6月からずっと花が咲く!一緒に植えるならこれ|オススメ植物6選

お庭や花壇に植物を植えよう!と意気込んでいるあなた。1つずつ気に入ったものをうえるのも大正解ですが、植物同士の相性を知って植えてみてはいかがでしょうか。

私たちは、お庭づくりをする中で、全体のデザインを考えます。植栽では、その土地の環境、そして組み合わせを考えてから植えていきます。

それによって、植物同士が引き立てあい素敵なお庭へと変貌します。皆さんの理想のお庭の風景は何でしょうかね!

今回、6月から9月頃まで咲く花の紹介6選とその6種類の植物に合う組み合わせを紹介します!是非参考にしてみてください。

さらに、こちらの記事はぐりんぐりんのYouTubeにも詳しく投稿されています。是非ごらんください。

エーデルワイス

エーデルワイス

エーデルワイス(学名:Leontopodium alpinum)は、ヨーロッパアルプスを中心に自生する高山植物で、特にスイス、オーストリア、ドイツなどの山岳地帯で有名です。
恋人のために危険な崖に咲くエーデルワイスを摘みに行くという伝説があり、ロマンチックな愛の象徴ともされています。オーストリアの国花の一つ。

  • Edelweiß はドイツ語で「高貴な白(edel=高貴な、weiß=白)」を意味します

  • 花弁に見える部分は実は「苞葉(ほうよう)」で、星のような形をしており、白い毛で覆われています

映画『サウンド・オブ・ミュージック』で歌われた「♪Edelweiss」はこの花をテーマにしています。

キク科の多年草で、ぐりんぐりんでは木の門の足元に10~20㎝くらいの背の高さで生えています。花期は2週間以上楽しめます。茶色くなってきた花は、花茎ごと地際で切り新しい蕾の成長を促します。

6~9月まで楽しめる植物です。ただ高温多湿に弱い特徴があるので、直射日光の当たらない場所へ植えましょう。

ラムズイヤー

ラムズイヤー
同じ白い葉っぱで、フワフワな質感。葉っぱの形・大きさの違いで楽しむと良いですね。「Lamb’s Ear(羊の耳)」という名前は、その葉の形と手触りが羊の耳に似ていることから名づけられました。

乾燥に強く、日当たりを好み、水はけのよい土壌を好み、過湿には弱いですが
丈夫で病害虫にも比較的強いため、オススメの植物です。

アーティーチョーク

アーティチョーク(Artichoke)は、地中海原産のキク科の多年草。ヨーロッパでは、食べることがメイン!もちろんお庭にも植えられます。四国や千葉県などで生産されています。

エーデルワイスを足元に植え、1~2mと大きくなるアーティーチョークをメインとして一緒に植えると
見ごたえがあります。

野菜としては?

食べるのはつぼみのガクの根元の柔らかい部分と花托(かたく)(ハートと呼ばれる)
食感はホクホクしていて、ほんのり甘みがあり、独特の風味
茹でたり、蒸したり、グリルしたりして食べる

セダムマトロナ

セダム マトロナは、大きな肉厚な葉が魅力。春から秋に花の色が銅葉に変色する美しさが特徴。全然違う葉っぱ同士の組み合わせは、お庭にインパクトを与えます。

こちらも、日向で乾燥気味に育てると健康的に良く育ちます。夏の終わりごろから小さなピンクの花をドーム状に咲かせ、花壇の主役にもなれます!

ベロニカ スピカータ

ベロニカスピカータ

ベロニカ・スピカータ(学名:Veronica spicata)は、和名はルリトラノオとの言います。ヨーロッパから西アジアの草原地帯に自生しています。

名前の「スピカータ(spicata)」はラテン語で「穂状の」という意味で、花が縦に細長く伸びて咲く姿から来ています
青紫色の花が一般的で、まっすぐに立ち上がる花穂が特徴的で花壇の縦のラインを作るのに最適な植物です。また、ミツバチや蝶などの訪花昆虫を引き寄せます。

日向から半日陰の涼しい場所を好みます。冬は少し株が残りますが、冬眠状態になり春に新芽が出てきます。また、株分けでも増えるので2年に1度くらいの頻度がオススメです。あちこちに植えたい場合は、年に1回でも良いですね。

