中庭のタイルの上に”ウッドデッキを1日でつくる!”|武蔵野市
目隠しプランターで楽しむ!”第二のリビング”のウッドデッキ!
■もともとのタイルの中庭
武蔵野市の個人邸ですが
建物の真ん中ぐらいにあるのが”タイルの中庭”でした
そこは屋根がなく、何となく使い方が分からないスペースだったそうです
家とタイルの関係です
あきらかに建築設計ではタイルの中庭は”外”の扱い
お客さんの希望は”外”を”内”へして欲しいとのこと!
そのために”ウッドデッキ”を希望されていました!
とても良いアイデアですね!
家の床と中庭のウッドデッキの高さを近づけてあげるほど
それはリビングの延長として”第二のリビング”として活用できるのです!
分かりますか、その段差10センチです
この段差のため中庭は”外”なのです!
これを0(ゼロ)に近づけて欲しいとの要望!
何とかしたいですね!
しかもお部屋や中庭が高いため
お隣りさんと視線が合う!
この目隠しもご希望でした
はじめはウッドデッキをつくるので
木製フェンスを考えていましたが、樹木で目隠しすることをご提案
それにより簡単に目隠しが可能に!
ご予算も抑えられて、ウッドデッキに彩りと生き物が加わることに!
■ウッドデッキと目隠しプランターのプラン
最初のプランです!
プランターを5個置いて、プライベートスペースにするべく囲ってみました
このウッドデッキでイスに座って過ごす場合
少しでもプライベート空間であった方がゆっくりできますよね!
そして完全な目隠しも行えます!
最終的にはこのスペースを広く使うことを希望され
プランターは最低限、目隠しが可能な2つへ変更!
さらにご予算をおさえ、ウッドデッキに活用の幅ができそうです!
■ウッドデッキを1日でつくる!
まずは実際の寸法確認をふくめた、材料のカットを行いました
いくら正確に寸法を測って建築をつくっても
ほんのわずか、ズレてたり、寸法が違ったりするものです
そこで各場所の寸法を測りつつ、ついでに材料もカットするのです!
そして!一番奥につくったのが床板を受ける、大事なパーツです!
ここに床板を置いていくことで、安定してウッドデッキが水平を保てるのです
L字に床板を受ける足をつくることで
施工がとても簡単になりますね!
できるだけ広く使いたいですね
でもちょっと隙間を残して余裕があれば安心です!
そしてこれが一番大切ですね!
家の床とウッドデッキの高さをできるだけ近づける施工方法です
材木をカットしてはテストをして、繰り返し行ってギリギリに施工します!
下駄みたいな台に乗った短い板を床板のところです
下の台、ウッドデッキの足をつくることは基礎をつくること
これが一番大切です!
基礎ですので、これをしっかり作っておけば
あとはこれに床板を乗せるだけなのです!
手前と奥がご説明したウッドデッキの足です!
これが今回の基礎ですので、とても大切な部分です
これが出来ますと、あとは床板を乗せていきましょう!
正確に測って、基準をつくって、そして床板が固定されていきます!
床板の隙間も重要ですね!
小さなお子さんがいる場所では、できるだけこの隙間を狭くしたりします
それは子供が指を入れられないようにするためです
雨が降った時など、この隙間から水が下に落ちていく
とても大切な隙間ですので、ほんの少しだけでも開けた方が
ウッドデッキが痛まないでしょう!
今回は9ミリ、空けました!
基準ができるとあとは寸法を測って
材木をカットして、くっつけるです!
ドンドン床板を施工していきましょう!
ウッドデッキのエンドです
床板の小口も見えなくなり
収まりもいいですね!
このウッドデッキの基準であり、足であり、床板の台であり
そして床板の小口を隠す幕板でもあるんですね!
これだけ日の光がはいるなら
プランターの植物たちも育ってくれそうですね!
■中庭のウッドデッキ完成!そして目隠しプランター設置!
ハードウッドの美しさが発揮されていますね!
とても隙間がそろっていい施工です!
もし雨が降っても奥側に向かって流れていくように施工しました
ウッドデッキの隙間から雨がタイルに落ちても
水が流れていくように水路を確保してあります!
これ以上ないくらいピッタリ施工ですね!
恐るべし正確さ!
ほんの若干ですが、窓の桟を押すくらいがちょうどいいです!
大工さんはちょっとキツイぐらい、ピタっというのを好むようです
床板を打ち込むビスの位置もそろってていいですね!
ここを使う方々が気にならない感じでピタっと位置がそろってますね
出来栄えとしては最高ですね!
このウッドデッキの表面にもよければメンテナンスしてあげるといいですね
透明な塗装で膜をつくってあげるとか
よごれたらタワシ、ブラシで擦ってあげるとか
きっと大切にした分だけ長持ちしてくますよね!
そして”目隠しのためのプランター”です!
色合いもカタチもイイですね!
植物は多種類を1株づつ
バリエーションを持たせました!
これは色合いや成長具合いを予測して植えています
また別の意味では、この場所の環境にどれがあるのか
計っている意味合いもあります
この目隠しはこれから何年もここに使われる予定です
ですので今のうちに、この場所の環境を計るための
多種類の植物でもあるのです!
キッチリと目隠しの役割を果たしてくれそうですね!
シャクナゲは花を楽しむため、月桂樹は食を楽しむため
表のお庭と生活と楽しみと、すべて繋がっているのが私達の目指す庭づくりです!