シマトネリコの剪定は簡単!【脚立を立てる位置で作業効率が激変】
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「シマトネリコが大きくなりすぎて困っている」「剪定したいけど、どこから手をつければいいか分からない」そんな悩みはありませんか?

実は、シマトネリコの剪定で最も重要なのは、最初に基準を作ることと、脚立を立てる位置です。
この2つを間違えると、作業効率が悪く、仕上がりも美しくなりません。

この記事では、プロが実践するシマトネリコの剪定方法を、脚立を立てる位置から不要な枝の見極めまで全工程を解説します。
年2回の管理で美しい樹形を維持する方法が分かります。

剪定前の準備:基準を作る

どこまで切るか決める

樹木を切る時は、まずどこをどこまで切るのかを先に決めましょう。
大切なのは、最初に基準を作っておくことです。

シマトネリコはこんもり丸くなりやすく、そのままだと高さが分かりにくいですが、枝を押さえるとペタッとします。
しゃもじのような形にすることで高さが見えやすくなり、切る位置の基準が決めやすくなります。

球体をイメージする

正面から見たときに球体になるよう意識すると、前面よりも中央部分はやや高くなるのが自然です。
この立体的なバランスを頭に描きながら、全体の高さや丸みを調整して剪定していきます。

前後は薄く、左右は丸く

今回は、前後を潰して薄い形にしますが、正面から見ると丸っぽく見える仕上がりになります。
後ろにお隣さんがある場合でも、枝を出しすぎず管理しやすい形です。

手の届く範囲で基準を作る

脚立に登ったときにも確認できるよう、あらかじめ下から基準を作っておきましょう。
最初に基準があれば、登ってからもその位置を見ながら迷わず切ることができます。

本来は高い位置から切っていきますが、先に基準を作っておき、その後に脚立に登って上から切り進めています。
おおよその切る位置が確認できたら、脚立を準備して作業に入ります。

脚立を立てる位置が作業効率を決める

木の左側に立つ理由(右利きの場合)

右利きの場合は、木の左側に脚立を立てて登ります。
右手で切るため、この位置に立つと無理なく奥まで手が届きます。

脚立は登り降りの回数が増えるほど負担が大きくなるため、1回登ったらできるだけ多く切れる位置に立つことが大切です。
そのため、脚立は樹木の切りたい位置にできるだけ近づけて設置します。

手がクロスしないように

枝が多少当たっても、切る位置まで届くように脚立をできるだけ近づけます。
樹木の左側に立ち、右手で切れば、奥まで無理なく手が届きます。

反対側に脚立を立てると、切りたい位置まで届きにくくなります。
脚立は揺れやすく危険なため、どこかを固定しながら作業しますが、手がクロスした状態では腕が伸びず、安定して切ることができません。
手がクロスしない位置に立つことが、安全で効率よく剪定するコツです。

できるだけ広い範囲を切れる位置

まずは樹木の左側に脚立を立て、右手でできる限り広い範囲を切っていきます。
右利きの人は、樹木の左側に脚立を立てて登って、できる限りたくさん切ってみてください。

上から下に切る順番

まず一番上まで登る

剪定を始める前に、樹木の外周で「ここまで切る」という高さの目安をあらかじめ決めてあります。
この目安を起点に、坂を登っていくようなイメージで、全体を丸く整えながら切っていきましょう。

最初に「ここが基準」と分かっていれば、ここから球体を作るという全体像がつかみやすくなります。
基準さえ作っておけば、そこを起点に高さを調整しながら作業を進めることができます。

一段ずつ下がりながら作業

最初は全体が込み合っていて、どこを切ればいいのか分かりにくい状態です。
そのため、まずはある程度のところまで思い切って切り進め、その後に不要な枝や枯れた枝を整理していきましょう。