虫被害にも合いにくいのでオススメな植物です。

同じ環境を好む植物として、ロシアンセージやカレックス、キャットミントとの相性は最高。

ボーダーガーデン

ボーダーガーデンとして考えると、前面にカレックスやアサギリソウ。カレックスは、グラス系の植物で、カラーリーフのバリエーションが豊富(緑、黄、銅色、斑入りなど)たくさんの葉色があります。

1種類だけでなく、銅葉や斑入りを駆使して植えてみるのも良いです。

アサギリソウは、銀白色のフワフワな葉を持つ植物。冬は、地上部が無くなることや傷んでしまいますが、春になれば綺麗な葉が出てきます。

地域によって常緑で年中葉がある場合と無い場合があります。上にはあまり伸びずに、地面と平行に横に伸びていきます。

よく日の当たる場所から、半日陰くらいが最適な場所です。

イワガラミ

イワガラミ

イワガラミ(学名: Schizophragma hydrangeoides)日本の山地に自生するつる性の落葉木本で、見事な花姿と自然に調和する美しさから、庭園や緑化にも人気があります。アジサイの仲間で、木や岩に絡みついて成長します。

花は 装飾花(がく片のような白い1枚の花)と小さな両性花から構成されアジサイに似た印象があります。装飾花は1枚だけつくのが特徴(アジサイは複数)
咲き始めは緑がかっており、徐々に白くなり、やがて枯れて褐色に変化します。

アジサイ科で自ら気根を出して、木の枝に絡まっていきます。1年目は、誘引のヒモを必要としますが、2~3年目からは、自分で伸びていきます。そのため、自立することは出来ません。控えめながらも、風情があります。

アーチやトレリスに絡めるのも素敵ですが、より自然風演出したい場合は、落葉樹の木に絡ませるのがポイント!ナチュラルな風景だと、アオダモやヤマボウシ。雑木の風景だとコナラやアカシデなどに絡ませると良いですね。

イワガラミの園芸品種で『スノーセンセーション』があります。原種のモノよりも花付きが良いのが特徴です。もっと花を楽しみたい方は、こちらがオススメ!

イワガラミを木やアーチ、壁面に這わせた場合には、足もとが日陰になります。そのため、日陰で水はけの良い土壌に適した植物との組み合わせを考えると良いです。

常緑の下草

この4種類は、常緑で年中葉がある下草です。

ディアネラは、葉が細いモノや太いモノがあり、花でなく葉っぱで見ごたえのある植物です。別名キキョウランとも言います。こちらの方が馴染みがあるかもしれません。お庭や花壇にちりばめて植えると良いですね。

春に青色の小さな星型の花を咲かせます。1年を通してほぼローメンテでよい植物です。株が大きくなってきたら、春先に株分けをしても良いですね。

クリスマスローズは、ファンもたくさんいる植物。2月頃から5月くらいまで咲いてくれる植物です。下を向いていないクリスマスローズもあったりと品種が沢山あるので、気に入ったものと組み合わせて見ても良いですね。

アカンサスモリスは、まっくらな日陰の庭でも耐える植物です。そのため、1日に3時間以下の日当たりの場所で重宝します。ただ、花を観たい場合は、半日くらいの日当たりは欲しいです。肥沃な広い場所だと、背丈が1mを超える場合もあります。

アガパンサスは、公共でよく使われている下草です。庭園の玄関や公園にも沢山植わっているくらい丈夫な植物です。日向でも日陰でも育ちます。夏に花茎をのばして、白や青の花を咲かせます。

1株植えても、年々株が増えていくので少ない数を植えて、2年~3年に一回くらい株分けで増やしても良いです。

宿根草

この3種類は、宿根草で、冬に地上部が無くなりますが、春に新芽が出てくる下草です。

ギボウシは、カラーバリエーションもさることながら品種によって葉っぱの大きさも違います。暗くなり外な足元に、明るい色の葉っぱを入れるのもオススメです。株は年々増えるので、初春に株分けをしてちりばめましょう。

アスチルベは梅雨時期から白や薄ピンク、赤に近い桃色の花を咲かせる植物。日陰では、このような派手な花色の植物が極めて少ないです。そのため、アスチルベはオススメ!

