この植栽の現場は11月に施工したものです。ですので季節は”秋”肌寒くなってきた時期の植栽です。ですのでお客さんのお子さんは”半そで”で過ごしています。しかし結構寒かったと思うんだけどなぁ~凄いですね子供って。
とは言え11月はギリギリ植栽できる時期だと思います。植物って植えこんでから根っこを生やす、植物そのもの自身で根っこから水分を吸って、栄養を吸収する段階まで持って行きたいのです。そうすると管理する必要が減ります。水やりなどもう必要ないかもしれませんね。
そのためには植栽して一ヶ月、根っこを育てる時間が欲しいですね!それまでは水やりが必要になります。植物が自分で水分や栄養を吸収できないからです。11月に植えこんで一ヶ月、12月には植物が定着してることが大切です!そうして冬を越すのです。
多くの植物は気温10度を下回ると育たたないのです。根っこが育たたないということは、上にもそだたたないのです。冬に出回る植物もあります、パンジーやビオラなどは冬でも根っこが育つことがあります。そうすると花を咲かすことが出来るのです。
もくじ
植栽前【もともとの状態】
中古で購入されて引っ越されて来たということですが、建築当初からあった樹木たちのようです。高さなどマチマチでちょっと可哀そうな感じになっていました。ツゲは仕立て方によっては刈込みが必要だったり、毎年の管理が必要です。
地面は雑草があります。お隣りが広い公園なので生活の環境的には素敵なのですが、雑草に関しては種が飛んできたりお手入れが必須!南向きですので特にですね。
こんもりとしたツゲですね、これも可愛い感じがしますが住宅とはマッチしていないようです。お客さんもあまりお気に入りではなさそう。
自転車や車をよく置く場所の植物は育っていないようです。ツゲもなくドクダミと枯れ葉が見られます。隣の公園から落ち葉がかなり舞ってくるそうです。
今回は今あるすべての植物にサヨナラして、新しい生活をスタートさせます。それがお客さんにとってまたはご家族にとって良いタイミングと言えます。楽しみですね!
植栽途中【楽しいイベント】
私たちはよくお客さんのお子さんと一緒に植栽をやっています。もちろん植え方を教えて配置はコチラで行っています。なぜ、子供と植物を植えるのか?それは”体験”です。
人生において一番価値があるものとは何でしょうか?私達は”体験”だと考えています。この地球に生まれてきて色んな体験や経験を行う。それによって人生に大きな影響を受けるコトがありますし、この世で唯一出来ることは”体験”することです。自分から進んでチャレンジする、それが”体験です”。
子供たちの『やりたい!』って思ってくれる気持ちを大切にして、植物を彼らの人生のいちページに刻むのです。あの時のあの体験って楽しかったなぁ~って思ってくれたら、それはとても豊かなことだと思います。
ちょっとした体験で大きな人生の決断をするものです。植物を気にかけてくれる子供たちが増えるなら、私達が出来るすべてのことをやるべきだと思っています。自分が植えた植物ですから、ちょっと気にかけてくれると嬉しいものです。
施行後【植物の名前】
植物を全部植えこんだら、職人さんから植物について聞いてもらいたいことがあります。植物の名前と特徴、そして管理についてです。管理は水やりや剪定についてです。普段やってもらいたいことをお伝えしています。
一週間に一回でもいいので、ちょっとだけでも植物のお世話をお願いしています。そうすることでずっと長い期間、植物が楽しめる時間を過ごすことが出来ます。
そして植物の名前をお伝えしています。もちろん覚えきれないので、後日資料をお送りしています。名前は大切ですね、名前を知っていると愛着が沸くものです。そして気にかけてくれます。
植物も生き物ですから気にかけてくれると”嬉しい”って感じています。私達と一緒の生き物ですから私達が嬉しいことは植物も嬉しいのです。
まとめ
ある人がおっしゃっていました。新型感染症が流行ったこの数年、ふと外を見ると桜が咲き、梅雨が来てアジサイが開花する、鳥が花を突っつき、そしてヒマワリが咲いた。『あ、こんな状況だけど、自然はいつもと変わらないんだ。ただ人間だけがあたふたしてる。』
面白いですね、自然の方が人間よりドッシリ落ち着いてる。どんな場合だって平常心でいつも通り、母なる大地は地球という自然です。それを私達が体験する、これほど素敵な人生はありませんよ!みんなで植物を植えて日々の生活を楽しみたいですね!