「石の平板を敷きたいけど、排水マスがあって困っている」「石をくり抜くのは難しそう」と思っていませんか?
実は、石のくり抜きは寸法の取り方を間違えると、石が割れたり、排水マスが開かなくなったりします。
特に、排水マスの蓋と本体のサイズ差を考慮しないと、後から調整するのは非常に困難です。
この記事では、プロが実践する石の平板のくり抜き方を、寸法取りからカットまで全工程解説します。
排水マスを露出させながら、美しく石を敷く技術が分かります。
石の平板をくり抜く必要がある場所

排水マスは必ず露出させる
庭のアプローチに石の平板を敷く際、排水マス(排水の蓋)がある場合があります。
排水マスは雨水や生活排水を流す重要な設備で、定期的な点検や清掃が必要です。
そのため、必ず蓋を開けられる状態にしておく必要があります。
石をペタッと全面に貼るのではなく、排水マスの部分だけくり抜く必要があるわけです。
上級者向けの技術
石を平らに敷くだけなら、初心者でも挑戦できます。
しかし、石をくり抜く作業は正確な寸法取りが必要で、表面と裏面の両方をカットしなければなりません。
石の厚みが2〜3cmあるため、かなりハードな作業になります。
タイル職人などプロの技術を参考にしながら、正しい手順で行うことが重要です。
寸法取りの手順:5つのステップ

ステップ①:石を配置場所に平行に置く
まず、くり抜く石を、実際に設置する場所にできるだけ平行に置きます。
正確な位置に合わせることが大切で、平行でないと寸法がズレてしまうため慎重に配置しましょう。
ステップ②:テープで蓋に印を移す

石の縁の位置を、テープを使って排水マスの蓋に印として移します。
石の縁に沿ってテープを貼り、蓋に印をつけることで、石の位置を正確に記録可能です。
この印が、後の作業の基準になります。
ステップ③:蓋をひっくり返して置く
さきほど付けたテープを目安にして、排水マスの蓋をひっくり返して石の上に置きます。
蓋の形を石に写すため、正確な位置に配置できるようにします。
ステップ④:5mm〜1cm大きく寸法を移す

ここが最も重要なポイントです。
排水マスの蓋の形を石に写す際、5mm〜1cm大きめに線を引きます。
なぜ大きめに取るのかというと、排水マスの蓋より本体の方がサイズが大きいからです。
蓋がすんなり開けられるようにするため、余裕を持たせる必要があります。
蓋のサイズぴったりにカットすると、本体が隠れてしまい、蓋が開かなくなる場合があるのです。
また、無理やりはめると石が割れてしまいます。
ステップ⑤:石の表面と裏面に線を引く
表面だけでなく、裏面にも同じ寸法で線を引きます。
石の厚みが2〜3cmあるため、表面だけでは貫通せず、両面からカットする必要があります。
カット作業:表面と裏面の両方を切る

表面のカット
線に沿って、グラインダーでカットします。
必要な道具は、ディスクグラインダー(サンダー)+ダイヤモンドカッター(石材用刃)、そして保護具(ゴーグル、マスク)です。
カットする際は、線の内側を切ります(大きめに取っているため)。
できるだけ深くカットし、無理に力を入れないようにしましょう。
裏面のカット
裏返して、裏面も同様にカットします。
石の厚みがあるため表面だけでは貫通せず、両面から切ることで綺麗に仕上がります。
重要:石の裏面のカットは、できるだけ綺麗に深くカットしておくことが重要です。
手作業で丁寧に崩す

グラインダーでカットした後、手作業で丁寧に内側の石を崩します。
ハンマーやノミを使い、少しずつ丁寧に作業しましょう。
無理に叩くと石が割れるため注意が必要です。
綺麗に整えるのがキモ
くり抜いた石の内側の縁を、綺麗に整えます。
ガタガタの部分をヤスリで整え、角を取り、サイズを調整してください。
無理やりはめるのではなく、すんなり収まる状態を目指します。
設置と確認

仮置きで確認
カットが完了したら、実際に石を置いて確認します。
排水マスの蓋が開くか、すんなりハマるか、石が割れていないかをチェックしましょう。
セメントで固定
確認が終わったら、通常の石の平板施工と同じ手順で固定します。
バサモル(バサバサのモルタル)を敷き、石を置き、ゴムハンマーで叩いて高さを調整し、水をかけて固定してください。
最後の確認
石を固定した後、排水マスの蓋が問題なく開くか確認します。
蓋が完全に開くか、石が蓋に干渉していないか、清掃や点検ができる状態かをチェックしましょう。
失敗しないための3つのポイント
ポイント①:5mm〜1cm大きめに寸法を取る
最重要ポイントは、排水マスの蓋より本体が大きいということです。
ぴったりサイズではダメで、必ず余裕を持たせましょう。
ポイント②:表面と裏面の両方をカット
石の厚みに対応するため、表面だけでは不十分です。
裏面も綺麗に深くカットし、両面から切ることで貫通しやすくなります。
ポイント③:無理やりはめない
すんなりハマる状態を目指します。
無理やりはめると石が割れるため、少しずつ調整し、余裕を持ったサイズ感で仕上げましょう。
まとめ:正確な寸法取りが成功の鍵
石の平板をくり抜く作業は、上級者向けの技術ですが、正しい手順で行えばDIYでも可能です。
くり抜き作業の5つのステップ
- ✓ 石を配置場所に平行に置く
- ✓ テープで蓋に印を移す
- ✓ 蓋をひっくり返して置く
- ✓ 5mm〜1cm大きく寸法を移す
- ✓ 表面と裏面の両方をカット
寸法は必ず大きめに取り(5mm〜1cm)、裏面のカットを丁寧に深く行い、手作業で綺麗に整え、すんなりハマるサイズに調整することが成功のポイントです。
特に、「排水マスの蓋より本体が大きい」という点を理解していないと、蓋がはまらなくなってしまいます。
この点を意識して、余裕を持った寸法取りを行いましょう。
詳しいカット作業の様子や、実際の寸法取りの方法は、動画で確認できます。
東京パークガーデンについて

ぐりんぐりんは、東京都・NHKが主催する「東京パークガーデン」の取り組みにも関わっています。
プロジェクトの概要や最新情報は、公式サイトや外部メディアでも随時発信されていますので、あわせて参考にしてみてください。
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