一番上でだいたい切れたら、次は一段下がります。
そこでもう一度全体を見通し、切れるところを確認しながら、同じ流れで剪定を進めていきましょう。

基準を調整しながら進める

最初に作った基準も、全体を見通してみると「ここは少し出すぎているな」と感じることがあります。
その場合は、その場で基準を少し調整して問題ありません。

一度基準を作ったからといって、そこを絶対に切ってはいけないわけではありません。
全体のバランスを見ながら、必要に応じて基準を見直し、切り進めていきましょう。

作業の流れとしては、まず上から順番に、明らかに不要だと感じる枝を思い切って切ります。
次に基準に合わせて全体の高さや形を揃え、その後、不要な枝や枯れた枝を取り除いて中を整理します。
こうして必要に応じて基準を作り直しながら、上から下へと段階的に剪定を進めていくことが重要です。

不要な枝の見極め方

内側に向かって伸びる枝

太い幹から外側へ放射状に枝が伸びている状態が正常です。
一方、内側や真上に向かって伸びる枝は不要なため、中心に向かうものから優先して切っていきます。

枝から中心へ向かうものや、上へ勢いよく立ち上がる枝は、順に切り落としていきましょう。

交差している枝(どちらか切る)

太い幹から枝が分岐し、その先でさらに枝分かれしている箇所があります。
そこから伸びた太い枝同士が交差している場合、両方を残すことは適切ではありません。
このような交差した枝は、どちらか一方を不要枝として切り落とします。
剪定では、枝の流れや向きを見ながら、主枝として残す枝を選ぶことが重要です。

同じ方向に伸びている太い枝が重なっている場合や、真上に勢いよく立ち上がっている枝は、樹形を乱しやすくなります。
そのため、このケースでは、これらの枝を整理し、全体の流れが自然な枝だけを残しましょう。

枯れた枝

この部分はすでに枯れており、葉も付いていません。
枯れた枝は不要なため、剪定の際に取り除いておきます。

将来性のない細い枝

細く、今後の成長が見込めない枝は、この段階で剪定しておきます。全体のバランスを見ながら、不要な枝を整理することが大切です。

太い幹から、放射状に真横へ伸びている枝がある場合でも、極端に横へ飛び出しているものは樹形を崩しやすくなります。
このような枝は、太さがあっても不要と判断し、切り落としましょう。

ただし、その先で枝分かれしており、今後の樹形づくりに活かせそうな場合は、将来性のある枝として残す選択もあります。
枝の向きや流れを確認しながら、残す枝と切る枝を見極めて剪定を進めていきましょう。

空間をしっかり作る

不要な枝を取り除いていくと、枝と枝の間に自然とスペースが生まれます。
この「空間」を意識して作ることが、剪定ではとても重要です。

剪定の判断に迷ったときは、「この場所に、どんな枝を残したいのか」を基準に考えてみてください。
残したい枝のイメージがはっきりすると、切るべき枝も自然と見えてきます。

実際に選びながら整えていくと、内部がすっきりと整い、木の内側まで見通せるようになります。
反対側がうっすらと見える程度まで枝を整理できれば、空間は十分に確保できています。

11月の剪定では、形を作り込むよりも、枝の密度を下げて空間をつくることが大切です。
風通しのよい状態を意識しながら、全体のバランスを見て剪定を進めていきましょう。

11月剪定の注意点

10℃を下回ると成長しない

11月下旬以降は気温が下がり続け、樹木の生育は次第に緩やかになります。
一般的に、樹木や植物は気温が10℃を下回ると、成長がほとんど進まなくなるとされています。

そのため、この時期の剪定では切りすぎに注意が必要です。
枝を大きく落としすぎると、樹木の体力を消耗させてしまうおそれがあります。
11月の剪定は、形を大きく変えるのではなく、不要な枝を整理する程度にとどめてください。

太い枝は切りすぎ注意

指ほどの太さの枝であれば、剪定しても大きな問題はありません。
一方で、手首や腕ほどの太さがある枝を切ると、切り口から枯れ込みが広がる可能性があります。

特に生育が緩やかになる時期は、太い枝を無理に切らず、慎重に判断することが大切です。
大きく切る場合は時期を選び、樹木への負担が少ないタイミングで行いましょう。

思い切った剪定は6月に

大きく枝を切るような強い剪定を行う場合は、翌年の6月頃まで待つのがおすすめです。
人が過ごしていて心地よいと感じる気温の時期は、樹木や植物にとっても生育が活発になります。

