お庭づくりは新築住宅などで一から作る場合と、リノベーションなどの今あるお庭を解体して作り替える場合と、2種類の入り口があります。今回のお庭も既存のお庭を一度解体、それから新しいお庭を作る段階に来ています。
前回は大きな梅の木の伐採、砂利の撤去、そして植物を選別して必要な植物だけを残す作業を行いました。そして乱張りの小道をつくる下準備をしました。本日はその小道の下地のコンクリートを打設して、シンボルツリーを植え込みます!
もくじ
施工二日目
乱張りの小道
先日準備しておいた乱張りの小道の掘り込みですが、今回は”型枠大工”をおこなって小道のための枠を作っていきます。それは道のカタチを象るように設置していきます。もちろんお庭全体の高さを考えて、完成をイメージして作っていきます。
コチラが型枠を施工した様子です、枠の中には砕石と言われる基礎部分の砂利が入っています。しっかり転圧していますので地面が下がることがありません。砕石は青空駐車場とかで見ることができますよね!
型枠のポイントとしては①動かない②隙間が無い③楽に解体出来る、の3つが大切です。この後でコンクリートを流し込むので型枠が膨らまないようにする必要がありますし、隙間があると漏れてしまう、そしてコンクリートが固まったら枠を外す必要がありますので楽に作業できるようにしなくてはいけません。
このようにコンクリートを打ちます!本来であれば型枠ギリギリにコンクリートを流し込む方が楽に施工できるのですが、画像では分かりにくいかもしれませんが奥に向かってかなり下がっていく地面なのです。そのため微妙に地面の高さを左官作業でコントロールしております。
この下地のコンクリートは表面を綺麗に整える必要はありません、高さだけキッチリ調整されており表面がある程度整っていればそれでOK!綺麗すぎる表面は乱張りの石材との食いつきが悪くなります。まぁそれほど敏感になる必要はありませんけども、いかに後々で自分たちが楽に作業するか、ですので!
今回使う乱張りの石材は”ドイツ・ゾルンフォーフェン産の石灰岩”です。どのへんかと言いますとドイツの南側、内陸の方のミュンヘンの近くです。この地層は恐竜ファンではお馴染み”ジュラ紀”の地層の石灰岩なのです。そのためこの地方から採掘される石材には画像のように化石が入っていることが多々あるそうです!何とも夢がある石材ですよね~
本日打設したコンクリートが乾いたらこの石材を使って乱張りの小道を作っていきましょう!ちなみに、作業しながら石材に化石がないか確認してみましたが、まったく発見出来ませんでした!
シンボルツリー
型枠大工の作業をしている内にシンボルツリーのハイノキを植えこみました!私達がオススメしている今人気の樹木です!サワサワした細かい葉っぱがとても印象的で半日陰~日陰で育ってくれます。軽やかで枝ぶりも綺麗に広がるような樹形です。今の寒い時期はありませんが、また暖かくなると出回ってくれるでしょう!
花より葉っぱを楽しむ樹木ですで成長もゆっくりです。主に九州で生産されていますので関東ではまだまだ数が少ないです。東京などの都会向きの樹木ですのでこれからも植えこんでいきたいですね!
まとめ
本日は型枠とコンクリートをご紹介しました、ご家庭で型枠の設置なんかは難しいかもしれませんが、これはとても大切な作業です。あとで外して完成時には見えない部分ですので、なかなか重要性が伝わりにくい部分でもありますので今回ご紹介出来て良かったです!
お庭づくりの一部の作業は直接見えない部分であることが多いです。基礎の部分だったり地面の中だったりで、でもそれがとても重要な要素であることは間違いありませんので、またいつか特集を組んでみたいですね!
逆に樹木や植物は”お化粧”的な部分です、とても華やかで目立ちますよね。そのため環境に適した樹木や植物をちゃんとご提案して、さらにグングン成長してくれるよう心づくしています!皆さんがお庭の生活をより楽しんでいただけるよう、また樹木や植物をご紹介していきます!
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