前回は既存のお庭を綺麗に撤去。
一部土も入れ替えて施工の準備が終わりました。
今回は”石の路盤”を設置して、植物を植えて完成です!
毎回何かしらテーマをもって施工させてもらっていますが
今回は”高さ”にとことんこだわってみました!
高さって?って思うと思いますが
家の高さとか、家の床の高さ、コンクリートの階段の高さ、土の高さ、お客さんの目線の高さ、排水蓋の高さ、植物の高さなど
とにかく色んな高さが存在しますけども。
特に注意したのは庭に入る入り口の高さと、家の床から住人さんが庭を見たときの高さです。
特にお庭を眺めたいと願っておられるご婦人の目線から見たときに
一番バランス良く、それぞれの高さの関係が設定されているか。
家の横の通路を通ってお庭に出てきますが
庭に入る第一歩がすんなり入れるかとか。
何気ないところに気を配って路盤の高さを設定しました。
そういった詳細に気を配ることで全体が美しく見えるのです。
それが私たちの”モノづくりのこだわり”かもしれません。
凄くこだわる必要はないけど、気づいて気を配ってあげるだけでも
完成したときの違いは計り知れないものです。
なぜなら気配りはそれだけではなく、施工中のすべてに気を配っているからです。
植物と石の関係も重要ですね。
植物は成長しますので、それがどのくらい大きくなるのか
どのくらい幅が広くなるのか、知っておかないといけません。
ギュウギュウに植物を詰め込んでも、完成したときには美しいけど
すぐにどれかはダメになってメンテナンスが必要になってしまいます。
または成長して大きくなると、歩くのに邪魔になったり
他の植物の成長の邪魔になったりしてしまいます。
お庭は完成したときがピークではなくて、その何年後かに本当の喜びがあるものです。
本当なのかどうなのか、猫除けの植物もいれてみました!
”タンジー”というハーブなんですが、その物自体はあまり匂いがしない気がしますけど
猫除けに効果があるとされています。
お客さんが黄色いお花がお好きなので
今回、初めて使ってみました。
どう育って効果があるのか楽しみですね!
もとからあってガーデンライトなんですが
まったく使ってなかったみたいです。
もっと左側のリビングから遠いところにあってそうです。
ですので、この機会に位置を変更しました。
リビングからのぞいたときに、その光が植物と石を美しく照らしてくれる場所へ!
ガーデンライトのひかりは優しい光ですので、夜の癒しになってくれるでしょう!
もともとはレッドロビンという植物で生垣になっていましたが
人工木のフェンスを設置しました。
まず第一に、腐らない、メンテナンスがいらないってことです。
かなり作りもしっかりしていますし、木目もリアルです。
当然、日光などでの劣化はおこりますが、以前より格段にイイものになっていますが、考えてみる余地はあると思います。
これも高さと家のどこから見ても、お隣りさんが見切れない場所にフェンスを設置しました。
青い石はときとして”クール”になりすぎます。
冷たい感じがするってことです。
またお客さんの”お庭を明るくしたい”という希望に沿ったものでもあります。
何で温かさを出すかな…温もりをって考えましたが
やっぱりそれは植物の役割なんでしょうね。
これから春を迎えて、植物がのびのびしだすと、このお庭にも温もりがあふれると思いますよ!
世田谷区から、さいたま市中央区まで毎日通って施工しましたが
細かいところまで気を配った、いいお庭が出来たのではないでしょうか!
お客さんも満足していただき、植物が育つのが楽しみとおっしゃっていました。
ちなみにこのお庭の植物は、一年中、何らかしら黄色いお花が咲くようになっています!
まったくお花がなくなることがありませんので、いつもお庭を見るキッカケがありますよね!
毎回、お客さんのご希望にこたえているうちに
新しい考え方や、チャレンジが出来ることが素晴らしいですね。
ありがたい限りです!
さいたま市中央区のお客さん、ありがとうございました。
近くに行った際は、お庭の成長ぶりを伺いたいと思いますので
よろしくお願いします!