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バラの冬剪定はいつ何をする?強剪定と根の整理で春に失敗しない冬管理
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「バラの冬の剪定はどこまで切っていいのか分からない」「鉢がパンパンで根が見えてきた」「春に花がたくさん咲かなかった」と悩んでいませんか?

実は、バラの冬管理は1年で最も重要な作業で、この時期にしかできない強剪定や根の整理があります。
2年に1回土を入れ替えないと、根がカチカチになり、肥料を吸収できなくなります。

この記事では、バラの冬メンテナンスの方法を解説します。
強剪定のポイント、根の整理方法、元肥の与え方、1鉢30分で完成する手順が分かります。

バラの冬管理は1年で最も重要

冬管理は1年で唯一の大イベント

バラの冬管理は、1年で最も重要な作業です。

思い切った強剪定ができ、樹形を変えることもでき、太い枝を切ることもできます。
さらに、普段は掘り起こせない根を出して管理できるのは、この時期だけです。

大きく2つの作業

冬管理は大きく2つに分かれます:

  • 強剪定(切り戻し):思い切って形を変える、太い枝を切る
  • 根の整理:鉢を掘り起こして根を消毒、土を入れ替える

この2つの作業を行うことで、春にたくさんの美しい花を咲かせることができます。

時期:1月がベスト

冬管理は1月に行うのがベストです。
この時期にバラは休眠状態に入るため、思い切った作業ができます。

1鉢あたりの作業時間は約30分で、慣れてくるともっと早くできるようになります。

作業1:強剪定|赤い芽を見つけて切る

赤いポツポツ(芽)を見つける

枝をよく見ると、赤いポツポツが見えます。これが芽です。

春にこの芽から新しい枝が吹くため、この芽を残すように剪定します。
どこで切ろうかなと考えながら、良い芽を探すのが冬剪定の楽しみです。

木立ちバラの剪定ポイント

木立ちバラの剪定では、以下のポイントを守ります:

  • 枝が分かれている場合:1本に栄養を集中させる(1本を根元から切る)
  • 外向きの芽の上で切る
  • 栄養が分散しないよう、不要な枝は根元から切る

葉っぱを全部落とす

冬剪定の時は、葉っぱをすべて落とすのが基本です。

葉っぱをそのままにしておくと、365日不眠不休で働いて疲れてしまい、病気を春に持ち越してしまいます。
また、休眠できなくなるため、バラが弱ってしまいます。

葉っぱを全部落として強制的に休眠させることで、バラを休ませます。
落葉樹が葉を落として寝るのと同じように、バラも冬に休ませることが大切です。

作業2:鉢から抜く|2年に1回

2年に1回が理想

バラを鉢から抜いて土を入れ替えるのは、2年に1回が理想です。

3年以上放置すると、根がカチカチになり、水はけが悪くなり、肥料を吸収してくれなくなります。
また、鉢から取り出しにくくなってしまいます。

10鉢あれば5鉢ずつやれば良いという計算です。
2年に1回のペースで管理すれば、悪いサイクルになる前に対処できます。

道具:根切りのこぎり

根が張ってパンパンになっている場合、根切りのこぎり(柔らかいタイプ)が便利です。
ホームセンターの園芸コーナーで購入できます。

柔らかいので、何かにガツンと当たってもくねくねと曲がり、折れることがありません。
普通の花の植え替えや出窓の植え替えにも使えるため、1本持っておくと便利です。

鉢から抜く手順

根切りのこぎりで鉢の隙間をサクサクと切り、ふわっと浮いてきたら、枝を折らないように寝かせて引っ張り出します。
細かい根が鉢底の形に丸く巻いている状態が確認できます。

