続きまして”誘引フェンス”をご紹介します!
誘引フェンスはつる性の植物を絡ませて
目隠しに使ったりするフェンスです
また、つる性植物を楽しむモノでもあります
あとでご紹介しますが
通常のフェンスより”立体的”になっているので
植物が絡まりやすく、目隠し効果が高いです
何でも”専門”はいいですね!
知識も経験もあるので、特に職人さんは良いです
キッチリ仕事をやってくれるので助かります!
もくじ
施工前 【アルミフェンス】
![普通のアルミフェンスにつる性植物が絡まった世田谷区の個人邸](https://grengren.com/wp-content/uploads/2021/02/1-1.jpg)
以前はよく見かける”アルミフェンス”がついていました
花壇からつる性の植物が絡まっていたので
パッと見は、誘引フェンスみたいになっていました
『もう植物が絡まってるからイイじゃん!』って感じですね
ところがお隣さんの目線が
バッチリ目が合ってしまう高さなんです!
それが以前から気になっていたそうです
お隣さんが建て替えを行う、そのタイミングで
『高いフェンスに交換しよう』というのです
50cm高くなると結構違うものです
解体
![アルミフェンスの解体した世田谷の個人邸](https://grengren.com/wp-content/uploads/2021/02/2-1.jpg)
まずは植物を撤去しました
そしてフェンスを外したところです
かなりスッキリしましたね!
アルミフェンスは施工も簡単ですし
解体も簡単に行うことができます
![試しに誘引フェンスを仮置きして様子を確認する](https://grengren.com/wp-content/uploads/2021/02/3-1.jpg)
誘引フェンスを仮置きしてみました!
サイズ感や長さなどを
今一度、確認してみました
作業はいちいち確認して行うと
やり直しが少なくて上手くいきますよ!
![アルミフェンスの支柱を解体した世田谷区の個人邸の花壇](https://grengren.com/wp-content/uploads/2021/02/4-1.jpg)
そしてアルミ支柱を解体しました!
セメントで固定されていましたので
”斫り”という作業を行って解体です
![アルミフェンスを斫る解体作業](https://grengren.com/wp-content/uploads/2021/02/5-1.jpg)
斫りを行う機械ですね!
サンダーをいう機械で、コンクリートを斫りたい部分を切ります
その上で斫りを行っていきます
この機械はマキタというメーカーで
”電動ハンマ”という機械です
家庭の100Vで使う事が出来ますので
ある程度の斫り作業であれば
簡単に作業出来ますよ!
誘引フェンス設置作業
![誘引フェンスの支柱を立てるための穴あけ](https://grengren.com/wp-content/uploads/2021/02/6-1.jpg)
そして誘引フェンスの支柱を立てていきます!
ある程度の大きさに穴をあけて
そこに支柱を立てていきます
土面に支柱を立てるなら
一辺が20cmぐらいの穴を開けたいですね
そしてフェンスの高さにもよりますが
穴の深さは30cmぐらいでしょうか
余裕をもって40cmぐらい掘っておきます
穴の底の10cmは砕石という砂利を入れます
そこに支柱を差し込んでモルタルを入れます
モルタルについて
⇒おしゃれなモダン花壇!オススメ!備長炭のようなレンガ|中野区
![誘引フェンスの支柱を垂直に固定する方法](https://grengren.com/wp-content/uploads/2021/02/7-1.jpg)
支柱を垂直に設置するには
この”クランプ”を上手に使えると便利です!
高さが決まった段階で
クランプで軽く固定しておきます
それから微調整を行っていきます!
ひとつのクランプで固定されていると
そこが支点となって、支柱は前後左右と自由に動きます
その状態で左右と前後で水平を取っていきます!
![誘引フェンスの支柱の水平を確認する作業](https://grengren.com/wp-content/uploads/2021/02/8-1.jpg)
水平器が必要ですね!
iphoneにも水平器アプリがありますが
まだコチラの水平器の方が正確なようです
水平器の長さがいろいろありますが
アルミ支柱はかなりの精度でまっすぐです
そのため、短い水平器で十分水平が取れます
自然木など曲がりやねじりがある材料の水平を見る場合は
長さがある水平器を使って方が、キチンと測れます!
ちょっとしたコツですが
短い水平器ひとつあれば何でも測れます
測りたいモノに長さがあるまっすぐな何かを挟んで測ればOK!
![かなり精密で水平を測る職人さん](https://grengren.com/wp-content/uploads/2021/02/9-1.jpg)
ココで精密に測りましょう!
何ミリかは問題ありませんが
キッチリ水平が取れれば、あとは簡単ですよ
![アルミフェンスの施工で支柱で水平が取れた後の施工](https://grengren.com/wp-content/uploads/2021/02/10-1.jpg)
水平が取れればモルタルで固定していきます!
