イギリス&アメリカの自然石の駐車場|中央本町耳鼻咽喉科 vo.5
おなじみ!イギリスのコッツウォルズ地方の自然石”ハニーストーン”登場!
■搬入!ハニーストーン、3トン
世界各地から届いた自然石!
イギリスとアメリカだけじゃなく、インド、イタリア!
四ヵ国からこの足立区に集結!
全部で15トンオーバー!
なかなかの量ですね~
毎度おなじみの”ハニーストーン”
イギリスのコッツウォルズ地方で取れる自然石です!
砂岩ですので砂が押し固まってできた自然石です
よく貝殻などの化石が見つかりますよ!
とにかくどんな石が入っているのか、様子がこのときまで分からないので
石を出して大きさ別に並べていきます!
すでに樹木の周りに置かれているのは
厚みがかなりあって大きさもグットなので
一番ベースとなる一番下で使おうとして置いてあるわけです!
手前に立てて並べてあるのは
大きさ別に分けてありますが
立ててある意味は”厚み”を見てるワケですね!
それは石積みを行っているのを見たら、一目瞭然に理解できますよ!
さきほどお伝えした、もう一番下の基礎固めに使われる運命の石たち
この一番下の石は埋まってしまって見えなくなります!
このように天端(上の表面)をそろえたいわけです!
ですので厚みが同じ石を使えば、素直にそろいますよね
そのため石の厚みって知りたいのですね!
一段目が終わって二段目に取り掛かっている花壇です
石の形や厚みがある程度そろった”素直な石たち”ですね!
そして二段目へ!
綺麗な円形が描けていますね、いいぞ!
何となく”歯”みたいですね
内側には砕石を呼ばれる砂利を入れていきます
表面の石積みだけでは崩れやすくなるので
内側にも石を入れて強固にするのです!
内側の砕石は見えなくなるので問題ないですね!
この職人さんは私達の先輩であり、石積みの職人さんです
わざわざ手伝いに仙台から来てくれました!
とくにこのイギリスのコッツウォルズ地方のハニーストーンは
何回も積んでいるので扱いも日本一と言っていいでしょう!
完成した美しさは見事ですよ!
三段目が終わってますね!
天端(上の表面)もそろっているのが分かりますね!
そろっていますね!
当然ですが美しく感じませんか?
ハニーストーンとしてのまとまりがでますので、こういった他の石がいっぱいある場所では
他とケンカしない(主張しあわない)ので安心感、安定感があります
ここはみんなの病院ですからね!
四段目まで一気に進みましたね!
石積みでは常に”水平”をキッチリ確認しながら施工します
その確認が美しさを生み出すんですね!
施工が美しいということは、基本通り、キッチリ施工されているってことです
それは倒壊などを起こさない、安全を約束する施工という証なのです!
この石の色が素敵ですね!
イギリスでも”ハニーストーン”って呼ばれています!
こんな色はなかなか他ではないですね!
おおよそ完成した”円形花壇”です!
それぞれの高さが揃っているのが分かりますね!
石を立てて並べて厚みを確認しやすくすると施工が楽ですね
元は枕木の花壇でした
四角だったのを、土を削って丸くして石積みを行っています
最初のプランではこのまま四角で施工しようと思ったのですが
施工主の院長先生から『円形の方がコッツウォルズの石が生きそう!』
とのご意見から円形に変更されました
お客さんに気づかせてもらうって本当に多いです!
ご意見は大切に拝聴させてもらいます!
内側の様子です!
砕石を入れる必要がありますが
今回は上から二段目までで、石積みをセメントで固めます!
本来は”ドライストーウォーリング”と言ってセメントなどで固めない方法なのです
詳しくは⇒石積み講習会 in 愛知 !『これが噂の”Dry stone walling”!』vol.1
しかし子供が多く通う耳鼻咽喉科
当然ですがこの石積みにも乗っかるわけですね
危ないので一部セメントで固めます
これは幼稚園や公共でも同じように施工します
特に子供がいっぱいいる場所ですね!
完成した円形花壇の周りも捨てコンが打設されました!
ここも病院のアプローチの一部して他の石が貼られます!
そして自転車置き場として活用されるようです!
さきほどの円形花壇の反対側ですが
すでに二段目まで積まれている直線的な花壇です!
元はこんな感じで低木のコニファーが植えられていました
石の天端の角のところに、うっすら糸が張られているのが分かりますか?
アプローチ同様、この糸が基準で石積みが行われています!
高さと出幅の両方が分かりますね!
確認作業をキッチリ行うのは”イイ職人”の条件のひとつです
作業ばかりではなく、ちょっと離れて俯瞰で作業を確認する
そうすると全体が良く見えて正確に進んでいるか、修正が必要なのか分かりますね!
そういった自己採点が出来る職人さんって、意外と少ないのですよ
先ほどにはなかった”コーピング”という石を立てて施工する方法です!
本来はここまでやるのがイギリスでは一般的です
このように立てて石を置くと
いっぱい石が置けて荷重がかかりますよね
それで石に圧をかけて崩れにくいようにしてるです!
イギリスは地震がありません
ですのでこういった施工方法が確立されていったのです!
すべてにコーピングができました!
かっこいいですね~!
でもこれも後ろからセメントで固めます!
あくまで事故防止のためです
急なカーブも綺麗に施工されています
難しい部分なんですけどね、グットです!
厚みもちょっと三角になってるとキッチリ入って取れなくなります!
ちなみにあまりにキッチリ施工されているので
このコーピング、セメントもつけていませんがとれません
石同士の摩擦でピタっとくっついたようになってるのですね!
イギリスのコッツウォルズ地方のハニーストーンは
弊社でもよく使っています!
こんな色合いの素晴らしい石はなかなか他ないからです!
明るく、石の重さを感じさせない軽やかなお庭づくりを実現できます
ちょっとしたポイントに入れてみてはいかがでしょうか!?
イギリスのコッツウォルズ地方のハニーストーン
オススメですよ~!