一週間あけて生花教室へ行ってきました!
本日の花材は『カキツバタ』
『5組の生花』に挑戦です!
まずは『カキツバタ』ちょっとした説明から!
カキツバタ、漢字で書くと『杜若』
平安時代に『伊勢物語』で
在原業平らしき男が歌に詠んでいるところから
すでに存在したと考えられています!
別の漢字では『燕子花』
こちらは尾形光琳の国宝『燕子花図』と
記載があることから使われています!
しかし、学説的には『掻付花』と考えられています!
これは着物の生地などを染める際
引っ掻くように色を付けた!
ので『カキツケバナ』→『カキツバタ』
池坊では人気でよく使われる花材らしいです!
開花が春~晩秋まで長いから
一年中触ってられると
特に男性の好まれるらしいです~
(まぁ、色んな意味で…)
種類 | アヤメ科 アヤメ属 |
タイプ | 水性多年植物 |
特徴 | 耐寒 耐暑 とても水が好きなので乾燥注意 水辺に地植え 鉢植えなら鉢ごと水につける 水深5~15センチ |
違い | 似てるモノに花菖蒲、アイリスなどあるが葉脈や花柄に違いがあるらしい |
種から育てると、花がつくまでに3年近くかかるので
苗植えの方が良いですね!
生花の杜若の多くは
①花2本、葉っぱ5組
②花3本、葉っぱ7組
の生け方があるそうです!
私が本日チャレンジしたのは
①花2本、葉っぱ5組
です!
生花の基本に近い生け方ですね~
生花とは…
以前も少し紹介しましたが
草木の命が現れる出生(しゅっしょう)の美に注目します
出生とは草木それぞれが持つ特徴、いわば個性 草木が懸命に生きる様々な姿に美を見出したものが出生美です 生花は草木の出生美にもとづき 一瓶の中に品格をもって草木の命を表す様式です |
先生がいつも簡単に説明してくれるのですが
❝ 自然に近い状態、植物がどう生まれ育つのか、理解し観察し、そのあるがままの美しさを表現した生け方 ❝
というコトです!
さらに生花の形というものがあります
真・副・体ですね~
さらにそれぞれをあしらう(取り合わせる、ともなう)
葉っぱが必要だったりします!
コチラが用意してくださった花材です!
カキツバタは半開花とツボミがありますね~
先生よりカキツバタの説明から
このように生けるベシ!との話しを受け
一時間!あれこれ考え生けたのがコチラ
まず花の向きが違いますね~
葉っぱがピョン~と外を向いてますね~
見えにくいですが葉っぱの順番が違うそうです…
本当はもっと注意点がありましたが
それらを先生より指摘、説明を受け
直していただきました~!
それが一番上の写真ですね~
それが『初夏の杜若の生花』です!
つまり春は春の生け方
秋は秋の生け方があるそうです!
それは生花の真髄である
『その時期の出生に関わる』
というコトです!
と、いうことは…
また違う時期に生ける可能性があるってことですね!
今度は直されないよう頑張りましょう~!