自然石の道はしっかりとした準備、確認が必要ですね!
ランダムに自然風に石を並べていくとしても
それはキッチリと並べる事ができるから
逆に自然風に並べる事が出来るのです
前回では自然石の道をつくるのに
”仮置き”をしました
試しに一度置いてみて、どんな感じなのか確認するのです
イイ職人さんはとても慎重です
慌てず確認しながら進めていきます
作業して、確認して、作業する、その繰り返しですね
もくじ
庭づくり 3日目
通常の庭づくりでは、まずカタチから作ります
それから最後に植物を植栽して完成!となるのですが
今回は先に植物、それからカタチをつくります
世田谷マンションのお庭の骨格は”自然石”です
植物は前回、植栽しましたので
本日は本格的に自然石を設置していきます!
植物を植えるのも楽しいですが
石を設置していくのもとても楽しい作業です!
自然石の道
![世田谷マンションの自然石の道の設置工](https://grengren.com/wp-content/uploads/2020/11/1-6.jpg)
前日に引き続き、もう一度確認していきます
自然石はセメントで固定しますが
全部がバラバラにならないように、下には鉄のメッシュを敷きます
メッシュは石同士をセメントで連結するために敷きます
バラバラに石を設置すると、モロく、外れやすくなります
強度を増すために全部の石を関係づけていきます!
そのメッシュを敷いて
さらに石を置いて場所を確認します!
曲線のラインがとても重要!
![世田谷マンションのナチュラルガーデンの庭づくりのテーマとプレゼン資料](https://grengren.com/wp-content/uploads/2020/11/ca0e939beff917277a57e1f5bf145159.jpg)
この庭は、今回のテーマである
『南仏、リュベン地方、ゴルド』をもとにしています
観光地でありながら、そこには地元の方々の生活があるのです
その場所に行ったかのように感じてもらえる
そこに美しさだけではなく、匂いたつ生活感も感じる
空間に大切なのは”肌で感じる空気感、雰囲気、気配”なのです
この道は整っていながらも自然な感じでラフに作ります
ちょっとしたことなんですが
”真実は詳細に宿る”と言われています!
![自然石の道をセメントで固定していく作業](https://grengren.com/wp-content/uploads/2020/11/3-4.jpg)
場所や感じがつかめたら、実際に作業にうつります
セメントでしっかり固定します
上を実際に歩けるようにします
これは歩けるように作らないと、道だとは思われません
実用的にも今後、植物のメンテナンスを行う必要もあります
そのためには道は歩けて、安全でなくてはならないのです
![完成した自然石の道](https://grengren.com/wp-content/uploads/2020/11/5-4.jpg)
壁まで行ったらそこまでですね!
”自然石の道”完成です
フランスにあるような石畳に仕上がりました!
![植物の隙間から見える自然石の道](https://grengren.com/wp-content/uploads/2020/11/7-3.jpg)
周りに他の石材を置いてみて
全体の雰囲気をつかんでいきます
植物の隙間からのぞく石畳がイイ感じですね!
より本物らしく感じるには
石畳をそのまま見るのではなくて
”何かに隠されている”方がより自然なのです
テーマである”ゴルド”は細い自然石の道がたくさんある街
『この道はどこに続くんだろう…』
そんなワクワク感が観るものの興味を引くのですね!
さらに植物の鉢植えの周りに、同じ石を置いてプランター隠します
同じ石を使うことで、全体の統一感がでます
さらに地元の石であることを強調することが出来ます
日本でも同じですが、昔はその場所から取れる自然石を使って
地元の人達が道を作ったり、土留めのために積んだりしていたのです
つまり石を使うことは生きていくための”生活”だったわけです
自然石の平板
![自然石の平板の設置作業](https://grengren.com/wp-content/uploads/2020/11/9-3.jpg)
周りには自然石の平板を設置していきます
”町の広場”そういったイメージの場所としてです
凹凸が少なくて、実際の庭づくりでもよく使う平板です
”広場”は人が集まり、交流する場所
このお庭を作る意味、そのものなのです
庭を観に集まってマンションの皆さんが交流する!そんな意匠
その場所としての”広がり”を感じてもらうための平板
この平らさがマンションの通路の平面につながるイメージです
![自然石の平板の設置完成イメージ](https://grengren.com/wp-content/uploads/2020/11/8-3.jpg)
画像の場所は排水の位置ですので
排水の掃除をするときに
この平板も外せるようになっています
ですのでセメントで固定などはしません
目地もつめて出来るだけそれぞれが動かないようにします
![自然石の平板の設置の様子](https://grengren.com/wp-content/uploads/2020/11/12-1.jpg)
排水の場所以外は、この平板もしっかり固定します
セメントを目地につめてリアルな感じにします
石畳と同じようにメッシュも敷いて
セメントで一枚づつ固定していますので
上を人が歩いても安心です!
