第84回池坊目黒教室!2年12ヵ月目!『ボケと小菊の生花』
まもなく3年にもなろうとしている”池坊目黒教室”
本当に3年もたったのだろうか、まったく成長している気がしない!
たまに手ごたえはあるものの、結果になかなかたどり着かないことが多い!
自分で言うのは何ですが。。。私は器用でモノづくりのセンスもある方である
でもこの”いけばな”に関してはどうなのか!?
成長とは急速にしないモノである
時々”オッ!”と思っても
いつの間にか3歩下がっている
けど続ける、いけばなを続ける
そうやっていると不思議とレベルが上がっているものだ
たぶん!そう願う!
ボケと小菊の花がカワイイ!季節の花でいける生花
久しぶりに”ボケ”の花をみました!
赤いロウみたいな花弁がとても綺麗ですね
太陽に向かって咲く花はエネルギーがあります!
小菊は池坊の定番です
色んなタイプな花が用意されていました
つぼみが多いもの、開花が進んで背の高いもの
何度か使ったコトがある花材です
それらを使って”生花(しょうか)”をいけることになりました
先生から言われたのは、二つ!
- 二種生けですよ
- 難しいですよ
なるほど!難しいと言われるのは
ボケの枝の使い方なんでしょうね
ぐりんぐりん代表、横田が生けた花
写真の角度によりますけど
まぁ普通に生けられているのでは!?
問題ないでしょう!
と、思いきや先生に笑顔無し!
それからボケについてご説明を受けました
何とも初めから言ってくれてもいいのは。。。?
一番大きな直しをいただいたのは
”真”の高さでした、低いってことです
ボケの枝の先っぽは細いのです
それは池坊ではチカラがない枝とみるのです
つまり細い枝はあっても、無いってことなんです
それのため”真”の高さが低くなってました
そのため全体のバランスが良くなかったみたいです
先生が直した、ボケと小菊の二種生け
感想は”自分のと全然違うじゃない!”ってことです
いや~さすがですね!
先生が生けているのはその場で見てるのですが
なかなか難しいものです!
枝の曲がりが私のと逆なのは、そういった規則にのっとった生け方なのです
花材の枝ぶりから、先生のようにひらがなの”逆くの字”の方がいいと判断した場合です
その場合”右後ろ45℃”方面に太陽があると想定して生けるのです!
それを”逆勝手”といいます
私の方が”本勝手”といいます
生け花は”床の間”に置くことを前提としています
その左後ろに太陽があることが基本とされ、”本勝手”とばれています
本来は”本勝手”と”逆勝手”は場所で判断されるもので
用意した花材の枝ぶりで判断されるものではありません
今回は練習だから用意できる枝も限られています
今ある花材でベストと尽くしています!
”体”の小菊です!
余計なつぼみや葉っぱがスッキリ整理整頓されています
こういった細かいところに美しさが宿るのですね!
まとめ
こうして先生のチカラをまざまざと見せつけられ
自分のしょぼい成長ぶりにガッカリするのでした
池坊目黒教室の先生は、今でも変わらず勉強されているそうです
池坊の本場、本部は京都です
年に何回も訪れているそうです
そういったスタンスは尊敬にあたいします
また次回は少しでも成長できるように頑張りましょう!
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