「雑草対策をしたのに、半年後には雑草だらけになった」「どの方法が本当に効果があるのか分からない」そんな悩みはありませんか?
実は、雑草対策は方法次第で、半年後の状態には明確な差が出ます。
特に壁際の隙間対策を間違えると、どんな方法でも雑草が生えてきてしまいます。
この記事では、4つの代表的な雑草対策を半年間検証した結果を公開します。
砂利+防草シート、固まる砂、雑草が生えない砂、ダンボール+堆肥——それぞれの雑草対策率と失敗しないポイントが分かります。
検証した4つの雑草対策

今回、ぐりんぐりんの事務所裏で、庭づくりでよく使われる4つの雑草対策を実施し、半年間にわたって経過を観察しました。
検証したのは、砂利+防草シート、固まる砂、雑草が生えない砂、そしてダンボール+堆肥の4つです。
検証期間は、砂利・固まる砂・雑草が生えない砂は6ヶ月、ダンボール+堆肥は5ヶ月です。
ダンボール+堆肥については、最初の施工から3週間後に失敗が判明し、やり直したため、他の3つとは検証期間が異なります。
【検証①】砂利+防草シート:壁際から雑草が多数発生

半年後の結果
最も一般的な砂利+防草シートの組み合わせですが、半年後は予想通りの結果でした。
発生した雑草はすべて壁際の隙間からで、イヌワラビ、ヤブガラシ、ドクダミが出ていました。
中央部分からは一切雑草が出ていません。
防草シート本体の効果は確実にあります。
なぜ壁際から雑草が出るのか
防草シートを壁際で立ち上げて施工しても、壁との間にはどうしても隙間ができます。
雑草は地下で太陽光を求めて出口を探し、壁との隙間を見つけると、一直線に隙間から伸びてくる性質があるのです。
雑草は光を感知し、出口に向かって直進する生命力があります。
これが「雑草魂」と呼ばれる強さです。
表面から発生した雑草も
壁際だけでなく、砂利の表面に1本、新しい雑草の芽が出ていました。
これは、種が飛んできて着地し、砂利の上で発芽したものです。
下から出てきたわけではありません。
対策方法
改善策としては、防草シートを壁にボンドや接着剤で貼り付けて、隙間を完全に塞ぐことが有効です。
ただし、防草シートには種類があり、素材によって耐久性が異なります。
コストと手間を考えて選びましょう。
雑草対策率:約70〜80%
【検証②】固まる砂:99%の雑草対策に成功

半年後の結果
固まる砂は、ほぼ完璧な結果でした。
発生した雑草は、壁との境目の隙間から1本だけです。
それ以外、表面からも壁際からも、一切雑草が出ていません。
コケが発生
雑草ではありませんが、表面にコケが少し発生していました。
これは、雨が降って湿った状態で、日当たりが良くない場所だったためです。
建物のコンクリート基礎と同じコケです。
水溜まりで白くなった部分
施工時に少しへこんだ部分があり、そこが水溜まりになっていたと思われます。
その箇所だけ、表面が白っぽくなっていました。
長期的な耐久性
半年は綺麗な状態を保っていますが、100%永久ではありません。
今後は日々割れてくることがあったり、表面が劣化する可能性があります。
それでも、半年経過時点では非常に優秀な結果です。
雑草対策率:約99%
【検証③】雑草が生えない砂:90%の効果だが表面から発芽

半年後の結果
ホームセンターで販売されている「雑草が生えない砂」は、以下の結果でした。
ヤブガラシのツルが成長(2ヶ月後から継続)し、表面から細かい新芽が多数発芽していました。
隅の方にも新芽が複数出ています。
表面から発芽した理由
施工時は乾燥したパサパサの砂でしたが、水を含むとギュッと固まります。
種が飛んできて表面に着地し、そこで発芽して小さな雑草が多数出てきたのです。
表面はザラザラと砂が取れる状態のため、種が発芽しやすい環境になっています。
強い雑草は突き破る
ヤブガラシのような強い雑草は、下の根や茎が残っていた場合、砂を突き破って成長します。
逆に言えば、強い植物なら育つ可能性があるということです。
ヤブガラシ並みの生命力があれば対応可能です。
壁際は優秀
砂利や防草シートと違い、砂は壁際の隙間にも密着するため、壁際からの雑草発生はありませんでした。
小さいうちに抜けば、根が浅いため簡単に抜けます。
早めの処置が有効です。
雑草対策率:約90%
【検証④】ダンボール+堆肥:97%の効果で植物も育つ

