ナチュラルガーデンの庭づくり|世田谷区マンションの挑戦!04

自然石の道はしっかりとした準備、確認が必要ですね!

ランダムに自然風に石を並べていくとしても
それはキッチリと並べる事ができるから
逆に自然風に並べる事が出来るのです

前回では自然石の道をつくるのに
”仮置き”をしました
試しに一度置いてみて、どんな感じなのか確認するのです

イイ職人さんはとても慎重です
慌てず確認しながら進めていきます
作業して、確認して、作業する、その繰り返しですね

庭づくり 3日目

通常の庭づくりでは、まずカタチから作ります
それから最後に植物を植栽して完成!となるのですが
今回は先に植物、それからカタチをつくります

世田谷マンションのお庭の骨格は”自然石”です
植物は前回、植栽しましたので
本日は本格的に自然石を設置していきます!

植物を植えるのも楽しいですが
石を設置していくのもとても楽しい作業です!

自然石の道

世田谷マンションの自然石の道の設置工

前日に引き続き、もう一度確認していきます
自然石はセメントで固定しますが
全部がバラバラにならないように、下には鉄のメッシュを敷きます

メッシュは石同士をセメントで連結するために敷きます
バラバラに石を設置すると、モロく、外れやすくなります
強度を増すために全部の石を関係づけていきます!

そのメッシュを敷いて
さらに石を置いて場所を確認します!
曲線のラインがとても重要!

世田谷マンションのナチュラルガーデンの庭づくりのテーマとプレゼン資料

この庭は、今回のテーマである
『南仏、リュベン地方、ゴルド』をもとにしています
観光地でありながら、そこには地元の方々の生活があるのです

その場所に行ったかのように感じてもらえる
そこに美しさだけではなく、匂いたつ生活感も感じる
空間に大切なのは”肌で感じる空気感、雰囲気、気配”なのです

この道は整っていながらも自然な感じでラフに作ります
ちょっとしたことなんですが
”真実は詳細に宿る”と言われています!

自然石の道をセメントで固定していく作業

場所や感じがつかめたら、実際に作業にうつります
セメントでしっかり固定します
上を実際に歩けるようにします

これは歩けるように作らないと、道だとは思われません
実用的にも今後、植物のメンテナンスを行う必要もあります
そのためには道は歩けて、安全でなくてはならないのです

完成した自然石の道

壁まで行ったらそこまでですね!
”自然石の道”完成です
フランスにあるような石畳に仕上がりました!

植物の隙間から見える自然石の道

周りに他の石材を置いてみて
全体の雰囲気をつかんでいきます
植物の隙間からのぞく石畳がイイ感じですね!

より本物らしく感じるには
石畳をそのまま見るのではなくて
”何かに隠されている”方がより自然なのです

テーマである”ゴルド”は細い自然石の道がたくさんある街
『この道はどこに続くんだろう…』
そんなワクワク感が観るものの興味を引くのですね!

さらに植物の鉢植えの周りに、同じ石を置いてプランター隠します
同じ石を使うことで、全体の統一感がでます
さらに地元の石であることを強調することが出来ます

日本でも同じですが、昔はその場所から取れる自然石を使って
地元の人達が道を作ったり、土留めのために積んだりしていたのです
つまり石を使うことは生きていくための”生活”だったわけです

自然石の平板

自然石の平板の設置作業

周りには自然石の平板を設置していきます
”町の広場”そういったイメージの場所としてです
凹凸が少なくて、実際の庭づくりでもよく使う平板です

”広場”は人が集まり、交流する場所
このお庭を作る意味、そのものなのです
庭を観に集まってマンションの皆さんが交流する!そんな意匠

その場所としての”広がり”を感じてもらうための平板
この平らさがマンションの通路の平面につながるイメージです

自然石の平板の設置完成イメージ

画像の場所は排水の位置ですので
排水の掃除をするときに
この平板も外せるようになっています

ですのでセメントで固定などはしません
目地もつめて出来るだけそれぞれが動かないようにします

自然石の平板の設置の様子

排水の場所以外は、この平板もしっかり固定します
セメントを目地につめてリアルな感じにします

石畳と同じようにメッシュも敷いて
セメントで一枚づつ固定していますので
上を人が歩いても安心です!

植栽

石の設置と同様に植物の植栽も進める

全体の雰囲気もつかみたいので
下草などの植物も置いてみます
成長や日当たり、数年後はこんな感じと考えます

プランターでの植物の成長は、地植えとは違います
土の量やエネルギー量が全く違います
植物同士でケンカすることもあります

ちなみにこの場所自体、日中はほぼ日陰です
午前中の数時間しか日差しはみられません

植栽の時は2~3年のスパンで考えています
ある程度時期が進むと、育たない植物や枯れるものもあるでしょう
植え替えする必要はあるものと考えています

引いた場所から見て植物や全体のバランスなどと確認する作業

石を設置したり植物を植える前には
引いた場所から見て、全体のバランスなどを確認します
こういった確認作業が本当に大切です

そして植物と石の関係を見ていきます
それぞれがバラバラになっていないか、関係づいているか
助け合っているか、いろんな角度から見ていきます

上から見て全体のバランスや関係性を確認する作業

上から見えると分かりやすいですかね
自然石の上に植物が被さっている様子が分かりますね
さらに植物が成長してくれると、もっと被っていきます

石はそれだけではなく、お庭の一部なのです
植物との対比によって石と再認識するのです
”それぞれが関係づいた”そういったお庭を求めています

まとめ

世田谷マンションの施工時の天候の様子

施工時は少し雨が降ったり、曇ったり、晴れたり
いろんな空の表情を見ながらの庭づくりでした
雨が降られると大変ですが、それでもお庭には雨も似合います

とくに自然石の表情は濡れた時が一番良く観えます
砂利ひとつも自然石です
また石はミネラルの宝庫ですから、植物とは相性がいいものです

本来、人間は自然と共存していましたので
人間と植物も相性が良く、今でも私たちは自然や植物を必要としています
昔の生活に戻るのではなく、今の生活に植物をプラスする必要はあると感じます

マンションのナチュラルガーデンの庭づくりの施工様子

世田谷マンションのナチュラルガーデンの庭づくり
3日目が終了ですね
登場する予定の自然素材が、すべて登場しました!

あとはコレらを配置して
世田谷マンションの庭づくりは進んでいきます

ここまで来ると、マンションの住人さんも
前を通るたびに足を止めてくれて
話しかけてくれるようになります

植物の話し、石について、テーマについて、メンテナンスについて
皆さんは提案書をご覧になって、自分たちで投票したので
やはりそれなりに気になってくださっているようでした!

”関心”はキッカケです
それが”興味”や”愛”に変わったりしてくれたらいいですね
それたの反対語は”無関心”です

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