「防草シートを敷いたのに雑草が生えてきた」「固まる砂は本当に効果があるの?」そんな疑問を持っていませんか?
実は、雑草対策は方法によって効果に大きな差があります。
特にドクダミやヤブガラシのような地下茎タイプの雑草は、間違った対策では2週間で再発してしまうことも。
この記事では、4つの異なる雑草対策を実際に2ヶ月間検証した結果を公開します。
特に注目は、植物も育てられる「ダンボール+バーク」の改良版。
失敗から学んだ成功のポイントもお伝えします。
ドクダミ・ヤブガラシが蔓延する場所で実験開始
今回の実験場所は、庭づくりぐりんぐりんの事務所裏の通路です。
この場所には、ドクダミ、ヤブガラシ、イヌワラビという3種類の厄介な雑草が蔓延していました。
これらは全て地下茎タイプの雑草で、地上部を刈り取っても根が残っているため、すぐに再生してしまいます。
実験した4つの方法:
- 防草シート+砂利(定番の方法)
- 固まる砂(塊砂)
- 雑草が生えない砂
- ダンボール+バーク(植物も育つ方法)
施工日は6月13日。
真夏を迎える前の最も雑草が活発な時期にスタートしました。
【検証①】防草シート+砂利:壁際が弱点

2ヶ月後の状態
最も一般的な防草シート+砂利の組み合わせですが、2ヶ月後の結果は予想通りでした。
壁際の複数箇所から雑草が発生しています。
発生した雑草:
- イヌワラビ
- ヤブガラシ
- ドクダミ(5〜6箇所から発生)
ただし、中央部分からは一切雑草が出ていません。
防草シート本体の効果は確実にあると言えます。
なぜ壁際から雑草が出るのか
防草シートを壁際で立ち上げて施工しても、壁との間にはどうしても隙間ができます。
雑草は地下で太陽光を求めて出口を探し、この隙間から顔を出すのです。
対策方法:
- 防草シートを壁にボンドで貼り付ける
- 隙間を完全に塞ぐ施工を行う
壁際から出た雑草は、日光を十分に浴びていないため弱く、簡単に抜けます。
全面に雑草が生えていた頃と比べれば、管理の手間は大幅に軽減されています。
【検証②】固まる砂:100%雑草対策に成功

2ヶ月後も完璧な状態
固まる砂(塊砂)は、2ヶ月経過しても雑草が一切発生していません。効果は100%です。
触ってみるとカチカチに固まり、砂というよりコンクリートに近い状態といえます。
表面が少しポロポロと擦れて落ちる程度で、全体の強度は非常に高いままです。
なぜ完璧に防げるのか
固まる砂の最大の強みは、壁際まで密着できる点です。
施工時はパサパサの砂なので、壁の隅々まで砂を詰めることができます。
その後、水をかけて固めることで、雑草の出口を完全に塞ぐことができるのです。
固まる砂のメリット:
- 壁際の隙間も完全にカバー
- セメント成分でコンクリート状に硬化
- メンテナンスフリー
デメリットも把握しておく
完璧な雑草対策ができる一方で、デメリットもあります。
注意点:
- 一度固めると植物を植えられない
- 土壌の微生物環境が変化する
- コンクリートと同じ扱いになる
植物を育てたい場所には使用できないため、用途は限定されます。
【検証③】雑草が生えない砂:95%の成功率

1本だけ雑草が発生
ホームセンターで販売されている「雑草が生えない砂」は、2ヶ月後もほぼ完璧な状態でした。
発生した雑草は、壁際の隅から出てきたヤブガラシ1本のみ。
それ以外は全く雑草が見られません。雑草対策率は約95%と言えるでしょう。
高い密着度が効果の秘密
この砂の特徴は以下の通りです:
- セメント成分は一切含まれていない
- 乾燥時はサラサラの砂
- 雨で水を吸収するとガチガチに固まる
- 壁の凹凸にも高密度で密着
固まる砂と違い、完全に硬化するわけではありませんが、水分を含むことで粒子が密着し、雑草の発芽を抑制します。
表面の砂は取れますが、内部は安定しており、学校のグラウンドのような硬さを保っています。
注意点:
- 植物は植えられない
- 乾燥すると表面の砂が風で飛ぶ可能性
【検証④】ダンボール+バーク:植物も育つ唯一の方法

1回目は失敗、改良版で再挑戦
4つの方法の中で最も注目すべきが、ダンボールとバーク(樹皮)を使った自然素材の雑草対策です。
実は、この方法は1回目の施工では失敗しました。
失敗の原因:
- 薄いダンボールを1枚だけ使用
- 1ヶ月でダンボールが腐食
- ドクダミやヤブガラシが突き破って発生
そこで、7月24日に改良版として再施工を行いました。
改良のポイント:
- 丈夫なダンボール(飲料が入っていたもの)を使用
- ダンボールを3枚重ねる
- 壁際は4cm立ち上げる
- その上にバークを4〜5cm敷く
1ヶ月後の状態(改良版)
改良版の施工から1ヶ月後(8月24日)の状態を確認したところ、雑草はわずか2箇所のみでした。
発生した雑草:
- 壁際の隅から1本(イヌワラビ)
- 奥の隙間から1本(ヤブガラシ)
雑草対策率は約90%という良好な結果です。
ダンボールの強度が重要
バークを取り除いてダンボールを確認したところ、まだしっかりと形が残っています。
- 弾力もある
- 簡単には破れない
- 色もダンボールのまま
1ヶ月前の大雨の後でも、内部は少し湿っている程度で、表面は乾いた状態です。
1枚目のダンボールがこの状態なら、3枚重ねた下層はさらに良好な状態だと推測できます。
ダンボール選びのポイント:
- 水やビールが入っていたダンボール
- 厚みがあり丈夫なもの
- 薄い梱包用は避ける

植物(エゴポディウム)も元気に成長
ダンボール+バークの最大の特徴は、雑草を防ぎながら植物を育てられる点です。
施工時に植えたエゴポディウムは、一度地上部が枯れたものの、1ヶ月後には新しい茎が2本出てきました。
水やりは一切していません。
なぜ植物が育つのか:
- ダンボールに穴を開けて植栽
- バークが土壌を改良
- 雑草よりも先に目的の植物が定着
- グランドカバーとなって雑草の発芽を抑制
他の3つの方法では植物を植えることができません。
庭づくりの観点から雑草対策をしたいなら、ダンボール+バークが唯一の選択肢です。
4つの雑草対策、どれを選ぶべき?
目的別の選び方
それぞれの方法には向き不向きがあります。
使用場所や目的に応じて、最適な方法を選びましょう。
まとめ:雑草対策は場所と目的で選ぶ
4つの雑草対策を2ヶ月間検証した結果、それぞれに明確な特徴があることが分かりました。
検証結果まとめ:
- ✓ 固まる砂:100%
植物は植えられない - ✓ 雑草が生えない砂:95%
植物は植えられない - ✓ ダンボール+バーク:90%
植物も育つ - ✓ 防草シート+砂利
壁際から発生(中央部は効果あり)
特にダンボール+バークは、丈夫なダンボールを3枚重ねることで、雑草を抑えながら植物を育てられる画期的な方法です。
今後も継続的に経過を報告していきますので、ぜひ参考にしてください。
詳しい実験の様子は動画でも解説しています。