植栽
![石の設置と同様に植物の植栽も進める](https://grengren.com/wp-content/uploads/2020/11/13-1.jpg)
全体の雰囲気もつかみたいので
下草などの植物も置いてみます
成長や日当たり、数年後はこんな感じと考えます
プランターでの植物の成長は、地植えとは違います
土の量やエネルギー量が全く違います
植物同士でケンカすることもあります
ちなみにこの場所自体、日中はほぼ日陰です
午前中の数時間しか日差しはみられません
植栽の時は2~3年のスパンで考えています
ある程度時期が進むと、育たない植物や枯れるものもあるでしょう
植え替えする必要はあるものと考えています
![引いた場所から見て植物や全体のバランスなどと確認する作業](https://grengren.com/wp-content/uploads/2020/11/10-3.jpg)
石を設置したり植物を植える前には
引いた場所から見て、全体のバランスなどを確認します
こういった確認作業が本当に大切です
そして植物と石の関係を見ていきます
それぞれがバラバラになっていないか、関係づいているか
助け合っているか、いろんな角度から見ていきます
![上から見て全体のバランスや関係性を確認する作業](https://grengren.com/wp-content/uploads/2020/11/14-1.jpg)
上から見えると分かりやすいですかね
自然石の上に植物が被さっている様子が分かりますね
さらに植物が成長してくれると、もっと被っていきます
石はそれだけではなく、お庭の一部なのです
植物との対比によって石と再認識するのです
”それぞれが関係づいた”そういったお庭を求めています
まとめ
![世田谷マンションの施工時の天候の様子](https://grengren.com/wp-content/uploads/2020/11/15-1.jpg)
施工時は少し雨が降ったり、曇ったり、晴れたり
いろんな空の表情を見ながらの庭づくりでした
雨が降られると大変ですが、それでもお庭には雨も似合います
とくに自然石の表情は濡れた時が一番良く観えます
砂利ひとつも自然石です
また石はミネラルの宝庫ですから、植物とは相性がいいものです
本来、人間は自然と共存していましたので
人間と植物も相性が良く、今でも私たちは自然や植物を必要としています
昔の生活に戻るのではなく、今の生活に植物をプラスする必要はあると感じます
![マンションのナチュラルガーデンの庭づくりの施工様子](https://grengren.com/wp-content/uploads/2020/11/16-1.jpg)
世田谷マンションのナチュラルガーデンの庭づくり
3日目が終了ですね
登場する予定の自然素材が、すべて登場しました!
あとはコレらを配置して
世田谷マンションの庭づくりは進んでいきます
ここまで来ると、マンションの住人さんも
前を通るたびに足を止めてくれて
話しかけてくれるようになります
植物の話し、石について、テーマについて、メンテナンスについて
皆さんは提案書をご覧になって、自分たちで投票したので
やはりそれなりに気になってくださっているようでした!
”関心”はキッカケです
それが”興味”や”愛”に変わったりしてくれたらいいですね
それたの反対語は”無関心”です
![造園会社ぐりんぐりんへのお問合せアイコン](https://grengren.com/wp-content/uploads/2020/08/1-7.jpg)
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植物、自然石、花壇、マンション、個人邸、など
どんなことでもご相談してみてください
![造園会社ぐりんぐりんのLINE公式アカウントの画像](https://grengren.com/wp-content/uploads/2020/09/6e5a30e0cc5cfaa1a21794a132e7db75.jpg)
今ではLINEの方が気楽にご相談していただけるみたいです
施工する際の連絡もほとんどLINEを使っていますよ