5ヶ月後の結果(やり直し後)
ダンボール+堆肥の方法は、予想以上に優秀でした。
発生した雑草は、壁とダンボールの隙間から数本のみで、表面からは一切発芽していません。
最初の失敗とやり直し
1回目の施工では、薄いダンボール1枚のみ使用しました。
その結果、3週間で雨によって腐食が進み、雑草が次々と出てきてしまったのです。
改良版では、飲料用(水・ビール)の丈夫なダンボールを3枚重ねにして使用しました。
やり直してから5ヶ月経過しています。
ダンボールの状態

堆肥をどけてダンボールを確認したところ、原型を留めており、弾力性もあります。
虫は一切発生していませんでした。
ダンボール選びが重要で、飲料用の丈夫なダンボールを使えば成功します。
堆肥の保湿効果
堆肥の下は、非常に良い状態のウエットな堆肥でした。
堆肥は地面の保湿効果で水分を保持し、植物が育ちやすい環境を作ります。
1週間前に強い雨が降りましたが、それ以降雨が降っていないにもかかわらず、堆肥の内部は濃い色で水分を保持していました。
植えた植物の状態
施工時に植えたエゴポディウムは、5ヶ月間水やりなしで放置しましたが、根は生きており、葉は小さいですが残っています。
完全には枯れていません。
植えた時に根を痛めてしまい、一度地上部が枯れましたが、持ち直しています。
完全放置でこの状態なら、植物を育てながら雑草対策ができる方法として有効です。
雑草対策率:約97%
4つの雑草対策の比較とランキング
雑草対策率ランキング
| 順位 | 方法 | 雑草 抑制率 |
特徴 |
|---|---|---|---|
| 1位 | 固まる砂 | 99% | 雑草がほぼ出ない、壁際も強い、植物は植えられない |
| 2位 | ダンボール+堆肥 | 97% | 植物も育てられる唯一の方法、ダンボール3枚重ね必須 |
| 3位 | 雑草が生えない砂 | 90% | 表面から発芽するが根が浅く抜きやすい、壁際は優秀 |
| 4位 | 砂利+防草シート | 70〜80% | 壁際から多数発生、安価で簡単、隙間対策が必須 |
目的別の選び方
完璧に雑草を防ぎたい場合は、固まる砂(99%)が最適です。
雑草がほぼ出ず、壁際も強いですが、植物は植えられません。
植物を育てながら雑草対策したい場合は、ダンボール+堆肥(97%)がおすすめです。
植物も育てられる唯一の方法で、ダンボール3枚重ねが必須です。
手軽さと効果のバランスを求めるなら、雑草が生えない砂(90%)が良いでしょう。
表面から発芽しますが、根が浅く抜きやすいです。
コストを抑えたい場合は、砂利+防草シート(70〜80%)が選択肢になりますが、壁際対策が必須です。
壁際対策が成功の鍵
すべての方法に共通する弱点
4つの方法すべてで、壁際が弱点でした。
防草シートやダンボールと壁の間に隙間ができ、雑草は光を求めて隙間から出てきます。
完全に塞ぐのは困難です。
優秀だったのは、固まる砂と雑草が生えない砂で、砂が壁際まで密着するため隙間ができにくくなります。
砂や土は壁の凹凸にも入り込むため、防草シートよりも隙間ができにくいのが特徴です。
まとめ:半年検証で分かった最強の雑草対策
4つの雑草対策を半年間検証した結果、それぞれに明確な特徴があることが分かりました。
検証結果まとめ
- ✓ 固まる砂(99%):最強の雑草対策、植物は植えられない
- ✓ ダンボール+堆肥(97%):植物も育つ、ダンボールは3枚重ねが必須
- ✓ 雑草が生えない砂(90%):表面から発芽するが抜きやすい
- ✓砂利+防草シート(70〜80%):壁際が弱点、コスパは良い
成功のポイントは、壁際の隙間対策が最重要です。
砂や土は壁際に密着しやすく、ダンボールは丈夫なものを3枚重ねにすることで効果が高まります。
用途に合わせて方法を選びましょう。
特に注目すべきは、ダンボール+堆肥が97%の効果を発揮し、なおかつ植物も育てられる点です。
庭づくりの観点から雑草対策をしたいなら、この方法が最適です。
今後も継続的に経過を報告していきますので、ぜひ参考にしてください。
詳しい検証の様子は動画でも確認できます。
植物と庭づくりの最新情報

なお、ぐりんぐりん代表の横田は、東京都・NHKが主催する「東京パークガーデンアワード」にファイナリストとして参加しています。
このコンテストは2026年11月に結果が発表される予定で、宿根草や球根植物をメインとした庭づくりの経過を追うことができます。
コンテストの様子や植物の成長記録は、東京パークガーデン公式サイトやガーデンストーリーにて記事が公開されます。
また、ぐりんぐりんのYouTubeチャンネルでも定期的に更新していきます。


