今、皆さんのお庭ってどんな様子ですか?植物いっぱいの素敵なお庭にしたい!と憧れますよね。でもご自宅の全部に植物が埋まってしまったら、管理しきれません。
そのため、細い通路やあまり人が通らない場所は、雑草対策できていればいい!という方が本当に多いです。

雑草対策にも様々な方法があります。先に他の植物を植え込んで、雑草を生えさせない。ホームセンターで売っている固まる土や、セメントを使った対策。
最近では、地面が全く見えないように全面コンクリートが、良く見かけるようになりました。他の植物や雑草を取らないで雑草対策と言われても、素敵だと思うけれど、ピンと来ない。
ここでは、あまり通らない場所、手間をかけたくない、予算をかけたくない、自分たちで雑草対策をしたい方に向けた雑草対策についてご紹介します。
砂利敷き
一番コストが安くて、DIYでも出来る雑草対策です。でも注意していただきたいのは、雑草を抑制しているのは砂利ではく、その下に敷かれている防草シートです。
この防草シートがとても大切な雑草対策アイテムです。

砂利敷きの雑草対策は、砂利が雑草を抑制しているわけではありません。砂利は太陽光が地面や防草シートに届きにくいようにしてくれています。
そして、防草シートが風に煽られないように重りの意味合いもあります。砂利より大切なのは防草シートです。太陽光が地面に直接届かないようにします。また、雑草が成長しにくいよう抑制するモノなのです。
防草シートにも多くの種類があります。そのため、ご自身で防草シートを購入される方のためにも、その選び方をご紹介します。
この投稿と同じ内容で、雑草対策について詳しく説明されたものが、ぐりんぐりんのYouTube動画に配信されています。どうぞ参考にしてください。
防草シートの選択
黒い防草シート

畑やちょっと荒れた空地で見かける、黒いビニールシート。よくビリビリになっていませんか?このタイプは、耐久年数が短いです。
繊維を縦横に織り込んだもので、引っ張ると隙間がすぐに出来てしまいます。そのため、必要分をカットすると端からほつれてきます。だいたい2年からもって5年くらい。その分安価です。
コチラのタイプは、ご家庭で選ばないでください。新しい家を建てる際、工事が新工するまでこれで安く雑草対策をするときに使用します。そのため、このタイプは短期間、雑草を抑制するために使用するモノです。
でも、とても安価な防草シートです。そこまで予算を上げたくない場合でこの防草シートを使用する。そんなときの敷くポイントがあります。
それは、『切らずに敷く』です
例えば、通路幅が70㎝で防草シートが1mの幅のものを使用する。30㎝呼ぶんです。その30㎝は切らずに下方向へ折り曲げて使いましょう。切ったところから、ほころびが出来てしまうかもしれないからです。
〇〇バーンの防草シート

ネット検索するとよく出てくるメーカーさんの○○バーンといものと同じものです。黒い防草シートと同じ素材です。
その違いは、縦横に織り込んでおらず、繊維同士を接着させています。そのため、ほつれてきません。耐久年数が5年~15年です。その分価格が上がります。防草効果があるものほど、高額になり、耐久性があがり、厚手になり重くなります。
例えば、5年の耐久性のモノが1万円なら、15年耐久のモノは2万円を超えるイメージです。その分効果はあります!
この防草シートを、実際に敷いていて、気になる事は『折り曲げにくい』
砂利敷きの際、防草シートと家の壁やフェンスの壁の隙間から雑草が良く出てきます。
この隙間をできるだけ作らないことが、今後のメンテナンスの楽さに関わってきます。そのため、防草シートを折り曲げて壁に密着させたい。でもこの防草シートは、折り目が付きにくい。砂利を敷いていても跳ね返されることもあります。
しかし、黒い防草シートと比べると防草効果はとても高いです。
ポリエステル製の防草シート

