この品川区の庭づくりも終盤を迎えています。もとからあったお庭の整理整頓から不要な樹木や植物を伐根して処分、お好きな植物や大切にしたいモノは再利用します。
植物は管理が全てだと思っております。もちろん植えこむ環境や土壌のバランス、そして日照。どれも大切ですが育てるってことが管理だとすると、それがとっても大切だということはお分かりいただけると思います。
前回、人工芝の下地をしっかりつくっています。再度、綺麗に整えて本日から防草シート設置して人工芝を貼っていきます。どれもとても大切な作業です、完成が楽しみですね!
植栽は樹木を植え込んで低木や大き目の植物の配置を考えて植えました。最後は小さな植物たちを植え込んでいきます。特に人工芝との境目の”黒い枠”を植物で隠していく予定ですので、成長を考えて植栽していきます。
ちょっとしたコトでお庭はより自然に、より安らぎのスペースに、より癒しの空間へ進化していきます。皆さんにとって生活の一部になってくれると嬉しい限りです。
もくじ
四日目
防草シート設置
いつも通り、人工芝の前に防草シートを設置します。端っこまでキッチリ防草シートを張りましょう。端っこは最低でも1cm立ち上げます。あまり目立たない場所では防草シートを4cmぐらい立ち上げることもあります。
ポイント!
- 人工芝を設置する方向とクロスする向きに設置します
- 防草シート同士は最低でも10cm重ねること
- 防草シートを止めるピンは少な目にする
ポイントはより良い庭づくりに参考にしてみてくださいってコトです、絶対じゃない。でもより良いお庭づくりは綺麗に完成しますし、防草効果もかなり高くなるのでオススメです。
人工芝設置
人工芝を設置する道具はとてもシンプルです。カッターに金槌、そして長い真っすぐな何かがあればもっと綺麗に設置出来ます。カッターで切って金槌で固定、簡単に施工ができます。
しかし私達は職人でもあるので、施工のポイントを知っているうえ、それを実行することが出来るのです。人工芝の施工のポイントは”道具の使い方を知っている”ということでもあります。シンプルな道具をきっちり使うことが出来ることが、施工のポイントでもあるのです。だから職人なんですね!
もちろん”人工芝”そのものについても、ちょっとした施工のコツがあるのです、それは”人工芝の接続”に関してですが、それをいかに自然になるよう、目立たないように施工出来るかどうかなのです。それはまた”特集記事”でご紹介したいと思います。
完成
何度打合せやプラン変更をへて、良い季節を待って雨で延期になりながら、やっと完成!といったところです。やっぱり無理して植物を植え込んでもそれは冒険やチャレンジといった感じ、可能でしたら良い時期を待つことも大切ですね。
人工芝も綺麗に収まっています。人工芝同士のつなぎ目も分からないぐらい綺麗に施工出来ていますね。この人工芝は最後に”珪砂(けいさ)”という砂を撒いて完成です。珪砂には人工芝の草の起毛を保持したり、人工芝自体、風で飛ばされないようにする役割があります。珪砂自体は人工芝の隙間に入ってしまうので見えなくなります。
さらに人工芝の草をデッキブラシなどで起毛させることで、住宅側から綺麗な景色を楽しむことができます。それは人工芝のメンテナンス方法でもあります、簡単な作業ですがちょっと体力勝負!
植物が綺麗に整理されてこのお庭の広さが際立っています。今回のお客さんの希望は”お庭を広く”でしたので、まず住宅と植栽帯の間を広くスペースを取る事にしました。植物は厳選して整理整頓して配置し直しました。とてもスッキリしています!
忙しいご家族のため管理が楽な人工芝とお好きな植物が楽しめるエリア、植物の管理は私達が継続して行う予定ですので、育っていく様子もリビングから楽しんでいただけます。
完成した今も素敵ですが、管理を続けていく2年後はもっと素敵になっていると思います。それが一番植物にとって大切なことだと思っています、楽しみが続きますね!
まとめ
私たちのプランのテーマは”共存”です、2つの違うモノが一緒にバランスを取って生きていく。和と洋の植物だったり朝日と夕日だったり、それは色々な意味を持っています。明暗だったり天と地とだったり、なぜか2つってどっちかになりがちなんですが、3つならどっちでもないのでバランスとれそう。
でも人間ってきっと3番目の存在なんだと思います。だって白黒つけるって天使と悪魔みたいに、正しい間違ってるっていう世界、だけど人間ってそれだけじゃない、グレーだっていっぱいある。それが人間って思う今日この頃、怖いものも無くなり、小っちゃいプライドもなくなり、自分の人生の目標だけで生きている今。色々面白くなってきた!
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