「お庭に芝を張りたい」芝ってどんな植物?芝生の選び方

今年芝に挑戦したい方、芝生を張っていたけど剝げてみすぼらしくなってしまった方。

どうかこの投稿を見て芝生ってどんなものなのか、どんな場所に生えているのかを知っておくことで、無駄な時間やお金をかける必要がありません。

一番大切なことは、お庭の観察!どんなお庭も張ることが出来るわけではありません。

この投稿を見ていただければ、芝が何か・お庭の観察の仕方・芝の選び方まで分かるので、ぜひご参考にしてください。

芝は、イネ科の植物。イネ科の植物は、どれだけ刈られてもくじけずに成長する特性があります。

なぜかというと横に這う匍匐茎(地面を這う茎)や地下茎(地面に茎がある)をもつため、どれだけ刈られても根元は守られているので、新たに芽が出てくるのです。

芝の成長

暖地型と寒地型の芝

低い位置で刈られてもへっちゃらな芝。しかし2タイプの異なる形態があります。【夏は緑で、冬は枯れて冬眠をする暖地型の芝】と【冬も枯れずに緑を保つ芝】です。

暖地型と寒地型の芝

暖地型の芝

暖地型の芝は、サッカー場や競技場、野球場使われている、バミューダグラス、ティフトン。日本で昔から使われているノシバやコウライシバといった種類があります。

暑さや乾燥に強く、日本の真夏(30度以上高温)でも成長します。気温が低下する晩秋~冬は冬眠。茶色くなり来春に向けて温存します。

寒地型の芝

寒地型の芝は、冬でも緑の葉。寒い地域でも生育できます。生育に適した温度は、15~22度くらいと低く、5度以下になると成長が止まります。葉が枯れる事のない常緑の芝です。日本では、春と秋がより成長します。

ノシバやコウライシバと呼ばれる日本芝に対して、ブルーグラス、フェスク、ライグラスなどの西洋芝と呼ばれる種類があります。

暖地型と寒地型の比較

日本芝について

昔から日本に自生している芝。そのため、日本の気候に合い、個人邸や公園などではよく使われています。真夏の高温多湿な環境にも耐えます。

西洋芝と比べると葉の伸びの速さがゆっくりなので、月に1度くらいの刈込みで芝生を保つことが出来ます。※日本芝は、全て暖地型です。

【日本芝の品種】

ノシバ
公園でよく管理されている芝。日本芝の中では、葉の幅が広く野性味があります。肥料もあまり必要ではありません。踏まれることにもへっちゃらです。メンテナンスが簡単でとても丈夫な品種です。東北地方から九州までで生育が可能です。

コウライシバ
細い葉が特徴で丈夫さもあり、ノシバと同様に公園によく貼られます。

ヒメコウライシバ
高麗芝の品種改良でできた芝。高麗芝よりも葉が非常に細いため、歩いても柔らかいです。成長が早いのでメンテナンスが簡単なノシバやコウライシバに比べると春から夏までの管理時間は必要です。

日本芝に比べて、葉が柔らかく、冬でも緑を保つことが出来る。種からの生育なので、日本芝よりも成長に時間がかかかります。しかし安価でつくることができます。

涼しい気候を好む寒地型の西洋芝は、日本では北海道や標高の高い涼しい場所など夏でも涼しい地域での生育が良いです。

真夏に高温多湿になる地域では、春・秋の成長が著しく、夏は成長が止まります。8月の30度以上の気温になるような日が続けば、夏枯れを起こします。

暑さに強い種類と寒さに強い種類を組み合わせていけば、1年中ミドリを楽しむことが出来ます。

暖地型の西洋芝

バミューダグラス類:細く色は鮮やかで、踏圧にも非常に強いですが、日陰の環境に弱いです。
ティフトン類:葉色がとても濃い緑色。踏圧に非常に強が、日陰の環境には弱い。
※暖地型は、暖かい南側に地域や草を成長速度が速いため刈るメンテナンスが必要です。

寒地型の西洋芝

ブルーグラス類:日照不足な場所にも耐えやすい、踏まれたときの圧力にも強く丈夫な品種です。
フェスク類:葉が細いものや葉の幅が広いものまで品種が豊富。日陰の環境に非常に優れています。
ベントグラス類:葉は細くきめ細やか、踏まれたときの圧力に弱くメンテナンスも難しいです。ゴルフ場によく使われる。

競技場の芝

芝生の選び方

芝生は、種類によって性質が違うことが分かったところで、日本は、国土が縦長であるため、住んでいる場所によって、かなり気候が違います。地域の気候に合った芝をざっくり知っておくのも良いです。

