お庭の植栽の依頼をいただくと、「日陰だから植物があまり育たない」「花壇が狭いからたくさん植物が育てられない」などなど十人十色のお庭や花壇のお悩みを聞きます。
ぐりんぐりんでは、ナチュラガーデンを根底にお庭づくりをしています。自然、植物の環境や性質を上手く取り入れ、お庭や花壇の生態系そこに住む家族の暮らしを豊かにします。
そのため、日陰なら日陰に強い植物、花がメインではなく葉っぱがメインのお庭へ。また、乾燥ている場所は、海辺に自生してしている植物。
狭い花壇であれば、ワイヤーやフェンスを使用し、高さで勝負!限られた場所で1つ1つ丁寧に植物の管理が出来ることは素晴らしいです。広い花壇も素敵ですが日々の管理が大変ですからね。
もくじ
花壇の植栽前~植栽後
植栽前
この花壇は元々コニファーがずらっと並んでいたが、今は1本だけが残り高さ3mを超え独り勝ちしているような状態の花壇。まわりには、ヒラドツツジが数十本・ツルニチニチソウやシダ類が生えていました。
花壇の手前は水はけの良い土、花壇の端はジメジメしておりコケがはえている土壌環境。ナチュラルガーデンはこれら土の環境も考慮した植栽です。
玄関前の花壇は幅が約30㎝の長細い花壇で植物は、同じくヒラドツツジとツルニチニチソウが植えられています。土はたくさん入っており水はけが良い土です。
お客様は、北側で植物が育つかが心配で悩んでしました。でも、緑もお花も好きで四季の花々が花壇に咲いてほしとのご要望でした。
冒頭でもお話しした、日陰の植物は葉をメインにするとともに、四季のお花は日本に自生する植物を植えることにしました。日陰であっても原産地が日本のものは土地に適応していて強いです。
よく道路に面した生垣に植えられている、ツツジやツバキ、トベラなどがそれに該当します。コニファーを伐根しメインツリーとして希望のアオダモを植栽することになりました。
施工中
ツツジなどの低木類・雑草・コニファーを抜き、更地にした状態で一度配置します。これで良いと思ったら、お客さんを呼び確認していただきます。この日はかなり暑かったので早く植えて、水をあげないと葉っぱがしおれてしまいます。
施工後
一日かけて花壇の植栽完成です!全て日陰に向いている植物です。単品の植物を植えると何らかの病気で枯れてしまった場合、その花壇全て枯れてしまいます。しかし多品種の植物を植えることで、もし1種類が何らかの病気で枯れてしまっても花壇全体が健康になります。
土壌はじめじめした端を中心に土壌改良し肥料を入れ、元より水はけが良い土なので、後は1日の日照を見て植えました。
アオダモを中心に樹木は、お客様ご希望のアナベル・や久留米ツツジ、カシワバアジサイ、ツバキ
下草はクリスマスローズ、ディアネラ、アスパラ、エゴポディウム、アカンサスモリス、ヒューケラなど植えました。
玄関側の細い花壇は、背の低い下草を中心に植えました。
樹木はマホニアコンヒューサ、斑入りトベラ
下草は、お客様の好きなクリスマスローズをよく見える位置に、レンガで高さのある箇所は樹木やアスパラ、アカンサスモリスが植えられています。
最後に
日影は、植物が育てられないと思われがちです。確かに1時間未満の日光しか当たらないというのは少し悩ましいですが、それでも耐えてくれる植物はいます。日光がダメであれば、植物の性質を見て土と肥料、風通しなど他の環境を合わせて考えてあげると上手くいくことも多々あります!
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