表面はそのまま完成になり、見える部分になりますから
最後まで綺麗にコテでなでましょう
![アルミフェンスの施工の支柱をモルタルで固定した後の支柱](https://grengren.com/wp-content/uploads/2021/02/11-1.jpg)
花壇の中の支柱もモルタルで固定します
壁のブロックと繋げる方が強度が増します!
支柱の深さは30cmはありますから
20×20×30cmぐらいの量のモルタルで固定しましょう
本来であればモルタルが完全に乾くのは
3日間ぐらいかかります
特に今は冬ですから、乾きも遅くなります
逆に夏は乾きが早いから
支柱が曲がっていた場合など
修正が大変ですから、しっかり確認しましょうね!
![支柱をモルタル固定して丸一日あける誘引フェンスの施工](https://grengren.com/wp-content/uploads/2021/02/12-1.jpg)
クランプをつけたままモルタルを乾かしていきます
今回は丸一日、放置して乾かします
このアルミフェンスというのは
重量があまりありません
ですので支柱にかかる負担も少ないのです
そのため、支柱は4cm角です
支柱としては細い部類になります
アルミフェンスでも背丈が高くなれば
支柱の太さも4×6cmぐらいになります
これが自然木の木製フェンスともなると
かなりの重量になりますので
おのずと支柱も太く、9×9cmの太さになります
![施工前と施工後で支柱の高さが変わった世田谷の個人邸](https://grengren.com/wp-content/uploads/2021/02/2-2.jpg)
左が施工前、右が誘引フェンスの支柱です
かなり高さが変わりましたね!
50cmぐらい高くなりました
![誘引フェンスを設置している職人さん](https://grengren.com/wp-content/uploads/2021/02/14-1.jpg)
支柱さえしっかり固定出来れば
あとは誘引フェンスをひっかけて、ボルトで固定するだけ!
簡単施工ですよ
ただ既製品ですから、長さの寸法など決まっています
ですので施工前にしっかり測って予定を組んで施工しましょう!
自然木を使って木製フェンスをつくるときは
自分たちで好きな長さにカット出来ますので
施工にミスが少ないですね!
誘引フェンスの設置完成
![誘引フェンスの設置完了した世田谷の個人邸の花壇](https://grengren.com/wp-content/uploads/2021/02/13-1.jpg)
誘引フェンスの設置が完了しました!
立体的なフェンスが印象的です
![面白いカタチの誘引フェンス設置工事完了](https://grengren.com/wp-content/uploads/2021/02/16-1.jpg)
誘引フェンスの中心に支柱を差し込む構造
そのため立体的な作りだけど、思ったより幅をとらないです
この状態で前後の幅は5cm以内に抑えられています
つる性の植物が絡みやすい構造です
前後に厚みが出ますので
目隠し効果が高まりますよ!
![あとはつる性の植物を植えこむだけの世田谷の個人邸](https://grengren.com/wp-content/uploads/2021/02/15-1.jpg)
あとはつる性の植物を植えこむだけ!
まだまだ寒い時期が続きますので
適正な季節を迎えたら、植物を植えこんでいきましょう!
施工前と後【before & after】
![世田谷の個人邸のアルミフェンス交換施工前と後](https://grengren.com/wp-content/uploads/2021/02/1-2.jpg)
圧倒的に”高さ”が違いますね
今回の施工の目的は”高さ”でした
あまり日が入ってこない場所ですが
施工前の植物はしっかり育っています
この環境に適しているようです
![半日陰でも頑張って育ってくれるカズラ](https://grengren.com/wp-content/uploads/2021/02/17-1.jpg)
そのため今回も同じ植物を植えこんでいきます
カズラを使っていきます
日向が好きな植物ですが、半日陰でも頑張ってくれます!
まとめ
アルミフェンスから誘引フェンスへの交換でした!
フェンスは”支柱”が命!
適した太さで、適した深さに埋めます
しっかり水平が取れれば
あとはしっかりモルタルで固定するだけです
モルタルが乾くまで、本来なら3日間かかりますが
乾いたら楽しいフェンス付けですね!
![誘引フェンスの設置が完了した世田谷区の個人邸花壇](https://grengren.com/wp-content/uploads/2021/02/18.jpg)
寒い時期にこういった”硬いモノ”を施工します
植物は時期を選びます
良い時期になったら植物を植えこんでいきましょう!
何事も時期やタイミングがあります
それを間違えると、困難に落ち込んでしまう事もあります
”待つ”ことも大事ですね
感情や勢いに任せて進むのも人生
以前『冷静と情熱のあいだ』って映画がありました
どこかで冷静さや計算や、グッと抑えるコトも必要です
植物は正直です
時期を間違えるとすぐに枯れちゃいます
環境に適さないこともあります
それは植えこんでみて、はじめて分かることです
やってみないと分からない
上手くいくか、行かないかは結果で、経験です
過去の経験は、その人の”今”を見れば分かります
わざわざ過去を語る必要はありません
それより楽しい希望にみちた未来にために
”今”を生きましょう!