本日、新築のお庭についてプランを提出してきました
その際、自然石とタイルについて、お客さんと1時間ぐらい話しをしました
話題になったポイントは、見た目、お値段、耐久性、メンテナンス
新築で初めてのことなので、誰もどっちがイイなんて分かりませんよね!
今回、実際にお客さんにご説明した
”自然石とタイル”についてご紹介します!
自然石とタイルでナチュラルガーデンの庭づくり
お庭をどんな感じで使うのか
そこが大切なポイントになってくるのです
住宅との相性もありますし周囲の環境にもよります
まずはどんなイメージがはっきりさせてみましょう!
その上で実際にどっちがいいのか
この比較を参考にしてみてください!
見た目
見た目はそのお庭の印象を左右する、大きなポイントとなります
タイルの見た目がよりリアルに、だいぶ良くなっていますので
実際のサンプルなどを見た方が良いです!
■自然石
インド砂岩、ミストラルイエロー
黄色味がとても涼し気な印象です
天然素材の模様はやっぱりいいですね!
そして圧倒的な重量感、石ならではの硬質な印象
ゴツゴツした岩!といった表面です
それでも素足で歩けるぐらい
表面は平で滑らかに加工されています!
■タイル
イタリア産 フィオラクオーツ
タイルの本場イタリアから届いた磁器タイルです
表面は軽い凹凸があり、かなり精巧なプリントがされています!
色味がイエローとグレーっぽいですが
これを両方混ぜて使うコトで、リアルな見た目になるのです
まじまじと見るとプリント感が分かりますが
これが床に張ってあると、全く分からない感じがします
お値段
こればかりはモノによってかなりの幅がありますので
今回はこの二つで比べてみます
あくまで参考程度にお考え下さい!
■自然石
¥11,780円/平米
■タイル
¥9.900円/平米
1メートル四方のお値段です、モノのサイズよって若干変動します
さらに施工方法によって大きな違いがでます
お値段で比べるなら、使用場所、用途、施工法まで一緒にお考え下さい!
耐久性
年数による経年劣化や、モノを落とした時の強度
さらに車が頻繁に乗り降りするなど、いろんな条件があります
■自然石
これは駐車場として施工した自然石です
石、そのものの厚みは3センチです、厚みとしては薄い方です
100キロのモノが乗る、人が歩くや自転車が乗る程度なら
割れることはありませんが
かなり重たい硬いモノを落とすと、バカっと割れます
駐車場として施工した場合は、下地がしっかり作ってあります
車が乗って割れる場合は、初めからヒビがはいっていたか
施工不良、下地が良くなかった場合が考えられます
■タイル
写真のタイルは駐車場では使えません
下地をどんなにしっかり作ったとしても、割れます
このタイルの場合、55キロの力がかかると割れます
ですので人が歩くところでも、しっかりとした下地を作る必要があります!
駐車場のタイルに関して、専用の硬質タイルがあるのです
車が乗る可能性がある場所は、硬質タイルにしましょう
施工が甘かったりすると、それでも割れます
ですので私はオススメしません!
メンテナンス
汚れ具合や掃除に関してです
結構大切なポイントになりますよね!
■自然石
自然石は基本的に色変化もあります、酸化するからです
そして汚れはつきやすい!と考えていいですね
素足でも歩けるほどですが、細かい凹凸や隙間が無限にあります
どうしても汚れはつきやすいです!
掃除は高圧洗浄でOKです
問題なく使えます!、多少欠けたとしても全く問題ありません!
それが自然素材の強みでもあります
■タイル
タイルには種類があります
磁器質タイル、せっ器質タイル、陶器質タイル
材料や作り方によって違いが生まれるのです
1.磁器タイル
石英や長石が原料、1200~1350℃で焼いたタイルです
緻密で硬く、たたくと金属のような澄んだ音がします
吸水性が低いので水回りに使うことが可能です
吸水性が低いってコトはタイルの密度が高い
ギュッとなってるので何も通さない
つまり汚れもつきにくい!ってことです
2.せっ器質タイル
粘土や長石などを1200℃前後で焼いたタイルです
磁器質タイルに比べると吸水性はやや高くなりますが
それでも低い方です
まだまだ吸水率は低い、コレの表面に塗装でもされていれば
汚れはつきにくくなる可能性はあります
3.陶器質タイル
陶土や石灰などを1000~1200℃で焼いたタイルです
多孔質(細かい穴がたくさん空いている構造)なので吸水性は高いです
磁器質タイルとは対照的に、たたくとにごった音がします
陶器は鉢植えでもありますよね
表面はザラザラしていて、かなり汚れはつきやすいです
さらに高圧洗浄するときは弱めに!
新しい場合はしっかり接着されていますが
経年劣化などしていると、まれに吹っ飛んでいくことがありますよ
またタイルは追加在庫を作ってない場合があります
また同じモノを特定するのは難しいです
ハッキリした特徴があればまだしも、白、茶などは無限にあります
まとめ
本日のお客さんとも話していたんですが
すぐには決定できませんでした!
最後は決まったんですがね
しかし”素材”の選択とは、何を重視するか?なのです
見た目が良いのはお値段が高いですし
機能性をとれば見た目がおろそかなりがち
一長一短でもありますので
私たちは皆さんの生活スタイルからオススメを決めています!
初めてのお庭づくりは分からないことだらけ!
不安もいっぱいです!
私たちは皆さんとの対話を大切にしていますので、まずはご相談してください!
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