駐車場と庭づくり|車が停められるナチュラルガーデン|杉並区 vo.1
アンティークレンガの花壇、自然石の路盤、時間が経つたび”味がでるお庭”
■現状、今までのお庭
杉並区のマンションのお庭です
こちらは古めのマンションですが、面白いことにお庭の壁がないんですね
玄関は反対側にちゃんとあって、こちら側から人や車の出入りが出来るつくり!
どうやら以前お住まいの方は駐車場として使っていたのか
砕石(砂利)が入っている状態でした!
でもアンティーク状になった木製ベンチがいいですね
■ご希望、予算、プラン
まずはお庭を拝見しながら、いろいろとお話しを聞かせていただきました!
やっぱりそこにお住まいの方の意見は貴重です!
そのなかで、さらにご予算を考え色んなプランを作らせていただきました!
今回は素材にこだわって、一番お客さんのイメージに近い素材を探しました
基本的には自然素材でのナチュラルガーデンを!
ほんとうにたまぁに車が停まるコトがある!
管理の少ない植物を楽しみたい、景観を良くしたいとのこと!
・レンガの小道
第一にレンガで道をつくるプランです
この配置はたまぁに車を停めることを想定してのカタチです
車を停めてもヨシ!
歩いてもヨシ!
さらに花壇を二つ設ける予定ですが
それも大きさを調整する必要がありそうです!
・大谷石の小道
今度は大谷石で駐車場をつくるプランです
ひとつの大きさが大きいので、レンガと比べて数は少なくサッパリした感じがします!
大谷石の利点は厚みもあって、とても安定感に優れています!
ただ劣化はしやすく、欠けることも起きやすいですね
周りにグランドカバーなど植物があると、とてもいい雰囲気になりますよ!
・枕木の小道
枕木で駐車場の庭づくりのプランです
大谷石同様、枕木も厚みが約14センチあるので
安定感にすぐれています!
本物の枕木が硬い樹木を使っていますので
想像より劣化がゆっくりです
何より植物との相性はいいので、ナチュラルガーデンとしては最高ですね!
・自然石の小道
コチラはお客さんのご意見から追加でプランを作り、採用されたものです
自然的であり、自然ポイ感じで、日本的ではなくて、レンガの味わいで!
というご意見をもとに考え提案しました!
使用する自然石は”ベイジストーン”
明るい茶系の色合いがとても魅力的です!
自然石を使うと暗くなりがちなお庭を明るくしてくれます!
この石は加工されたばかりなので
ツルツルのピカピカで真っ平なのです、色も新しいっていう印象を与えます
当然ですが経年で色合いはくすんできます
時間とともに馴染んでくるのが自然素材の一番のいいところです!
お庭づくりは完成したところが、スタートなのです!
■リフォームのスタートは解体から!
とにもかくにもリフォームとは解体から始まります
まずは綺麗にゼロに近い状態にします!
本当にこれが一番大変なのかもしれません
ご家庭でもゴミは細かく分類され、決まった大きさで捨てなくてはいけません
これはお庭だって同じことです
砂利と土は別々に捨てなくてはいけないのです
また他のモノも同様で仕分けが一番大切で大変な作業になります
■土留めとしての枕木
奥がマンションのお部屋、手前がお庭なのですが
中間の白いコンクリート
これは土留めとして活用されています
まずこれが気に入らないとのコト!
それはそうですよね、ナチュラルガーデン好きには敬遠される素材ですよね
そういったわけで!
枕木に交換です!
これはしっかりとした本物の、実際に鉄道のレールで使われていた枕木です
硬い素材で簡単には腐食したりしません
またセメントなどで固めたりしませんので、交換も可能です!
土留めとして弱い部分は”つなぎ目”でしょうね
枕木はあくまで中古、はじめから”ゆがみ”があって
ピタッと隙間をゼロにすることは出来ないでしょう!
そこでこの隙間にパテ、コーキングで隙間を埋めることにしました
そこは実用的な要素を考えて施工します!
枕木は基本的に一本が2メートル強あります
ですので土留めの利点として”つなぎ目”の数が少ないこともあります
今回の場合、お庭の幅は4メートル弱
枕木を2本並べて、少しカットするだけでOKなのです!
■本日はこれまで、まとめ
一日目を終了します!
地面は土が見えるまで削りました
砂利は分別して処分ですね!
土留めのコンクリートは、木製ベンチの足元で再利用!
土面にベンチを置くと沈んでしまいますから、これで一石二鳥ですね!
雨が降っても良いように
ブルーシートで土面をカバーします!
これで雨による”泥はね”は少なくできますね
次回はさっそく”自然石とレンガ”を搬入しますよ!
それから”レンガの花壇”に着手しましょう!