また、花が枯れて茶色くなってもまだ楽しめます。冬まで残して枯れ姿を楽しむことも出来ます。それについては、別のブログで詳しく説明しているのでご覧ください。

リグラリアは、キク科の宿根草でツワブキに似てますが、近縁種です。

ツワブキは日本原産で海辺などにも自生しており、耐暑性・耐潮性が強いのが特徴。
一方リグラリアは、冷涼で湿った環境を好み、山間や北国でよく育ちます。

品種によって銅葉でないモノや、大きな葉のモノなど様々です。先ほどのギボウシと組み合わせると
色を引き立てて、ボヤっとなりがちな日陰を引き締めてくれます。

リグラリアは、日陰に植えましょう。西日は枯れてしまいます。

ペンステモン・ブラックバード

ペンステモン・ブラックバード

ペンステモン(学名:Penstemon ‘Blackbird’)は、北アメリカの高山や乾燥地、砂利質の草原に自生している原種の園芸品種です。

日向〜やや半日陰で水はけの良い土を好みます。湿りすぎには弱いです。浅い砂利混じりの土でも十分育つくらいの丈夫さを持っています。

剪定は、花後にすぐに葉っぱの上で切ると3~4回花を楽しむことが出来ます。また、秋以降に地面から10㎝くらい残して株を切ります。来年の春に地面から新芽が伸びてきます。

また、蜂や蝶を呼びお庭が楽しくなります。

ぐりんぐりんでは、朝の日の出から3時間~4時間くらい日が当たりその後は、日陰になります。それでも元気に育っています。

ブラックバードは、濃いい赤紫〜黒味を帯びる蕾が、開花すると深いワインレッド色に変化します。花の内側に白いスポットが入り、釣り鐘型の花が穂状に咲きます。花だけでなく花茎も赤ワイン色でとてもシックな雰囲気を出してくれます。大人の女性のイメージでしょうか。。

ペンステモンの組み合わせ

大人なダークな風景にはこの4種類!

リシマキア アトロプルプレア ‘ボジョレー’は赤ワイン色の穂状の花が春に咲きます。半日陰を好みます。葉っぱも濃い緑色でペンステモンとの組み合わせには最適です。

ただ、植える場所は西日が当たらない場所。水はけの良い場所へ植えましょう。

カレックスの銅葉は、緑の葉にメリハリをつける役割があります。年々株が大きく増えるので春に株分けをするとよいですね。

アガスターシェは初夏から紫や白、青紫など色とりどりの花穂を咲かせる宿根草。今回はピンク色で淡い葉っぱの’グローブトロッター’がオススメ!シックな濃い下草の中に明るい葉っぱと花でコントラストが生まれます。

アメリカテマリシモツケは、銅葉の葉と茎がとても魅力的なテマリシモツケ。花の蕾も可愛く薄ピンク色の数珠が多数付きます。お花も薄ピンク色で5~6月に咲きます。

また、銅葉の葉っぱが素敵でペンステモンとの組み合わせもばっちりです。

下草

コチラは、草原や牧草地のような風景に合う植物たち。風になびくと涼し気で夏も楽しめます。

リナリアやガウラはペンステモンが濃いピンク色なので白がオススメ!控えめながら風になびき一緒に揺れる風景がイメージ出来ますね。

エリゲロンは足元に植えましょう。花期がとても長く真夏も数は減らしますが元気に育ってくれます。コンクリートの割れた部分でも咲くくらい乾燥に強い植物です。

サルビアも花期の長い植物です。園芸店で良く売られているブルーサルビアは背丈がペンステモンの半分くらいの位置で収まるので、足元を隠す役割としてもオススメです。

ロシアンセージ

ロシアンセージ

ロシアンセージ(学名:Salvia yangii )は、紫の穂状花と繊細な銀葉が美しい多年草で、ナチュラルガーデンやドライガーデンにオススメな宿根草です。中央アジア(アフガニスタン、パキスタン、チベットなど)が原産地です。


繊細な切れ込みのある銀葉で、カラーリーフとしても優秀で、涼しげな青紫の小花が多数咲き、風に揺れる様子が美しいです。ほのかな香りもします。草丈が60㎝~120㎝まで高くなる植物で花期が7~10月と長いのが特徴。

