引き続き、岩手県の安比高原での仕事です!
本日はカフェの庭の植栽が中心となります
こちらでは『石原流の花の植栽』が存分に拝見できます!
階段で上がる感じになっていて床の高さが違うんですね
それで庭部分は石組みを行い、階段状の花壇になっています!
関東より南側でしたら、この石組みで乾燥系の植物をつかって
アガベとかユーフォルビアなど乾燥に強い感じで
『砂漠の庭』にしてもOKな感じですが~
安比高原はスキー場があるくらいで
2メートルぐらい雪が積もるらしいです!
なので当然、植物も耐寒性が強いものになってきますね
とにかく広い!都心ではなかなか見られない広さです!
道路側は庭に通路が作られていて
ゆっくりと花などを楽しめるようになっています!
乱張りがいいですね~
石原流の植栽は花壇を横から見たときに
分かることもあります!
まず道に植物がはみ出している!
なんなら斜めに植栽されている!
道は真っすぐですがそのラインを消したいとのこと
石原和幸さんは真っすぐがあまりお好きではなく
なるべく曲線をつくろうとされるんですね!
『自然界に直線はない』ということなんですね
自然に近いお庭をつくられる方ならではです
背の高い植物が前に来る!ってこともあります
通常ですと花壇の奥が背の高い植物
手前は背の低い植物を植えて、階段状にして楽しむ!
ことが多いと思います、またそうなっているのを見かけます
ところが自然に近い植栽をする石原流ですと
将来背の高くなる樹木を、前線に植えることもあります
植物界も競争ですから、光が当たらなくて、栄養が取られて
枯れていくモノもでてきます
それは自然の法則なんですね、人工的な計算ではないのです
それこそが石原流なんです、自然はどうなっているのか?
それを知ることが、石原流を知ることなんですね
またそれは、いけばなの池坊の考え方でもあります
特に、このブログでも何度か登場している『生花(しょうか)』で
お伝えしている、『出生(しゅっしょう)』をいけるってコトなんです
出生とはその植物がどこに、どうように生えているかってことなんです
自然の中でのその植物の在り方、なんですね!
難しいようで、とても単純な考え方だと思います
けど、いざやろうと思うとできないんですね~
つまり、自然を知らない、植物を知らない、欲、理性、常識、など
いろいろなものがシンプルな規則を、難しく考えてしまうんですね~
人って複雑ですね~!
修行あるのみって感じですね
この切り株とモミの木は、本日植えました
これが植栽によってどう変わるのか~楽しみですね!
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