お問合せをいただいたのは、2020年7月24日
またこれから暑くなる時期でした
『カスケードから庭へしたい!』
マンションのご担当者からそんなお話しを頂きました
担当と言ってもマンションの”植栽委員”
いわゆるマンションの住人さんのボランティアです
手に持っていたのは、ポストイットがいっぱい差し込まれたお庭の本
第一印象は”本当に勉強してるんだな”と言うことでした
私達二人で伺っていたのですが、二人とも本当に心打たれたのです
『カスケード』
上部から滝のように水が落ちてくる仕組みです
このマンションの”顔”という位置で、皆さんが気に入っていたそうです
ところが水漏れなど、問題が多く
メンテナンスにもかなりのご予算がかかるということ
それならば”カスケードをお庭にしてしまおう!”と発案
私達はそれが可能なのか、お話しすることになりました
そして、3つの造園会社のアイデアをマンションの住人さんで投票!
一番表が入ったお庭のアイデアを採用することになったのです
ぐりんぐりんのアイデア
プレゼン資料 序文
これはプレゼン資料の序文です
まず、どんなお庭を提案するのか
私達から皆さんへの手紙ですね!
フランス ゴルドとは
そしてフランスのゴルドの説明です
なぜその場所を選んだのか!?
そういった意味と、今回の旅行先をご紹介します!
ゴルドは画家マークシャガール、作家ピーターメイル
映画監督リドリースコットが愛した場所なのです
天空に浮いているように見えて
細い石畳の路地は迷路のよう
丘の上の城壁シャトーの展望、今は役場になっているお城
教会からは”リュベンロンの谷”を見下ろすことができます
この場所を選んだのは、このマンションにお住まいの方々の
年齢や構成など、いろんな要素から選別しています
ただ有名だからとか、そういった意味合いで決定することはありません
手描きのイメージ図
イメージ画です
私達は手書きでイメージを伝えています
それはカタチ以上の感情をご理解いただくためです
このアイデアにしたのも、すべて意味があるのです
今回のテーマは”南仏プロバンスの丘”
なぜって?ある世代にとっては憧れの旅行先だと思ったのです
新型コロナで部屋にこもって自粛生活
でもこのお庭を観て、少しでも南仏の香りを感じて欲しい!
そんな願いが込められているのです
そして私個人的に、もうひとつの秘めた願い
それはある人をココに連れていきたいと思ったからです
とても個人的な感情なので、また後日談でお話しすることに!
投票の結果
住人投票が行われ
結果、私達のアイデアが採用されることになりました!
これは感謝しかありませんね!
お庭づくりが出来る!
カスケード
お住まいの方々が交わる、ちょうど中心にカスケードがあります
人通りが多く、人と人が出会う場所
そんな街角のような、集い、語り合う場所、そんなお庭が目標です
庭づくりが終わって
住人さんたちが、ふとこの前で立ち止まる
お庭の話題から、いろんな話しが生まれる、そんな空間!
血の通った、温かいお庭づくり
優しい気遣いがある繊細なお庭
人気が人を呼ぶ、そんな空間
無機質なカスケードから
そんな空間がお庭で体現出来たら最高ですね!
自粛生活にも潤いが生まれます!
まとめ
私達のお庭づくりは様々です
ひとつのカタチに収めることはできません
それはその人ために考え、作っているからです
ハッキリとした目的のあるお庭づくり
描く未来があるお庭づくり
達成したい感情がある、そんなお庭づくりを行っています
皆さんのご希望はどんな感情でしょうか?
どんな目的が、未来がありますか?
まずはお話しから聞かせてください!
ハッキリとしたビジョンが無くても大丈夫です
私達との会話の中で何かが見えてきます
どんなことでも結構です、まずは声をかけてみてください