乾燥・日照・寒さに強く、放ったらかしでも育ちやすいです。また、地上部は完全に枯れ込みますが、春先に新芽が出てくる宿根草です。

枯れた茎は冬の間そのまま残しておいて、春先に刈り取るのがおすすめ(霜や雪による根元保護にもなる)

オススメ植物
ロシアンセージ

ロシアンセージの後方から中間にピッタリな植物。チェリーセージは、白花や赤と白が半分ずつ色づいたもの、また赤一色のモノがあります。どれも相性が良いので、自分の好みで入れると良いですね。

また、伸びすぎた枝は、冬にバッサリカットしましょう。移植は嫌います。

ガウラは草丈が高いものもあれば、矮性という30㎝以内のものもあります。今回は草丈が60㎝以上のモノがオススメ!ロシアンセージと一緒に風になびくような演出が出来ます。

スティパは、セージの周り後ろや前面に散りばめて植えると草原の中にいるような風景が出来ます。春のこぼれ種で、あちこちに出現します。

ニゲラは、ロシアンセージと同じくらいの背丈かそれよりも低いので前面か同じ位置に植えましょう。同じ個所に植えるよりも、スティパと同じく散りばめて植えましょう。

ロシアンセージの組み合わせ

ロシアンセージの足元にはクリーピングタイムやエリゲロンがオススメ!這いすぎたときは、ハサミで大胆にカットしても枯れません。

また、寄せ植えで人気のオレガノケントビューティーは地植えでも植えられます。フワフワと這うので可愛らしい風景になります。

カリロファスは寒さ、乾燥、暑さに強い植物。地面を這いながら成長して。細葉の枝葉もすらりとしたセージに合います。花期も長く、真夏も咲いてくれます。

リシマキア ボジョレー

リシマキアアトロプルプレアボジョレ‐

リシマキア・ボジョレー(学名:Lysimachia atropurpurea ‘Beaujolais’)草丈が40~70㎝くらいになる多年草です。環境によって落葉する場合もあります。

日向から半日陰まで成長する植物。ギリシャやブルガリアなどのバルカン半島で500~1500mの山地~丘陵地帯に生息しています。

そのため、ジメジメした場所は嫌うため、夏の高温多湿には注意が必要です。

冬の寒さには強く、路地でも越冬が可能です。

花色(ワインレッド)と葉色のコントラストが美しい植物です。開花中の姿は縦のラインが美しくナチュラルガーデンやボーダーガーデンに向きます。

リシマキアの組み合わせ

アスチルベを一緒に植えることで、リシマキアが咲いた後、アスチルベが咲いてくれるので、花の時期が途切れません。

また、葉っぱの強弱をつけるために、ラムズイヤーやセダムとの組み合わせもユニークで素敵です。ただ、環境には気を使いましょう。日向でも西日が当たらず風通しの良い場所がオススメです。

リグラリアも半日陰くらいの場所で、共に植えるとシックな風景になります。

ヒペリカム シルバーナは少し珍しいです。地面を這うヒペリカムで踏圧にも割と耐えますが過度な踏み過ぎには注意が必要です。

葉色が少し似ているので、統一感が出ます。

また、今回のオススメ植物でもあるエーデルワイスは、同じ時期に咲いてくれるので、花の対比を楽しめて素敵な風景が生まれます。

最後に

いかがでしたでしょうか。ただ花を植えるだけじゃなくで、どんな風景のお庭にしたいかによって植える植物も変わってきますし、もちろん一番大切なことは、植える環境がその植物に合っているかが大切です。

シックな大人なお庭、かわいいユニークなお庭、ナチュラルなお庭いろいろあります。皆さんは、どんなお庭にしたいでしょうか。

今回ご紹介した植物は、それぞれ日向・日陰・半日陰と楽しめる植物たちです。皆さんのお庭の環境を見てこれなら植えられるかもという植物があれば幸いです。

また、組み合わせも沢山掲載しましたが、絶対にコレが良いということはありません。このような組み合わせ方もあるという一つの例ですので、自分好みの植物を探してみてください。

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