ウッドデッキ&日除けパーゴラ|夏の必需品!子供のための屋上庭園❹

今回の”屋上の庭づくり”はこれで終わりではありません。この新しいくつろぎの場所を。より豊かに過ごすために家具を入れるコトになりました。

家具と言っても屋外でどうなの?って思われる方もいらっしゃると思います。雨や風に耐えられるものってあるの?

もちろん屋外で使っていただけるものは沢山あります。材質も色々でアイアンや籐、材木、アルミからステンレス製まであります。

屋外家具

高級材木チーク

アジア圏で生息している高級材木の一種のチーク材

私たちが今回オススメするのはチークという材木を使ったものです。チークは昔から家具に使われてきた歴史ある材木です。

主にアジア圏で取れる落葉高木、軽くて固くて腐りにくい。建築や船、馬車などに使われてきました世界三大明木のひとつです。

今では伐採が禁止され、植林された中で皆さんの家具として使用されています。天然ものはミャンマーのみで管理され計画的な出荷を行っているようです。

世田谷区の個人邸屋上に設置した高級木材を使った自然木屋外家具

なんとも美しい木肌をしていますね!見た目も触った感じも柔らかさを感じるマットな感触です。木目のマーブル状の模様もランダムで変に主張しません、落ち着いた印象を与えてくれます。

材木ですからこれも2~3年でシルバーへ退色していきます。変色は環境によってかなり違います、南側の日差しが当たる部分は退色が早いです。

それでも磨けば色合いは戻りますし、塗装のメンテナンスも可能です。

皆さんが気になっているのは”雨による材木の腐食”でしょうか、チークは腐食しません。最低でも100年は腐らないされています。

完成!屋上庭園

今回のご依頼は安心して遊べる屋上庭園、家族でゆったり展望を楽しんで過ごせるスペース。ウッドデッキと日除けパーゴラと人工芝でした。

この場所はかなり開けていて目隠しを気にする必要は少なく、とても恵まれた環境でもあります。問題があるとすると日差しと風の影響でしょうか。

私たちも多くのウッドデッキやパーゴラを設置してきましたが、かなり広いスペースの庭づくりとなりました。

完成した世田谷区の個人邸屋上の日除けパーゴラとウッドデッキと人工芝の庭づくり

ウッドデッキは自重で風にあおられる心配はほとんどありません。自然木はそれだけ重量があるので屋上には最適と考えています。

パーゴラはそのほとんどが骨格で形成されています。壁はないので風の影響は最小限であると思います。また地震などの揺れにも対応するよう支えを設置しています。

テーブルと椅子

チーク材を使った屋外家具が設置されたウッドデッキと日除けパーゴラの庭づくり

全体がとてもシンプルなので溶け込むように、チーク材の屋外家具はとてもシンプルなデザインにしました。

またその使い方次第ですが、家具の脚をカットして全体を低くしています。お客さんやお子さんの体格や”くつろぎ”という観点から、ずっと座っていたいと感じる高さにしました。

実際、身長180cmの私が座っても違和感なく、腰や足が疲れることがありませんでした。素材の良さも相まって最高の納まりの家具になりました。

ウッドデッキでくつろげるように脚の長さを調整したチーク材の屋外家具の脚

家具の脚にはアジャスターが付いているので、ぐらつきなどもありません。もちろん室内でも同じように使っていただけますよ!

ちなみに、ウッドデッキのイタウバ、家具のチークと材木の違いが良く分かりますね!それぞれの特徴があるのが自然素材の面白さであり、多様性ですね。

日除けシェード

日除けパーゴラの90%紫外線をカットするシェード

日除けに関してはいろいろとありますが、出来れば紫外線を防ぐものだとより良い環境づくりと言えます。紫外線は身体に貯蓄されていくものです。出来るだけ避けるのに越したことはありません。

それでも安価なシェードであっても日陰をつくることは、夏の環境づくりでは最低限望ましいことです。日向と日陰では10~20℃近く違うものです。

水や風は通すけど紫外線の90%は防ぐ日除けネット

天気予報で35℃だとしてもアスファルトやコンクリートの上では40℃を超えることはしばしば、そんな真夏日でも木陰は28℃ぐらいになるものです。

木が植えられないならシェードで日陰をつくる、これからの時代はそんなちょっとした手間が私たちを守ってくれるでしょう!

まとめ

世田谷区の個人邸屋上に設置したウッドデッキとパーゴラとチーク材の屋外家具

この場所を使っていく上で、周りに鉢植えを設置して植物を楽しむなど、もっともっと豊かな時間を過ごすプランはあります。

自然素材の良さのひとつに”素材が生きている”ということがあります。加工された材木でも呼吸はしていますし環境で変化もします。

また触った感触や優しさを感じる見た目、漂う香り、その全てが同じ生き物である私たちには癒しであり共感できる空間なのです。

住宅には自分たちや家族に優しいものであった方が良いでしょう、そして庭はその一部です。『帰ってきたい、ずっと居たいと思う空間づくり』こそ私たちが目指すところです。

今回の庭づくりをさせていただいた施工主さん、ご家族のみなさん、資材を提供してくれた業者の皆さん、施工してくれた職人さんたち、スタッフのみんなに感謝して、また楽しい庭づくりをしたいなと思う私でした。ありがとうございました。

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この庭づくりの初め

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