1年間、雨の日も風の日も、元気に咲き続けてくれたバラたち
そんな頑張り屋のバラをちゃんと休ませていますか?
バラは冬にしっかり休眠させてあげないと、来年たくさん花を咲かせてくれません。
それどころか、休んでいない状態で次の年を迎え、無理やり花を咲かせようと肥料ばかりあげると株が弱ってしまいます。
今回、冬に行うバラの管理方法を教えます!
来年美しく咲いてくれるよう、気持ちを込めながら半日もしくは1日、バラ作業の日を設けてみてはいかがでしょうか!
冬のバラ管理の目的
冬のバラ管理の目的は、1年間咲き続けた株を休眠させて来春に向けて栄養を蓄えることです!
日本の猛暑に耐えて、花を咲かせてくれたバラたちを休眠させてあげるために、余分な枝を取り除き
葉は全て取りましょう!
また、弱っている株やプランターの土がカチカチで指を入れようとしても入らなければ、プランターの土の入替えをしてあげましょう!
バラの剪定方法
成長が止まり、冬眠に入った薔薇!今のうちに思いっきり切りましょう。そのままにすると、折れてしまったり、上の方でしか咲かなくなってしまいます。
全体の剪定ポイント
・木立バラもツルバラも全て葉を落とします。
・全体の3分の1くらい思いきって剪定あげます!
・外芽を探し、芽の上を剪定。
木立バラの剪定方法
外芽にでている赤くぷっくりした芽を見つけることが出来れば、後は切るだけです!
古株は、3分の1のあたりに芽がないものがあるので、そこは臨機応変に3分の1以上の位置で切ってあげてください。来春芽が伸びてぶつからないよう、株の内側が密にならないような剪定を心がけましょう!
剪定前の薔薇です。大体70㎝。葉っぱも枯れて、冬眠をしている様子。
剪定後の薔薇。あんなに枝を張っていたのに、こんなに切って大丈夫⁉1年で元通りになるので大丈夫です!全体の高さが均等になるよう選定しましょう。
1本だけ明らかに伸びている切り方は良くないです。薔薇は頂芽優性という性質が強いです。高い枝がより栄養を奪い成長しやすくなります。均等にすれば、すべての枝が等しく栄養を貰えます。
ツルバラの剪定と誘引方法
ツルバラは横に長く伸びたところから垂直に新芽が出てきます。
①フェンスやトレリスについた誘引を全て取ります。
②柵からはみ出ない程度に剪定、そして外芽を向く枝を探して切ります
③誘引は中心から弧を描くようにします。硬い枝を無理して曲げたり、柵の中に入れるとバラに負担がかかるので、できる範囲で曲げてあげましょう!
プランターの土の入替え
①持てるくらいの小さなプランターは鉢から土ごと出します。
②土を全てはらい、密になった細かい根を切ります。
③鉢と根を殺菌します。
④新しく土を入れ、株を元通りにします。バラは軽い土を好むので全体の3分の1パーライトとバーミキュライトとを培養土と混ぜて植えてあげましょう!
※動かすことのできないプランターは、太い根が見えるまで掘り、殺菌をして同じ土材料を入れてあげましょう!
冬管理、詳しい薔薇の土の入れ替えについてはコチラに!
⇒ 最も大事な薔薇のお手入れ|今年も花を咲かせるぞ‼ 土の入れ替え編
注意!!バラの癌腫
画像から根元付近に、見るからにぼこっとできものようなものが見えるかと、、これはバラの癌腫!!
これが見つかれば、早急に取りましょう!
お願い
・はさみは癌でないバラと癌のバラと2つに分けてください!
殺菌やはさみをあぶっても他の癌でないバラにうつってしまします。
・手で触った場合は、殺菌してください。
肥料を忘れずに!
せっかく、剪定や誘引をしたのに、肥料を忘れてはバラは蓄えるものがなく弱ってしまします。オルトラン錠剤を片手で一つまみパラパラとした後、市販のバラの寒肥や元肥と書かれた肥料を鉢の縁に3つほど、第二関節くらいまで穴を開け、入れてあげてください!
そして、希釈した木酢を土・根元・枝にあげればバラの冬管理終了です!
最後に
去年咲いてくれたバラ・上手く咲かなかったバラ、もし冬管理をしっかりすれば今年は綺麗に咲いてくれるかもしれません。バラも良く咲く年と咲かない年があるので、次こそはと挑戦することが大切です!
最初は、こんなに切って大丈夫?と不安にもなります、私も最初はビクビクして切っていました。しかし、切ってあげないと春からの成長が著しかったので、その心配はいらなかったみたいです。
なので、怖がらずに剪定してみてください!
後は1年間より美しく咲いてくれるよう楽しみに待ちましょう!
バラについてお困りの方は、コチラからどうぞ
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