簡単DIYでナチュラルガーデン!おしゃれなレンガ舗装|葉山

神奈川県の葉山町で施工を行った
”レンガ舗装”をご紹介します

葉山までは、弊社がある世田谷区からは
車で1時間ちょっとぐらいでしょうか
まだ通える範囲ですね!

葉山は仕事で何度か伺っていますが
ゆっくり海を見たり、海岸を散歩したり出来ていません!
いずれ観光や美味しい料理を楽しみたい場所です

           

まず考えてみる、3つのコト


それはモノづくりの基本的なことなのですが
『目的』『デザイン』『作り方』
これを考える必要があります

            

まずは『目的』なのですが
簡単に言うと、どこに行くための舗装なのか?
ということです

レンガで作るという前提で
何のため、何が通るのかというコトです
場合によっては、レンガでは無い方が良いというコトになりかねません

            

『デザイン』を簡単に言うなら
目的を達成するためにはどうしたらいいか
それを解決するカタチを見つけるコトです

その上で、”カワイイ”とか”カッコイイ”があってもいいです
目的を達成するためにどういたらいいか?
それが一番大切なのです!

          

『作り方』ですが、デザインしたカタチを実現する事です
実現可能なのか、実現するためにはどうしたらいいのか
それを検討する、または新しい技術を発見することです

どうやったらいいかなって
知識や経験が必要になることもありますね
DIYなら、実践しながら試してみるのが大切です!

           

はじめに


ナチュラルガーデンの庭づくりでは
よく見かける”レンガの道”ですが
真っ直ぐのデザインが多いかと思います

         

真っすぐ敷いたレンガ舗装

こちらは東京の杉並区で
以前に施工した
”真っ直ぐなレンガの道”です

お庭の使い方や広さなど
いろんな条件があると思いますが
”真っ直ぐ”はどこまでいっても”真っ直ぐ”なんです

             

手作り感のある真っすぐでは無くて
狂いが無い、曲がっていないものが”真っ直ぐ”だと感じるのです

これは職人さんにお願いしたら
やっぱりキッチリと真っ直ぐに作ってくれます

         

■真っ直ぐとは?


実は真っ直ぐとは”ナチュラル”では無いのです
自然界に真っ直ぐって存在しないんですね
言い換えると”真っ直ぐは人工的”なのです

ナチュラルさ、とは自然とか天然ってことなのですが
真っ直ぐがあることで、人工的になってしまいます

             

細かいコトを言ってしまうと
”レンガ”にも真っ直ぐなモノはないですね
焼き物なので必ず、曲がります!

レンガについて

レンガでナチュラルガーデンの庭づくり!オシャレな使い方7選!

では今回の”レンガ舗装”はどうでしょうか?

            

             

『目的』


今回の”レンガ舗装”は
自転車置き場までの道です
そうなると最低限、”何が必要”でしょうか?

  1. 自転車と人が並んで通れる”幅”
  2. 自転車と人が通っても大丈夫な”強度”

それがあれば安全に、楽に
自転車置き場まで通れますね!

           

アンティークレンガの舗装

この時点では、まだレンガである必要はありませんね
目的を達成するならコンクリートでも良いかもしれません

大切なのは、安全に楽に通れる道なのです
そのあとは、デザインや、材料、予算など色んな要素があります
しかしこのモノづくりの原点は『目的』にあるのです

それさえズレなければ
何だって可能性があるのです!

             

             

『デザイン』


個人的には”自由”だと思っています
実用的なデザインが便利ですが
それだけでは面白みが無かったりします

かといって個性的過ぎるデザインは
実際に作ることが大変ですね
また通行するのに支障があるのは問題です

『目的』の”人と自転車”が通れる
これが達成できればOKなのです!

           

今回は”扇形”をしています
なぜなら?

  1. 出入りの方向性
  2. 道路と自転車置き場の位置関係
  3. レンガ自体の歪み

そこに”デザインの素”があるのです

それだけを素に考えたら
おのずとその”カタチ”は見えてくるのです
それで8割は出来たと考えて良いです

          

出入りの方向性


出入りとは、人がどこから来て、どこへ行くのか?
いわゆる『動線』と言うモノです
個人邸では”生活動線”との言いますね

自転車置き場まで人が通る動線

コチラの場合は画像の右上から自転車が入ってきます
私道ですので、反対側は行き止まり
しかも坂道を登ってくるのです!大変です

自転車を押してくるような坂道ですので
そのまま、負担なく自転車置き場に入りたいですよね!
重要なのは”坂道から自転車を押して上がってくる方向”なのです

そう考えると
レンガの道は湾曲してるとアクセスしやすい”のです!

              

➁道路と自転車置き場の位置関係


ハの字に広がった敷地

これは一目瞭然なんですが
もうすでに『ハの字』に敷地がなっているです!
その位置関係で自然と考えられるカタチが”扇”なのです

              

③レンガ自体の歪み


これは、アンティークレンガを使う場合
すべての場合に当てはまるコトです
道や花壇、そして壁です

アンティークレンガの歪み

厚みも幅も、全てが不一致なのが”アンティークレンガ”
それが良いところなんですが
これを真っ直ぐ並べる方がナンセンス!