地域別での選び方

  • 北海道地域

寒地型の西洋芝がオススメ。寒さに強いブルーグラスが良く利用されています。細葉のフェスク類と合わせて増やすことで、病害虫の予防や環境に適応しやすくなります。

  • 東北北部

東北北部でも暖かい気候では、ノシバも栽培可能。ですが、綺麗な芝を長く楽しむために西洋芝であるブルーグラスがオススメ。

  • 東北南部~本州の高地

ノシバと寒地型の西洋芝がオススメ。管理が楽な芝が良ければノシバ。管理を少し頑張り長く楽しみたければ寒地型の西洋シバが良いです。

  • 関東~九州・四国

暑さや乾燥に強いノシバやコウライシバなどの日本芝がオススメ。

西洋シバならバミューダグラス。管理を十分に出来る、もしくは専門家に頼むのであれば、寒地型の西洋シバも生育できます。

1年中緑を楽しみたい!のであれあば、日本芝をメインに、秋頃寒地型の芝の種を撒いて冬も緑を楽しむ【ウィンターオーバーシーティング】の方法もあります。

ざっくり、自分の住んでいる地域に合う芝を知った次は、芝生のお庭で何をしたいかです。目的によって芝の種類も変わってきます。

これからの、お庭での過ごし方

お庭や芝生を張る場所で何をしたいのか。
ピクニックやバーベキューなら、機材やイスを置いて楽しむことを考えて、踏圧に強いコウライシバやノシバ。裸足で遊びたいのなら、姫コウライシバのような葉が柔らかい芝。

1年中緑が良ければ、暖地型と寒地型のミックスや枯れにくい芝が良いですね。まずは、用途に応じた芝を選びます。

・芝生は、何といっても緑を保つための管理が重要です。
夏場は1週間に1回かって欲しいくらいですが、中々このご時世忙しいですよね。日々の生活の中で、どのくらい管理が出来るのか1週間に1回1時間、1カ月に1回の管理など、頻度を確認していきましょう。

・金額面も大事なコトですよね。ノシバやコウライシバは同じくらいの価格。姫コウライシバは、少し高めなど、金額も種類によってさまざまです。オススメは、共働きや忙しい毎日を考えて、最初から妥協をせずに管理の楽な芝を選び育てていくことが良いです。

この投稿から、芝生の価格帯や管理頻度を知ることが出来ます!
生産農家が語る!ナチュラルガーデンの芝生4種類と手入れとは?

お庭を観察‼芝生に適した環境?

芝の特徴から品種によって芝生はいろいろあることが分かりましたでしょうか。次にお庭が芝に適した環境を見ていきましょう。

日照時間
西日にもへっちゃらなくらい太陽が好きな芝。4時間以上は太陽の光が当たる場所が最適です。

もし日照時間が4時間ないときは、別の地面を緑で覆う植物(グランドカバー)に変更を考えても良いですし、寒地型の西洋芝とミックスで使うのもオススメです。

・風通し
どんな植物も風通しが大事!芝も例外でなく重要です。芝の場合風通しが悪いと、害虫や腐っていしまう事もあるため確認しましょう。

・土
少し日照が足りなくても水はけの良い肥沃な土なら、耐えてくれるくらい大事な土。特に芝生は、ジメジメとした環境が大嫌いで、どちらかと言うと乾燥している方が大好き。

土が泥質であったり、水はけの悪い土は初めから改良してあげることを考えましょう。
芝を張ってしまうと、土を掘り起こすのは一苦労です。

芝に適した環境とこの3つ(目的・管理時間・金額)を踏まえて、当てはまる芝があるはず!より当てはまった芝を選択すれば、長く楽しむことが出来ます。

芝生の購入

芝生の購入は、園芸店やホームセンター、ネット販売からの購入が出来ます。

ホームセンターや園芸店だと一気にたくさん取り寄せたものが置いてあるため、早く買わなければ時間が経てばたつほど定着率が悪くなります。出来れば、ネット販売がオススメ!

とくに、芝生を売っている農園や生産者さんの販売サイトが良いです。芝生の注文をすれば1週間以内に掘り起こしたものが届くので新鮮です。運送費がかかりますが、今後の事を考えると安いものです。

最後に

いかがでしたか、芝生を張ろうとしている方は、是非この手順で芝生を選んでみてください。どんな植物かがわかれば、あとはお庭との相性は良いのか。

日陰で環境が合わない場合は、違うもので代用できるのでは!などなど考えられます。

お庭をより一層、自分好みにすることはこれからの暮らしを楽しく豊かになるよう願っていること!とても素敵なことであり、私たちもそのお手伝いがしたいと考えています。

お庭の環境が芝に適しているのか不安であったり、管理が出来ないという方は、お気軽にご連絡ください!

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