お客さんからご連絡いただいたのは
約一か月前!
お電話口でお急ぎのご様子でした
住宅の外壁塗装のため
伸びきった樹木を剪定して欲しいとのご依頼
さらに、年末に向かって植木屋さんが忙しく
お庭の樹木の剪定をしてくれない!
というお困りのご依頼でした
場所がら私たちのご近所でしたので
他の現場の途中に伺いました!
師走になると、こういったご依頼があるものです
もくじ
世田谷区のお庭 剪定管理
剪定管理前【before】
現場に伺うと、もうすでに植木がモジャモジャしてました
これはかなりの期間、剪定管理されていないと感じました
伸びきった樹木を短くするのは、色々と問題もあります
伸びた樹木を剪定する、これはかなりの長さを切る必要があります
これを”強剪定”と言います
太い枝を切らなければなりません
強剪定を行った樹木は”生命の危機感”を感じます
すると樹木は”生きよう!”と思うのです
その結果、さらに太く強い枝を遠く伸ばそうとする
そうなると樹木は大きく、背が高くなってしまいます
”また切らなきゃ…”
さらに太く長い枝を切ることになります
悪循環ですね
理想は柔らかい枝をこまめに剪定することです
樹形や樹木にとって優しい管理が出来るのです!
背が高き樹木のたくさんありました!
4メートルを超えるモミジ
6メートルを超える常緑ヤマボウシ
7メートルを超える白樫
樹木を植えたときは
自然を意識した植栽にしたそうです
どれもあまり手を入れられていない樹木たち
結果的に大きく育ってしまっていた
強剪定を行うと樹形が崩れてしまいます
せっかくのナチュラルガーデンの樹木たちが
かわそうな樹形の樹木になってしまうのです
一旦そうなると、もう元には戻りません
はじめは小さかったとおっしゃる”プリペット”
今では道路に飛び出てしまうぐらい成長!
かなり幹も太くなっているので、ひと夏でこのくらいに!
個人邸などで問題になりやすいのは
”近隣や道路に飛び出てしまった樹木など”
定期的に剪定を行う必要がありますよね
コチラでは植栽した植木屋さんが
一人で年に一回だけ、剪定に来ていたそうです
見た感じ、すべての樹木を剪定はできそうにないです
つまり2~3年に一回しか剪定していない樹木がある
それはもうかなり大きくなって、元には戻らない状態
それが7メートルを超える状態になってしまって
樹形も良くない状態になっている
それがナチュラルなのか…
ナチュラルガーデンは自然とは違います
人の手が入って管理された状態
それが”人と庭と自然が共存できる環境”だと感じています
剪定、除草後【after】
プリペットも剪定しました
道路と近隣に考慮して、さらに成長を制限する剪定
また初夏に剪定できるといいですね!
落葉樹は今の季節に剪定をしっかり行います
葉っぱが出だして剪定は、枯れるリスクもあります
樹木によりますが11~3月までに剪定するべきです
除草も落ち葉も綺麗にします
本来なら落ち葉はそのままで、自然に返しても良いです
それは皆さまがお決めになることです
特に広葉樹の葉っぱはミネラルが豊富
果樹などがあるならそのまま栄養にしましょう!
甘い果実が収穫できるかもしれませんよ
今回は綺麗に掃除します
落ち葉をそのままにしておく、メリットが少ないからです
また初めて訪問したお庭なので、植物の状態を知るためでもあります
お客さんのご希望では、草花をもっと植えたいらしいのです
また出来るなら新しいお庭にしても!というお考えもあるのです
それならば綺麗にして、一緒にお庭を観ながらご相談したいのです
他にも砂利の駐車場を変えたいなど
いろんな理想があるらしいのです
ただ!建築家さんのことも考慮しないといけないコトも!
どうやら、とある建築家さんデザインみたいで
勝手に植栽を変えたりとか、あまりいい顔されないみたい
それも気を使いますね…
ちょっとした植栽も勝手に出来ないなんて
建築家さんの家でもないのに
世の中、いろんなコトがあります
ただ!とても素敵な住宅ではあるのです
住宅全体をお見せできないのが残念なぐらい
素敵な家なのです!
まとめ
私たちは”ナチュラルガーデンの庭づくり”を行っています
それは”自然”とは違って
ある程度、管理されたお庭のコトを指してします
山々や植林なども
人の手が入って、はじめて理想的な状態になっているのです
人の手が無い自然は、粗野で野生なのです
”自然”はときに恐ろしく、狂暴で、荒々しい
それとは対照的に精密で、繊細で、そして美しい
人のチカラが及ばない領域だから、私たちは自然に魅了されるのです
”ナチュラルガーデン”は共存です
人の生活に寄り添った自然、共に生きる自然、人のための自然
そう私たちは考えています
皆さんが管理できるだけの自然をお庭に!
またはご希望されるだけの自然をお庭に!
実現するため、私たちがお手伝い出来る事があります
皆さんの生活に寄り添った
皆さんのためのお庭づくり
それは世界でひとつだけのお庭なのです