「撒くだけで雑草対策ができる」とホームセンターで販売されている人工砂。
本当に効果があるのか気になりませんか?
実は、使い方を間違えると砂が飛散したり、見た目が悪くなったりと、期待外れの結果になることも。
しかし正しく使えば、防草シートよりも高い雑草抑制効果が期待できます。
この記事では、実際に2ヶ月間使用した実験結果と、効果的な使い方を解説します。
撒くだけで雑草対策できる「人工砂」とは
人工砂の正体と使用量の目安
ホームセンターで「撒くだけで雑草対策」として販売されている人工砂は、焼却灰をリサイクルして無害化した砂です。
実は昔からある資材で、メーカーの実験では2年間雑草が生えなかったという結果も報告されています。
使用量の目安:
- 1㎡に対して5〜10cm厚が推奨
- 5cm厚の場合:3〜4袋
- 10cm厚の場合:7〜8袋
今回の実験では、コストと効果のバランスを考えて4〜5cm厚で施工しています。
ホームセンターで手軽に購入可能
この人工砂は特別な資材ではなく、一般的なホームセンターで購入できます。
防草シートや砂利と比べて施工も簡単なため、DIY初心者でも取り入れやすい雑草対策といえるでしょう。
2ヶ月使って分かった効果とデメリット

雑草はほぼ生えなかった
実際に2ヶ月間観察した結果、表面上はほとんど雑草が見られませんでした。
パッと見て分かる雑草は、壁際に1本のヤブガラシと思われる硬い茎が飛び出していただけです。
雨が降った後は、砂が水分を含んでガチガチに固まるため、表面を歩いても崩れにくく安定しています。
雑草の種が飛んできても、この砂の上から芽生えることはありませんでした。
防草シート+砂利との比較
同じ庭で防草シート+砂利を施工した場所と比較すると、違いは明らかでした。
防草シート+砂利の場合:
- 壁際の隙間から複数の雑草が発生
- シートと壁の間に隙間ができやすい
- 雑草が地下を這って出口を探す
人工砂の場合:
- 壁際でも雑草は1本のみ
- 砂が壁に密着しやすい
- 地下茎の雑草も抑制効果が高い
人工砂は壁際の密着度が高いため、防草シートの弱点である「端からの雑草発生」を補える点が大きなメリットです。
気をつけるべき3つのデメリット
効果が高い一方で、以下のデメリットも確認されました。
① 表面の砂が風で飛散する
雨で固まった状態では問題ありませんが、表面が乾くと砂が風で飛ばされます。
玄関近くで使用すると、玄関前や道路に砂が飛んでしまう可能性があります。
② 植物を植えられない
この砂は水分を強く吸収するため、植物が育たない環境になります。
花壇や植栽スペースには使用できません。
③ 見た目が味気ない
機能性は高いものの、砂だけの状態では殺風景な印象になります。
庭づくりとして楽しむには、工夫が必要です。
人工砂の実践的な使い方

おすすめの使用場所
デメリットを踏まえると、以下のような場所での使用が適しています。
- 家の裏手や通路など人目につかない場所
- 壁際の防草シート補強として部分的に使用
- 排水スペースや外水栓周りなど機能重視の場所
一面に砂だけを敷くのではなく、用途を限定して使うことがポイントです。
デメリットを補う2つの工夫
① 上に化粧砂利を敷く
人工砂の上に5cm以上の化粧砂利を敷くことで:
- 砂の飛散を防げる
- 見た目が美しくなる
- さらに太陽光を遮断して雑草抑制効果アップ
② 平板や石を置く
砂の上に石の平板を置けば、歩きやすい通路として活用できます。
外水栓の排水受けに使ってみた

施工手順
実際に外水栓の排水受けスペースで、人工砂と砂利を組み合わせた施工を行いました。
- 枠を作る
イペ材(耐久性100年のハードウッド)で枠を作成。高さは10.5cm、厚み3cm。 - 防草シートを敷く
下地に防草シートを敷き、壁際は4〜5cm立ち上げることで雑草の侵入を防ぎます。 - 人工砂を入れる
枠の半分の高さ(約5cm)まで人工砂を入れます。このとき、壁際に砂をしっかり押し込んで密着させるのがポイントです。 - 化粧砂利を敷く
人工砂の上に5cm以上の化粧砂利を敷いて仕上げます。
砂利と組み合わせる3つの理由
① 砂の飛散防止
表面を砂利で覆うことで、風による砂の飛散を完全に防げます。
② 見た目の向上
砂だけより格段に美しい仕上がりになります。
③ 防草効果の強化
砂利が太陽光を遮断し、人工砂と二重で雑草を抑制します。防草シートの推奨厚は5cmですが、人工砂5cm+砂利5cmで合計10cmとなり、より高い防草効果が期待できます。
水の跳ね返りも少なく、機能的にも優れた仕上がりになりました。
まとめ:使い方次第で高い効果を発揮
「撒くだけで雑草対策」の人工砂は、2ヶ月の実験で高い雑草抑制効果が確認できました。特に防草シートの弱点である壁際対策として優秀です。
- ✓ 一面に敷くのではなく、用途を限定して使用
家の裏手や通路、外水栓周りなど適所に使う - ✓ 化粧砂利や平板と組み合わせることでデメリットを解消
砂の飛散を防ぎ、見た目も美しく仕上がる - ✓ 防草シートと併用すれば、さらに効果アップ
特に壁際の雑草対策に効果的
新しい素材をいきなり大量に使うのは抵抗があるかもしれません。まずは外水栓周りや通路の一部など、小規模で試してみるのがおすすめです。