         

アンティークレンガを真っ直ぐしようとすると絶対的に隙間ができる

真っ直ぐな棒で挟んでみると分かりますが
アンティークレンガはそれ自体が歪んでいます
歪んだモノを真っ直ぐ並べるなんて。。

            

曲がったモノを曲げて使うことが柔軟性

曲がったモノは、曲げて使う!
これは当たり前のようで、なかなか柔軟な考えが必要です

だいたいこの自然界に真っ直ぐって存在しませんからね
真っ直ぐに見えて、実は曲がっている
真っ直ぐって、実はとても人工的なのです!

          

           

『作り方』


基準と寸法で扇形を表現施工するレンガ舗装

作り方なのですが、どう作ったらいいのか?
というコトです

それは『目的』を達成するために考えます
どうしたら安全に人と自転車が通れるか?というコトです

そして『デザイン』したものを実現する
時としてとても複雑なデザインがありますが
それをどうやったら作れるのか、考えるというコトです

         

■基礎


今回は安全にって言うことです
道をはじめとするモノづくりで大切なのは
たったひとつ!『基礎』です

画像の黒い下地は”砕石”です
40cmぐらいの石から砂粒まで
いろんな大きさの石が混ざった砕石で

これをすべての下地として使います
もちろん、皆さんの住宅だって下地はコレです!

             

駐車場と人が歩くところの砕石の厚み

ではどれだけ下地を入れればいいのか?
人が通るなら最低5cmは入れましょう!
薄いとレンガが沈んでしまうことがあります

多い分には問題ありません!
駐車場の場合は最低でも15cm入っています
それだけ重いモノが乗る場合は、厚みが必要なのです

そして”転圧”
しっかりと踏み固めることが大切です!
締まっていないと砕石が動いてしまいますよ

            

■基準


今回のような曲線をつくるとしても
”基準”をしっかり用意しましょう!
これはとても大切な目安にもなります

上の画像では黄色い糸(水糸)を張っていますね
それは扇始まりと終わりを結んだ線です
基準があれば長さが分かり、中心が分かります

レンガ自体は歪んでいますが
全体が整っていれば、整然とした感じで
綺麗に仕上がって観えるのです!

           

■確認


おおよその曲がりをつけた扇形のレンガ舗装

基礎と基準が出来たら
一度、レンガを置いてみてください!

どんなカタチになるのか
全体の完成が視覚的に確認できます!

今回はセメントを使って完全に固定します
それは”安全”のためです

確認が終わったらセメント施工の準備です!

セメントについては

初心者でもアンティークレンガで簡単DIY!おしゃれ花壇を作る!

              

■つくる


見た目で美しい扇形のレンガ舗装

今回の場合ですが
通常のセメントを作るより
はるかに水を少なくします

セメントと砂の分量はいつもと同じです
セメント1:砂3の割合ですが
水だけ極端に少なくしてください

ほとんど”砂”の状態で使います
それを下(砕石の上)に敷いて、レンガを置きます

その施工法は石を固定するのと同じです
平らにして中心を凹ませる
レンガを置いて、上からコンコン叩いて揃える!

施工法はこちらを参考

駐車場と庭づくり|車が停められるナチュラルガーデン|杉並区 vo.3

               

高さを揃えてください
歩きやすくなります!
レンガを埋め込むようにして固定してください

それが出来たら
隙間(目地)にも、水が少ないセメントと砂を入れて
棒で突っつきながら押し込んでください

こういったセメントは隙間や気泡があると
そこから崩れていきますので
キッチリ詰め込むことをオススメします!

             

ナチュラルガーデンによくある扇形レンガ舗装

隙間にも詰めるとこんな感じで
びっちり埋まった感じになります

その上でシャワーで水をかけてください!

できるだけ細かいシャワーがいいですね
セメントが流れてしまいます

セメントと砂を混ぜて、水を少な目にしましたが
ここで水を足す感じです
セメントは水分を吸ってはじめて固まるのです!

水が乾いたら出来上がりです!

          

         

まとめ


いったいどうしたら美しく作ることが出来るのか?
それはキッチリと考えて作るというコトです

『目的』『デザイン』『作り方』
それを考えれば、8割は完成したも同然です!

後は実際に、考えた通りに作るだけですから
簡単ですよね!

          

その2割の『つくる』ってことは
とても柔軟に対応するというコトでもあります
予定通りいかないことも多々あるのです

しっかり測って、決めて、並べたけど
それだけじゃぁつまらない!

最後のスパイスは計算や頭では生まれない
『感性』が欲しいのです!

人が見て『美しい』と感じる
そのポイントを抑えるというコトです

             

私たちが目指す”ナチュラルガーデンの庭づくり”は
まさにこう言ったコトなのです

人工的な直線が無くとも
真っ直ぐに感じるモノを作ることは出来る

ガタガタなラインだけど
美しいと感じるモノを作ることは出来る

           

それが出来るのは”プロ”ですので
DIYで楽しんでもイイですし

私たちがつくったお庭を楽しんでもらっても
それは素敵なことです!
私たちも嬉しいコトです!

お庭づくりのことはご相談ください
お見積りは無料で行っています
まずは『目的』からお聞かせください!

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