お庭の雰囲気を大切にしてより機能的に使うのに、石の平板はとっても気軽に使えてオススメの自然素材です。テーブルや椅子を置く場所として大きな選択肢のひとつとして皆さんにオススメしています。
もくじ
自然石を使った庭づくり
石の平板
まずは石を敷く下地を作ります。砕石を5㎝厚に敷いて転圧して固めます。下地は石が下らないようにするためのもので、建物などの基礎全てに入っています。
花壇の枠にも下地を作っておきます。もちろん地面に埋め込むだけで完成しても良いですが。今回は花壇の地面の方が高いので、セメントを使って自然石を固定して土壌が隙間から出てこないように仕上げます。
石の平板は表面に凹凸があり、サイズもピッタリではありません。それぞれに個性がありますので石を選んで設置しましょう!
また使いやすいようにするために表面に水が溜まらないようにします。そのため少し斜めにして設置するのです。どのくらいか?と言えば、1mに1cmぐらい傾くように傾けるのです。
その傾きを水平器で確認しましょう!雨などで石の平板の表面に水が溜まらないようにする、それを”水勾配”と言います。水平器では”ひとメモリ”ぐらいつけておけばOKです。
どっち方向に傾けるのか?通常は家が高く、家から遠い壁方向が低い。ですが今回は家側が低く壁側が高いようにしています。それは環境や条件によって変えても良いものです。
ちなみにこの石の平板、セメントを使わなくても設置出来ます。それでもある程度実用性があるように使うことも可能です。施工にはちょっとしたコツがありますがね。
花壇枠
平板が出来たら次に花壇枠を設置していきます。こちらも今回はセメントを使って、実用的に設置してみます。
まずは自然石を並べて完成をイメージしてみます。ポイントとして自然石同士が点と点で接しないよう、手と手を合わせるように、面同士接するようにして出来るだけ土壌などが流失しないようにします。
また自然石の高さを合わせるとスッキリした、シンプルな花壇になります。あえて高さを合わせず凸凹した仕上げにすると、自然石の存在を主張するような花壇枠になります。
どんな感じで仕上げるのかは、実際に石を置いてみると良く分かりますよ!幅広にするのか?高くするのか?平板との関係は?植物が育つとどうなるのか?いろんな風景を想像してみましょう!
まとめ
今回はお客さんが求めるモノを実現するために、セメントを使って施工しています。もし皆さんがご自分で庭づくりをするなら、必ずしもセメントを使う必要はありません。
下地や基礎があってその上に自然石を設置するだけで、ある程度の役割を果たすことが出来ます。施工方法は選択であり、求めるモノによって変えて良いのです。良し悪しではないという事です。
そして自然石は特別ではありません、かつての日本だって石はたくさん使ってましたし、そこら中、穴を掘れば石が出てくる。それだけ材木と同じような便利さで日常的な存在なのが、自然石なのです。
それをちょっとだけでもお庭に取り入れると、お庭はもっと楽しく使いやすく、そして優しい存在になります。
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次回は?
いよいよ今回のメインである芝生の張り替え作業を行います。施工主さんがずっと大切にしてきた芝生。樹木や環境が変わって一部で育たたなくなった。でもリアルな芝生がイイ!
そのための芝生の張り替え作業を行います。品種を変えて、自然のチカラを借りて芝生を育てようという試みです。楽しみですね!