イギリス&アメリカの自然石の駐車場|中央本町耳鼻咽喉科 vo.4
バリアフリーなアプローチを自然石でつくる!
前回、アプローチの基礎部分をお伝えしましたので
さっそくバリアフリーなアプローチの自然石を張っていきましょう!
今回は広いので職人さん手伝ってもらって施工です!
手が早く正確につくってくれます
イイ職人さんは少ない、貴重です!
■アプローチの石張り
当然なんですが、1枚1枚手作業で張っていきます!
特に自然石は採掘され、加工されてこの1枚の形や厚みになっていますが
それでも形はいびつです
それを基準や印に沿って、または経験とセンスで
手作業で張っていくのは
まさに職人の技術!
印や寸法、センスは誰でも出来るかもしれませんが
職人さんが職人さんであるのは”経験”なんですね
こればかりは何十年という”時間”が必要です!
そしてその時間にどう向き合ってきたか
真面目に取り組んできたかっていう”結果”が経験なんですね!
これがバリアフリーにするためのアプローチの施工断面です!
前回、基礎のコンクリートを打設した上に
砂とセメントを混ぜたモルタルを置いて
その上に自然石を設置します!
石の上に赤い糸がうっすら見えますか?
それが石の高さの基準です!
そこに合わせて石を設置していくと、ピッタリ高さがそろいます!
こういった場所も綺麗に石を加工します!
施工が大変な場所は後からまとめて行ってもいいですね!
これは職人さんの人格が見えちゃう作業ですね
加工は少しづつコツコツ行うしかないからです!
細かい作業でも忍耐強く作業できる職人
おおざっぱな作業でどんどん進める職人
やっぱり人間ですから色んなタイプの職人さんがいるのが楽しいですね!
私はこんな綺麗に大変な加工をしてくれる職人さんを尊敬します!
私たちは万全を想定して、出来ることのすべてを行って作業することをモットーとしています!
細かいところまで気を配って、綺麗な上げにします
完成が綺麗だということは、細かいところまでしっかり作ってあるってコトです!
美しさや真実は詳細にある!これがモノづくりの真実です
こんな微妙なカーブも綺麗に収めてくれました!
ナイス!さすが!
職人さんに必要な要素として”スピード感”があります
どうするか悩んで止まってばかりでは、作業に時間がかかるばかりです
あらゆる経験から、パっと答えを導き出す
そしてサっと施工する、そのスピード!
それもイイ職人である大切なポイントですね!
スピードがあって施工が綺麗で丁寧!
これ以上何がいるっていうんでしょうか、最高です!
ひと通り自然石が固定された状態です
しかしこれだけでは石は動いてしまいます
石同士の間、目地にやっぱりモルタルを入れる必要があるのです!
これも手作業でコツコツとモルタルを入れていきます
根気が必要な作業です!
本当は目地用のセメントがあるのですが
今回のような石張りにそのセメントの表情は合わないのです
ツルツルの綺麗になりすぎるからです
そのため砂と普通のセメントの比率を変えたモルタルを使っています
砂の粒々が自然石の表情とマッチするからです!
はみ出したモルタルは綺麗に除去!
さらに水拭きをしっかり行います!
モルタルが石の表面に残るって乾くと
セメントが白っぽくなって、しばらくとれなくなっちゃいます!
施工したあとは綺麗に掃除しましょう!
ちょっとザラついた目地がイイ感じに溶け込みます!
綺麗に掃除を行って、自然石が素敵な色を見せれてくれていますね!
そして大切な段差のないアプローチ
バリアフリー化してますね!
車イスも、ベビーカーもスムーズに押して来れそうです!
こういった感じで、自然石にも色んなタイプ、表情、使い方が可能なのです!
以前、目黒区の個人邸の石張りの施工でも同じタイプの自然石を使用しました
それは今後20年後の将来のため、足元に段差のないナチュラルガーデンづくりでした!
⇒10年、20年後の未来へ、小鳥が舞うナチュラルガーデン!目黒区
こうして足立区の耳鼻咽喉科のバリアフリーのアプローチは完成です!
職人さんの技術がスピード感あふれるイイ施工でした!
今度はイギリスのコッツウォルズ地方の石
ハニーストーンを使用して、いつもながらの花壇を施工します!
こちらは全国から職人さんが集まって施工してくれます!
楽しみですね~!