本日も”生花”を行なってきた
池坊教室です!
早くも一年がすぎ、ますます精進をしていきたいものですが
前回からおこなっている”リアル生花”
本当の”池坊の生花”に手間取っている今日です!
皆さんがご存知の剣山とは
歴史からすると、最近の生け花の道具でして
歴史ある池坊での”生花”は、道具が決まっています!
それは池坊が誕生した当時から
使用されている道具です
伝統文化ですから、それも当然受け継いでいくものです
実は”生花”と言いましても
池坊では古典と現代の2種類の生花が存在します!
古典の生花として、『生花正風体』
伝統的な決まりを受け継ぐ生け方です
現代の生花として、『生花新風体』
1977年に誕生した、伝統美を踏襲した上で
もっと自由に植物の出生美を表現する生花です
前回から本当の生花として
チャレンジしているのが
『生花正風体』です
これは池坊設立当時からの生け方で
道具は”御玄猪””叉木”を使用します
■第33回池坊教室!12ヶ月目!『真の生花に挑戦~』生花マスターへの道
この道具をつかっていける!
というのが、かなり難しい!
第一に”叉木”なんですが
自分で木を削って作ります
キッチリ作らないと、安定して植物を固定出来ないのです
さらに剣山は一本いっぽん挿して固定しますが
”叉木”では一番前の枝から、挟んでいかないといけない
ですから始めにいける枝をある程度、決めて、長さを整え
並べるようにしていくのです
しかもそれだけでは、ゆるゆるで、バラバラになりますので
余った枝で固定する必要があります
ただ枝を固定するのが
けっこう難しいです!
なかなか思い通りいかないので
深~い、ため息が出る勢いなのです
実際、この過程がイヤで
生け花をやめてしまう方が多い、というわけで
池坊でも段階を経て、教えるようにしているそうです
そして本日の花材です
下が『紫リンドウ』
この”ぐりんぐりん成長記”でも
何度か出てきます
一年やっただけで、何度も触ることがあるので
生け花ではかなり使用頻度が高いですね
■第32回池坊教室!11ヶ月目!『茶花・白いリンドウの三種生』
この時期のお花としては
けっこう使っています
以前に一度使用していますし
近々では白い花のリンドウを使っています
白いリンドウはとても良かったですね
■第32回池坊教室!11ヶ月目!『茶花・白いリンドウの三種生』
実は今回、かなり手こずりまして
アレやコレやしまして
先生のアドバイスを受け
結果こんな感じに仕上がりました~!
枝の選択、特に各枝の長さが難しい
そのバランスで全く仕上がりが違います
しかも先に申した通り、御玄猪を使用する際は
生ける前に、枝の長さを決めて切ってしまいます
慣れれば、さっと出来るようになるらしいのですが
いつ慣れるんでしょうね~
まぁ今回も前回と同じような
注意点を指摘されました!
やはり基本的なことばかりです
枝の向き、方向、長さ、選択
ための位置(ためとは枝の曲がるところ)
あ~精進、精進!
■第35回池坊教室!12ヶ月目!『生花新風体』新たな挑戦はじまる~
■第33回池坊教室!12ヶ月目!『真の生花に挑戦~』生花マスターへの道
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