「ダンボールと堆肥を使えば簡単に雑草対策ができる」と聞いて試してみたものの、すぐに雑草が生えてきて困っていませんか?
実は、ダンボールを使った雑草対策はダンボールの種類を間違えると3週間で失敗します。
薄いダンボールでは雨で腐ってしまい、雑草が突き破って生えてくるのです。
この記事では、4つの雑草対策を実際に3週間検証した結果と、ダンボール対策を成功させるための改良方法を解説します。
検証した4つの雑草対策パターン

今回、事務所裏で以下の4つの雑草対策を同時に施工し、3週間にわたって経過を観察しました。
- 砂利+防草シート:一般的な対策
- 固まる砂:水で固まるタイプの砂
- 雑草が生えてこない砂:特殊な砂
- ダンボール+堆肥:環境に優しい方法
それぞれの結果を詳しく見ていきましょう。
3週間後の検証結果
砂利+防草シート:壁際から雑草が発生

2週間目から壁際に雑草が出始め、3週間目には3箇所に増えました。
発生した雑草は犬わらびとヤブガラシで、いずれも壁際からのみ発生しています。
砂利の中心部からは一切出てきていません。
なぜ壁際から出るのか
防草シートを壁際で4cm立ち上げて施工しても、シートと壁の間にはどうしても隙間ができます。
この隙間から雑草が顔を出すのです。
ただし、砂利を敷かない場合と比べれば雑草の量は圧倒的に少なく、根も浅く弱いため簡単に抜けます。管理の手間は大幅に軽減されています。
固まる砂:完璧な状態を維持
3週間経過しても施工時と全く変わらない状態を保っています。
中心部からはもちろん、壁際からも一切雑草が発生していません。
表面はしっかり固まっており、見た目も美しい状態です。
雑草が生えてこない砂:高密度で隙間なし

固まる砂と同様、3週間経過しても雑草は一切発生していません。
この砂の特徴は以下の通りです:
- 粒子が細かく均一
- 壁の凹凸にも高密度で密着する
- 乾燥状態では粒がサラサラ
- 雨で濡れると内部の空気層が抜けてカチカチに固まる
防草シートと違い、砂は壁際まで隙間なく密着するため、太陽光も空気も通さず雑草が出にくい環境を作ります。
注意点:植物は植えられない
雑草すら生えてこない環境のため、この砂を使用した場所には植物を植えることはできません。完全に雑草を抑えたい場所専用の対策です。
ダンボール+堆肥:3週間で大失敗

3週間目で壁際とダンボール中央部から雑草が発生し、失敗という結果になりました。
失敗の原因
堆肥を取り除いてダンボールを確認したところ、以下の状態でした:
- ダンボールが雨でボロボロに腐っている
- 雑草(イヌワラビ)がダンボールを突き破っている
- 壁際のダンボールは特にひどく腐食
雑草が腐る前に、ダンボールの方が先に腐ってしまったのです。
ダンボール雑草対策を成功させる改良方法
失敗から学んだ重要なポイント
検証の過程で、ダンボール雑草対策を教えてくれた方の言葉を思い出しました。
「ビールをたくさん飲んでダンボールが出たら使うんだよ」
この言葉の真意は、ダンボールには強度の差があり、飲み物が入っていた丈夫なダンボールを使うべきということだったのです。

強いダンボールの見分け方
以下のようなダンボールは強度が高く、雑草対策に適しています:
- 飲み物(ビール、ジュースなど)が入っていたダンボール
- 機械類を包んでいたダンボール
- お菓子など壊れやすいものを包んでいたダンボール
- 重たいものを運ぶために作られたダンボール
薄い梱包用ダンボール1枚では、雨ですぐに腐ってしまいます。
改良版の施工方法

失敗を踏まえて、以下の方法で再実験を開始しました:
- 飲料用の丈夫なダンボールを使用
- ダンボールを広げて3〜4重に重ねる
- 壁際は4cm立ち上げて隙間を防ぐ
- 必要に応じて金具ピンで地面に固定
- その上に堆肥を敷く
ダンボールを広げて3〜4重にすることで、厚みと強度を確保します。
各雑草対策のメリット・デメリット比較
砂利+防草シート
✓ メリット
- ●比較的安価
- ●雑草の量は大幅に減る
- ●見た目が自然
✕ デメリット
- ●壁際から雑草が出る
- ●定期的な抜き取りが必要
固まる砂
✓ メリット
- ●雑草が一切出ない
- ●美しい仕上がり
- ●メンテナンスフリー
✕ デメリット
- ●コストが高い
- ●植物は植えられない
雑草が生えてこない砂
✓ メリット
- ●雑草が一切出ない
- ●壁際も完璧にカバー
- ●高密度で隙間なし
✕ デメリット
- ●植物は植えられない
- ●比較的高価
ダンボール+堆肥(改良版)
✓ メリット
- ●環境に優しい
- ●植物が育つ
- ●コストが安い(ダンボールは無料)
✕ デメリット
- ●ダンボールの選別が必要
- ●施工に手間がかかる
- ●耐久性は未知数(検証中)
雑草対策を選ぶ際の判断基準
植物を植えたい場合
ダンボール+堆肥の改良版が唯一の選択肢です。
堆肥から栄養を得られるため、植物が元気に育ちます。
固まる砂や雑草が生えてこない砂では植物も育ちません。
完全に雑草を抑えたい場合
固まる砂または雑草が生えてこない砂がおすすめです。
壁際からも一切雑草が出ず、メンテナンスフリーで管理できます。
コストを抑えたい場合
砂利+防草シートが現実的です。
壁際からは出ますが、根が浅く簡単に抜けるため、管理の手間は許容範囲内です。
今後の検証予定
改良版のダンボール+堆肥対策は、現在0日目からスタートしています。
今回は夏に向かう時期のため、雑草の成長が最も活発な季節での検証となります。
丈夫なダンボールを3〜4重にした改良版が、どれだけ持つかを継続的に報告していきます。
まとめ:ダンボール雑草対策は「ダンボールの強度」が成功の鍵
3週間の検証で分かったことは以下の通りです:
4つの雑草対策の結果:
- ✓ 固まる砂と雑草が生えてこない砂は完璧
- ✓ 砂利+防草シートは壁際から発生するが管理は楽
- ✓ 薄いダンボール1枚では3週間で失敗
ダンボール対策を成功させるポイント:
- ✓ 飲料用など丈夫なダンボールを選ぶ
- ✓ 3〜4重に重ねて厚みを確保
- ✓ 壁際は立ち上げて隙間対策
薄いダンボール1枚では雨で腐り、雑草が突き破ってしまいます。
ダンボールの種類選びと重ね方が、成功と失敗を分ける重要なポイントです。
改良版の検証は継続中です。環境に優しく、植物も育てられるダンボール+堆肥対策が成功すれば、理想的な雑草対策になるはずです。
実際の検証結果と施工方法の詳細は、YouTube動画で解説しています。