根の状態をチェック

鉢から抜くと、普段見えなかった根の様子を確認できます。
細かい根が巻いていたり、鉢底ネットが根に絡まっていることがよくあります。

2023年以降、夏が長いため、コガネムシの幼虫がいることも多くなっています。
また、根が下に詰まって水の抜ける穴を塞いでいることもあります。

地上に見えている部分で何かおかしいなと思った時は、大体地中に原因があります。
根を見られるのが、冬管理の大きなメリットです。

作業3:消毒|鉢と根を殺菌

鉢の中を消毒する

鉢の中に菌が残っている可能性があるため、消毒します。

普通の汚れは植物にとって問題ありませんが、菌が残っていると病気が戻ってしまいます。
殺菌スプレー(ダコニール等)を吹きかけるだけでも十分です。

ホームセンターで販売されているスプレータイプで問題ありません。

根の消毒(オプション)

より丁寧に管理したい場合は、根も消毒できます。
バケツに水を張って殺菌剤を溶かし、作業中、根を漬けておきましょう。
使った水は必要に応じて他の植物に撒けば土の殺菌になります。

作業4:根の整理|髭のような根を切る

土をほぐす

大きめのシート(ブルーシートでも可)を敷いて、土をほぐします。
床を汚さずに掃除も楽になるため、シートは必須です。

種で飛んでくる雑草の根もはびこっている場合があるため、取り除きます。

細かい根をカット

細かい根が鉢底の形に丸くなっている場合は、カットします。

髭のようになった根はバッサリ切っても大丈夫です。
バラは休眠状態なので、土をほとんど全部落としても問題ありません。

これができるのも、冬剪定の醍醐味です。

作業5:土の入れ替え|培養土とバーミキュライト

必要な材料

土の入れ替えに必要な材料:

  • 鉢底石(パーライトまたは軽石):4cm程度
  • 培養土(普通の培養土でOK、バラ専用でなくても可)
  • バーミキュライト(水はけ・通気性を調整するため)

バラ専用の培養土が売っていますが、普通の培養土で構いません。
ただし、土がグズグズの状態を嫌うため、バーミキュライトを混ぜて水はけを良くします。

パーライトの特徴

パーライトは、適度に保水してくれて、余分な水は排出してくれる、とても使いやすい素材です。

土の入れ方

土は3層構造で入れます:

1. 鉢底石(パーライト)を4cm程度入れる
水はけを確保するため、まずは鉢底石を敷きます。パーライトまたは軽石を使用します。
2. 培養土を半分程度入れる
鉢底石の上に、普通の培養土を半分の高さまで入れます。
3. バーミキュライトを入れて混ぜる
水はけを良くするため、バーミキュライトを加えて培養土と混ぜます。
4. 根をほぐしたバラを配置
整理した根を広げながら、バラを鉢の中に配置します。
5. 高さを確認して培養土を追加
バラの高さを確認しながら、周りに培養土を追加していきます。
6. 仕上げに培養土とバーミキュライトを混ぜながら入れる
最後に、培養土とバーミキュライトを混ぜながら入れて仕上げます。隙間なく土を詰めましょう。

家庭で大きな船(混ぜる容器)がない場合は、鉢の中で混ぜれば問題ありません。
分量を間違えることもなく、楽にできます。

作業6:元肥を与える|春のための栄養

元肥とは

元肥を与えることで、春にたくさん良い花をぐっと咲かせてくれます。

冬の時期にこれをしておくことで、春のパフォーマンスがぐっと変わります。

肥料の種類と与え方

有機系の固形肥料がおすすめです。
匂いがしますが、これが効果的です。

与える場所:

  • 株元の近くではなく、離したところ
  • 根っこから離れたところ
  • 鉢の端っこ3箇所、三角形に穴を開ける
  • 1つ掴みずつ入れて、土を被せる

与えすぎない

1つ掴みで3箇所、これで十分です。

5箇所も6箇所もたくさん与えれば良いというわけではありません。
与えすぎないことが重要です。

つるバラの剪定と誘引

つるバラの剪定は控えめ

つるバラは、木立ちバラと違って、バッサリ剪定しません。
春にどこで花を楽しみたいか、どの高さで花を楽しむかを考えて切ります。

葉っぱを落とすのは木立ちバラと同じです。
細い枝や内側に向かった枝は切ります。

誘引を外して付け直す

葉っぱを落としてある程度枝を剪定したら、誘引を一度外します。
葉っぱを落とした方が枝ぶりが見やすくなります。

その後、誘引を付け直しましょう。

誘引の基本ルール

  • 基本は真横、もしくは少し上
  • 下向きになると枯れる
  • フェンスの面だけに誘引(後ろに出すと戻せない)
  • スペースが限られている場合は切り返す