見た目は、2つ目の防草シートと似ていますが、素材が違います。この防草シートは、ポリエステル製で洋服や家庭用品までも、様々な場面で使用されています。
ポリエステルの特性は、素材の硬さと弾力性が強いことです。硬さは、理解できるかとお思いますが、弾力性が大切な理由は、踏圧によって砂利の角がシートに当てられます。そのとき、弾力性が無いと破れてしまいます。そのため、弾力性がとても重要視しているのです。
さきほどの2種類よりも、弾力性があり、敷きやすいんです。弾力性があると、壁との隙間も簡単に折り曲げて密着できるので、難なくクリアできます。
また、紫外線にも強い特徴があります。実際に砂利敷きの通路を使用していると砂利が動いて見えることがあります。それは、劣化と言うよりも砂利が少なかったり、地面が整地されておらず、ボコボコになっていたりするときに起こります。また、人が良く使用する動線は、砂利の量が少なくなりますよね。
そのときに、砂利が少なくなってシートが見えてしまう状態になります。だから、紫外線に強いという特徴は大事です。
最近ホームセンターでは、UVカットの防草シートもあるので、そちらもチェックしてみても良いかもしれません。
実際に施工したときに使用してみて、一番予算と防草効果のバランスが取れているものは、ポリエステル製の防草シートをです!こちらがオススメです。
まずは、ホームセンターに行った、またはネットで検索したときの選び方
- 素材のチェック
- 耐用年数
- ご自身に合った予算
たまに、〇〇用の防草シートと記載されたモノもあるので、参考にしてみてください。
固定ピンについて
防草シートを固定するピン。ピンの長さは、15~20㎝が多いです。金槌やハンマーで叩いて差し込みます。防草シートの端から50㎝以内の間隔でピンを差し込んでいきます。
2種類の素材別ピンについて、ご紹介していきます。
金属のU字ピン

鉄製のU字ピン、アルファベットのUに近いカタチなので、U字ピンと言われたりします。
素材が金属で先が鋭く細いので、シートに刺さりやすいです。シートを引っ張りすぎると、破れてしまう事もあるので注意しましょう。
それを防ぐために、プラスティック製の丸いワッシャーが売られています。ピンとセットで売られていることもあります。
作業するうえでの注意
地面に、石ころが無い限り、楽に刺さります。しかし、地面には、ガス管が埋まっています。管とは思わず無理やりに打ってしまうと、大変なことになります。
ガス管に刺さると、悪臭がするのですぐに元栓をしめて、ガス会社に連絡しましょう。だいたい、4万円くらい費用がかかります。
他にも、電気コードも水道管埋まっているので、どこに線が通っているか確認して、埋まっていない場所になるべく打つようにすれば、金属U字ピンがオススメです。
プラスティックのピン

ガス管や電気コードがある場所は、プラスティックのピンが安心です。先端は金属ほど尖っていません。金属は腐食しますが、プラスティックのピンは腐りません。そのため、長持ちします。
差し込み方は、同じ金槌やハンマーです。
ただ、1度打ち込むとピンに返しが付いているため、抜けません。そのため、上手く打ち込めずに無理やり抜くと、シートが破れます。
その場合は、一度刺した部分に、新たにシートを重ねてあて布みたいに使用しましょう。
以上を踏まえると、素材によって良し悪しがありますね。防草シートを敷く場所は、いろいろなものが埋まっています。
そのため、場所によってピンを変えるのは効果的です。砂利を敷けば見えなくなりますからね。
まとめ
防草シートは、ポリエステル製の防草シートを選んでください。そして、固定ピンは、基本的に金属のU字ピン、危険な場所はプラスティック製のピンを選びましょう。
皆さんのご家庭に合ったお庭づくりがあります。共働きで忙しい、子供がまだ小さくて子育てに時間を使いたいなど、、そういったそれぞれの事情に応じた外構やお庭づくりがあると思っています。
そのため、実際に防草シートを敷いて砂利をしくというのは安価です。また、防草効果がとても高い方法だと思います。玄関からお庭へ行く通路や、あまり立ち入らない場所はこのような安価で長い効果が続く対策が良いですね。
また将来、時間が出来たときに撤去も行いやすく、すぐにお庭に戻すことも出来ます。まずは、今の生活スタイルを考えてみて、お庭にどれくらいの時間が取れるか?管理を業者に頼むとして、どのくらいまでランニングコストを掛けられるのか?
少し考えるだけで、お庭をどうしたら良いのか、分かるキッカケにつながります。
ちょっこっとおまけ
防草シートを購入するコツです。
防草シートを敷きたい場所の調べておきます。例えば、通路だと幅70㎝、長さ10mだとします。メートル計算だと0.7m×10m=7平米。7平米分の防草シートが必要となります。
もしくは、ホームセンターで防草シートのロールを見たとき、幅1m、長さ10mと記載されています。これならば、例の通路に使えますね。
ピンは、50㎝間隔で打ち込みますので、10mだと片側で21本必要。両側で42本です。それに足して幅が70㎝だと、あと2本必要なので、全部で44本のピンを購入すれば良いです。
敷地を測ってちょっとした図面、絵を描くと分かりやすくなって、無駄になることはありません。
最後に
今回は、『防草シートとピンを選ぶポイント』でした。次回は、『防草シートの敷き方のコツ』を投稿します。また、こちらもYouTube動画に投稿しますので、是非ご参考にしてください。



