室外機カバーをDIYで簡単に作る!ナチュラルガーデンの庭づくり!
お庭づくりにおいて完成はないんです!
植物は育ち、石やレンガは深みを増す
今回ご依頼いただいた吉祥寺のお宅では
いっぱいになりすぎた樹木、植物を整理
さらにウッドデッキに合わせた”室外機カバー”を制作
『今後20年、お庭を楽しめる場所に!』
というプランで施工開始です!
エアコンの室外機カバーの作り方!スッキリさせる庭づくり!
■ナチュラルガーデンのイメージ!
“ナチュラルガーデン”って言うといろんなイメージが湧いてきます
樹木が生い茂った木陰の小道
季節で代わる代わる花を咲かせる植物たち
それらは時として今の時代の住宅事情とは
真反対の世界のことでもあります!
と言うのは家のお庭側にあるのはガスメーターや給湯器
そしてエアコンの室外機!
それらは私たちがイメージするナチュラルガーデンにはふさわしくない!
って思う方々もいらっしゃいます!
■お客さんの希望!ご提案!
もっと言うならエアコンの室外機は夏、冬にフル回転!
室外機からはいつも風が噴き出る環境になります
当然、庭側にあることが多いので
室外機の前に植物は育たない!ということが言われています
ということは自然っぽいお庭を希望しても
植物で室外機を隠すことが出来ない!
ってことになります
そこでよくあるのが室外機カバーです!
室外機を目隠ししてあげよう!っていうものです
ただピタっと密閉してしまうと室外機によくありません
そこで室外機からの風の流れる方向を変えよう!
っていう今回のプランです!
■プラン、イメージ図
これは今回のイメージ図です
左側がウッドデッキなので
そっちに室外機からの風を送るってプランです!
ですので”ルーバータイプの室外機カバー”ですね!
■使う自然素材
今回は『20年楽しめる』ってことなので
ご自宅のウッドデッキに使われている
”セランガンバツ”っていうハードウッドを選びました!
この材木は固い木で
ウッドデッキ材として認知されています。
他にもいろんな種類がありますが
それは次回『特集記事』でご紹介しますね!
こちらが”セランガンバツ”の材木です。
天然木(自然素材)なので色ムラはあります
個体差があるってことですね。
※ポイント!!
小口(こぐち)は水が入らないように”ロウ”が塗ってあります。
ココは”砂切り”といってカットして使います。
砂切り…
かつて、材木は船で運ばれていました。船が岸について材木を下す。材木は反らないようにどこかへ立てかけて保存するのです。そのため海岸の砂が材木小口にくっつくのです。現在でも立てかけて保存する場合が多いです。小石や砂がついたまま使うと美しくありませんし、切ろうとして刃物を痛める可能性があります。ですので少し、カットして綺麗な面を出してから使うのです。
直角定規をあてがって
慌てず…
横から小口をみて何もなければ
カットするのは1センチぐらいでいいですよ!
砂切りが終わった後です
綺麗な断面がみえてますね!
このように砂切りを行うと綺麗な面がでます
角度もきっちり90度、直角がでていますので使いやすいですね!
■さぁ!組み立てよう!
まずは寸法でカットします!
それは図面の段階で決めておけばOK
カットはその決められた寸法で切ればイイだけです!
長さはもちろん、厚みや幅は色んな種類があるので
お好みのものを選びましょう!
試しにそのカタチに置いてみて
実際の寸法だったりイメージを確認します!
この段階でもうちょっとこうしたい!
って思ったら思い切って変更してもOKですね
今回は右側に風を流す”ルーバー式”ですので
中の板は斜めに設置されます!
完成イメージはこんな感じですね!
カットして置いてみるだけで、完成のイメージがつかみやすいですね!
セランガンバツをはじめとするハードウッドは
下穴を開けなければビスが入っていきません
インパクトドライバーという電動ねじ回しを使用しますが
それもチカラがあるので下穴をちゃんと開けていないと
ネジ自体がねじ切れて取れなくなるので、注意が必要です!
このように細い板はもちろんのこと
しっかり下穴はあけておきましょう!
どんどん組み立てていきます!
どうやったら簡単に組み立てられるか、無駄がないか考えて順番を決めます!
ビスの長さも確認しましょう!
どんな太さで、どれだけ入るのか?
実際にあててみると一目瞭然!!
今回はちょっと隙間をあけておいて
全体を一体化させてビスを締めていきます!
なぜならキッチリとビスを締めてしまうと
まったく動かなくて余裕がないから組み立てにくいのです
ビスを締めた様子です
板の高さと同じ、もしくはちょっと引っ込んでいるぐらいがベストですね!
組み立てたルーバー部分です!
ビスが飛び出ていないか確認してます!
室外機カバーの全面部分
ルーバーのところですね!
一番難しいところが完成したところです!
予定では後ろ側から
エアコンの室外機から風が出てきて
ルーバーの影響を受けて向かって左手に風が流れる予定です!
あとは現地に行って横板を付けて完成ですね!
設置した様子です
サイズもちょうどピッタリって感じで収まっています!
セランガンバツというハードウッドですので20年以上は腐りません!
市販されているほとんどが2~3年で歪んできますよね
室外機は直射日光などに照らされると
消耗が激しいようです。
それはエアコンのメーカーさんも認めているみたいですね
それもしっかりカバー!ハードウッドならではの強さです!
プラスティックなどは直射日光で色褪せなどでみすぼらしくなってしまいます
ハードウッドであれば退色はありますが
それはアンティーク材として違う魅力がでてきます!
横板もしっかりつけます!
隙間はお好みですが、閉じ切ってしまうと空気がこもるので
それもよくないでしょうね
今回は3センチの隙間で作ってみました!
予定のイメージ図がこちら
実際に完成した室外機カバーがこちら
予定通りって感じでしょうか
まぁまぁの出来です!
今回の施工で一番難しいのは
”ルーバー部分”でしょうか!
斜めに板をつけて上下で固定しなくてはいけません!
さらなるステップアップではこのルーバーが動くと面白いですね!
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お見積りは無料ですので、ご遠慮なく!
■反省とまとめ!
- とにかくイメージを固める
- 寸法を決める
- そのとおりカットする
- どうしたら楽か考えて組み立てる
ただそれだけなんですけどね~
それが難しいのです!
DIYでチャレンジするには一番簡単なものだと思います!
材料はなんでもいいのですよ
単なる杉だっていいですね、好きな色に塗装して仕上げましょう!
さぁ鉛筆と紙があればイメージ図は描けます!
Do it yourself !
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お見積りは無料ですので、ご遠慮なく!
私たち造園会社ぐりんぐりんでは、このように自然の材木を使用して
いろんなモノを制作しています!
今回は価格帯が高めのハードウッドの室外機カバーでしたが
本当に一番安い”杉”でつくってもいいのです!
まずは一度お問合せください!
実際にお庭を拝見して、色々とイメージを膨らませてみましょう!!
次の特集記事は!
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■ナチュラルガーデンの花壇を何でつくる!?DIYにオススメ自然素材!