枝をフェンスの後ろに出してしまうと、根っこから全部掘り上げてズルズル引き出さないと元に戻せません。
管理がしやすいよう、フェンスの面だけに誘引しましょう。

癌腫病(がんしゅびょう)に注意

根元にコブがある場合、癌腫病の可能性があります。
癌腫病は人間の癌と同じで治癒できませんが、すぐにバラがダメになるわけではありません。

使ったハサミは廃棄するか、その株専用にします。
他のバラに使うと、ハサミから菌が移ってしまいます。空気感染はありません。

剪定時のゴミ処理

バラにはトゲがたくさんあるため、大きく枝を切るとゴミ袋がすぐに破けてしまいます。
先の方から少しずつ小さく刻んで処分しましょう。

誘引してある状態が最も扱いやすい状態です。

まとめ:1鉢30分で春の準備

バラの冬管理は、1年で最も重要な作業です。
強剪定と根の整理を行うことで、春にたくさんの美しい花を咲かせることができます。

冬管理の重要ポイント

  • 冬管理は1年で唯一の大イベント
  • 赤い芽を見つけて切る
  • 葉っぱを全部落として休眠させる
  • 2年に1回土を入れ替える
  • 鉢と根を消毒する
  • 髭のような根をバッサリ切る
  • 元肥は1つ掴みで3箇所
  • 1鉢約30分で完成

思い切りの良さが大事

思い切りの良さが、冬管理で最も大事になります。

良い芽を探しながら切るのが楽しく、やってみると意外と楽しいことが分かります。
大変そうに見えますが、慣れてくるとパッパッと切っていけます。

春に答えてくれる

冬にここで頑張ると、春にものすごく答えてくれます。

バラをやっている方は、春のために他の10ヶ月間を頑張っています。
冬の管理もちょっと手間ですが、肥料を与えたり土を替えたりすることで、やった分だけ帰ってきます。

これがバラの良さであり、管理を楽しむことが大切です。

10鉢なら5鉢ずつ

2年に1回なので、10鉢あれば5鉢ずつやれば良いという計算です。
5年も土を替えないでおくと、パンパンになって土もカチカチになり、土を取り出すのも大変になってしまいます。

悪いサイクルになる前に、2年に1回のペースで管理しましょう。

虫の侵入をチェック

幹の周りに5〜8mmの穴がポコポコ開いている場合、虫が入った証拠です。
株元に木屑がパラパラと落ちていたら、幹をよく見て穴がないか確認しましょう。

太い枝をがっつり剪定できるのも、この冬の作業の醍醐味です。
太い枝を切るのは、まさにこの冬、葉っぱが落ちて休眠状態になった時に行います。

季節ごとの植物管理を楽しむ

東京都とNHK主催の東京パークガーデン選出されたぐりんぐりん横田

バラの冬管理のように、季節ごとに適切な管理を行うことで、植物は最高のパフォーマンスを発揮します。
やった分だけ帰ってくる、それが植物管理の楽しさです。

ぐりんぐりんは、東京都・NHKが主催する「東京パークガーデンアワード」に参加しています。
このコンテストは、宿根草をメインにした庭づくりを競うもので、結果は2026年11月に発表される予定です。

宿根草もバラと同じように、季節ごとの管理が重要です。
冬に適切な手入れをすることで、春に美しい花を咲かせることができます。

季節の「旬」の植物の管理方法や、庭づくりのコツについては、東京パークガーデン公式サイトガーデンストーリーにて月1〜2回のペースで記事が公開されています。

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