビスで留める。

この材木は”イタウバ”、関西ではメジャーな材木のひとつですが、関東では手に入りにくい。またはあっても状態が良くない場合は多いのです。そういった場合の施工はちょっと大変ですよ。

ビスを打ち込む

ウッドデッキのビスを打ち込む位置を水糸で明確にする画像

そしてビスが一定に並んでいると見た目が良いですし、打ち損じがありません。端っこのビスの位置を差し金で測って正確に打ち込んだら、水糸をしっかり張って他のビスの打ち込む位置を出します。

これもちょっとした手間ですが、丁寧に作業することはしっかりしたウッドデッキを作ることですし、見た目も綺麗なので完成が嬉しいですよね!

パーゴラの梁を乗せる

目黒区の個人邸屋上の庭づくりのパーゴラ

他の完成したパーゴラを見れば分かりますが、パーゴラの屋根は骨組み状態です。ゆれない、動かないようにするために梁同士を組み合わせて施工します。

パーゴラの梁を乗せる作業

”梁”とは支柱を繋げて屋根を乗せる部分のことです。この梁もとても大切です、出来る限りよじれてない材木を使うようにしましょう。

なぜかというと、日除けシェードのレールは真っすぐです。後々の作業が大変になってきます。レールが曲がってしまうとシェードを開閉するときに引っかかりが出来てしまいます。

日除けパーゴラの梁を乗せる作業を行う職人さん

梁は材木を組み合わせて強固に施工します、そのため材木の一部を削って組み合うように準備します。どうやって?

梁の一部を削るために丸ノコを使って材木を切る職人のパーゴラ設置作業

丸ノコを使って削る部分に何本も切れ目を入れます。出来るだけ細かくカットした方が作業は楽に進みます。丸ノコでたくさん切れ目を入れると材木がヒダみたいな状態になります。それをハンマーで折るように叩きます。

ノミを使って日除けパーゴラの施工のために梁を削る作業を行う職人

最後はノミを使って表面を綺麗に整えます。厚みを一定にしたいので細かい調整はこの時点で確認しながら行います。

日除けパーゴラをつくるために綺麗に作業された梁の材木

凸凹を作っておいて、梁同士を組み合わせる。出来るだけ隙間が出来ないように表面を綺麗します。この部分は材木が薄くなりますし、雨などで水が溜まりやすい部分になります。

もちろん組みあがった後でこの部分は防水処置をほどこします。そうすれば耐久性、耐水性がグッと高まって安全に長く使ってもらえます。

ウッドデッキとパーゴラの完成

完成するととってもスッキリした姿になりました。ウッドデッキは骨格が全て見えなくなり、綺麗な床板だけが光ってます!

パーゴラも必要最低限の材木だけで構成されていますので、材木の重さを感じさせません。頭の上にありますから出来るだけスッキリしていた方が、安心感と落ち着きを演出してくれます。

世田谷区の個人邸の屋上で完成したウッドデッキとパーゴラ

日除けはこれから後で設置します、今回はヒモを引っ張るだけで開閉するタイプ。ウッドデッキと日除けパーゴラのセットは良いですね!

もちろんウッドデッキだけでも施工できるし、パーゴラだけでも施工出来ます。私たちは庭に作ることはもちろん、屋上にもたくさんウッドデッキと日除けパーゴラを施工しています。

近年の灼熱の真夏、屋上は地上よりかなり気温も上がります。そのとき役に立つのが”日除けパーゴラ”です。皆さんと皆さんの大切なお子さんを守ります。

次回は?

人工芝に着手します、人工芝の多くは最長10mの反物(ロール状になってる)です。それを9本使って屋上をグリーンにしていきます。

そのメリットとデメリットもご紹介します。お楽しみに!

まとめ

世田谷区で完成したウッドデッキと日除けパーゴラ

あとは日除けシェードを付けて、100平米の人工芝を設置するだけで完成です。今回の場所は周囲に同じ高さの建物も少なく展望も広がっています、風が強いという事です。

私たちのウッドデッキやパーゴラは必要最低限で強固に作られています。強風や地震にも強いので安心してお庭や屋上に設置出来ます。参考にしてみてください!

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