真夏の猛暑の中、人は家の中で冷房を付けて涼んでいますが
植物たちはその中で懸命に生きています。
そのため、ちゃんと手をかけて育ててあげないと花を咲かせてくれる植物も
綺麗に咲いてくれません!
今回、植物の中でもバラについての管理方法を教えます!
四季咲き・返り咲きのバラは夏にしっかり面倒を見てあげないと、美しく咲いてくれないので
時間のある時に、ちょこっと切ってあげましょう!
夏のバラ管理の目的
夏に行うバラ管理の目的は、株元に力を蓄えさせることです!
夏はとても体力を使うので、なるべく余分な枝・葉を取ってあげて
無駄に栄養を使ってしまわないようにします。
バラの剪定方法
全体の剪定ポイント
・木立バラもツルバラも全体の3分の2くらい切ってあげます!
・花が付いていれば、花から2枚目の5枚葉で切る。
・葉のみ付いていれば、一番先に咲いている5枚葉から3枚目の5枚葉で切る。
木立バラの剪定方法
①よく言われる5枚葉の上で切りますが、バラにも個性があります!5枚葉のない子もいます。
その場合、7枚葉の上で切ってあげてください。
②つぼみがない茎は切ってあげてください!バラの株の中がごちゃごちゃしていれば
風通しがよくなるように切ってあげましょう。
中に枝を残すのではなく、株の外の枝を残すことを心がけてください!
③蕾や新芽が出ていない茎は切ってしまいましょう。
before
真夏に頑張って花も咲いて、少し弱っている薔薇
after
スッキリ!新しく出ている芽(シュート)や蕾は手で取る。
ツルバラの剪定方法
①ツルバラは切ったところから花が出るので、自分の好みの高さまで切ってあげましょう。
もちろん、五枚葉の上で切ることは忘れずに!
②後ろに壁がある場合、手前で仕立てて、壁にもたれている枝は少なくしてあげましょう。
③トレリスの場合、外内外内にツルを這わせましょう。
※弱っている薔薇は、強く切り過ぎないように。
before
お客様が細目に蕾を取ってくれていました。四季咲でも真夏に弱いバラ。お花は秋に取っておきます。
after
コレでスッキリ!弱っているツル薔薇なので、太い茎を切らずに不要な枝を切るのみに。茎はトレリス内に収めます。
高く伸びてしまっったシュート。このままだと、秋に一層高く育ち折れてしまうので
かなり下の方(トレリスの高さよりも低い位置)でカット。
夏は病気に注意!
4月~10月は黒点病・うどん粉病に注意してください。
特に、夏~秋は侵入しやすいです。
予防として、ダニコールやサプロールを霧吹きでバラの隅々まであげてください。
定着液のシンダインを入れることをオススメします!
剪定→殺菌の後にバラ専用の肥料も忘れずに!!
バラ付近に3か所、指の第二関節くらいまで入れて肥料をあげてください!
最後に
お家の庭に1株バラがあれば、とても華やかに彩ってくれますね。
しかし、バラは育てるのが難しいと思っている方もいると思います。
私もそう思っていた一人です。
ですが、管理してみるとバラってこんなに強い植物だと思い知らされました。
そして何よりバラの良いところは、手をかけて育ててあげればあげるだけ
美しく咲いてくれます!!
是非怖がらずに切ってみてください、案外バラは強いので逞しく成長してくれます!
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