そのため、思い切った剪定は生育期に入ってから行うほうが、樹木への負担を抑えられます。
一方、冬の時期は形を大きく変えず、不要な枝だけを最低限整理する程度にとどめておきましょう。

切りすぎないことが大切

剪定に不安がある場合は、無理に切り進めず、切りすぎないことを意識しましょう。
一度切った枝は元に戻らないため、慎重に作業を進めることが大切です。

迷ったときは、まず少しだけ切って様子を見ながら、全体のバランスを確認します。
必要であれば、状態を見てから改めて剪定を行う方法でも問題ありません。

作業は焦らず、落ち着いて進めてください。枝が届かない場合でも、枝を軽く手前に引き寄せ、切る位置を確認したうえで剪定すれば、安全に作業を行えます。

シマトネリコの特徴と管理

成長が早い樹木

シマトネリコは生育が非常に旺盛な樹木です。
日照時間が1日3時間程度確保できれば順調に育ち、日当たりのよい環境では特に成長が早くなります。

条件が整えば、高さは10〜15mほどまで伸びることもあり、2階建て住宅の屋根に届くほど大きくなるケースもあります。
そのため、植栽後は定期的な剪定管理を前提に育てていくことが重要です。

年2回の管理でサイズキープ可能

成長が早い樹木ですが、年に2回ほど剪定を行えば、長期間にわたって現状のサイズを維持することが可能です。
定期的に管理を続けることで、大きくなりすぎるのを防げます。

特別な作業は必要なく、脚立に乗って届く範囲を剪定する程度でも十分です。
このような管理を継続すれば、シマトネリコは無理なく扱いやすい大きさで育てることができます。

目隠しやシンボルツリーに最適

シマトネリコは、目隠しやシンボルツリーとして植えられている方も多い樹木です。
植えたあとは、剪定による管理を続けることで、長く庭の景観を楽しむことができます。

シマトネリコは「植えて終わり」ではなく、植栽と剪定管理までを含めてひとつのセットです。
適切に管理を行えば、庭の中で無理なく付き合っていける樹木になります。
ぜひ剪定にも挑戦しながら、シマトネリコのある庭づくりを楽しんでみてください。

まとめ:年2回の管理で美しい樹形を維持

シマトネリコの剪定は、基準を作ることと脚立を立てる位置が成功の鍵です。
木の左側に脚立を立てて(右利きの場合)、上から下に切り進めていくことで、効率よく美しい樹形に仕上げることができます。

シマトネリコ剪定の重要ポイント

  • 最初に基準を作って、球体をイメージする
  • 木の左側に脚立を立てる(右利きの場合)
  • 上から下に、一段ずつ下がりながら切る
  • 内側・真上・交差している枝を優先的に切る
  • 11月は軽め、思い切った剪定は6月に

シマトネリコは成長が早く、日照が3時間あればぐんぐん育ちます。
放置すると15mまで成長してしまいますが、年2回の管理でこのサイズをキープすることができます。

目隠しやシンボルツリーとして植えた後は、剪定管理を続けながら、長く庭づくりを楽しんでいきましょう。
植えて終わりではなく、管理まで含めてこそシマトネリコとの付き合いが始まります。

樹木管理から始まる庭づくり

シマトネリコのような樹木の管理は、庭づくりの一部です。樹木だけでなく、宿根草や球根植物を組み合わせることで、四季を通じて美しい庭を作ることができます。

実は、こうした庭づくりの実践として、東京パークガーデンアワードに参加しています。
このコンテストは東京都・NHK主催で、2026年11月に結果が発表される宿根草をメインとした庭づくりのコンテストです。

コンテストの様子や植物の成長記録は、東京パークガーデン公式サイトガーデンストーリーにて記事が公開されています。
また、ぐりんぐりんのYouTubeチャンネルでも定期的に更新していきます。

植物には「旬」があります。おすすめの宿根草や、今植えて欲しい球根など、季節に合わせた植物の情報も随時公開していきますので、ぜひチェックしてください。

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