こんにちは!さあ、1年でとっても大事な薔薇の冬管理です。今年忙しくて何もお手入れができなかった方も弱ってしまった薔薇がある方も大丈夫!冬管理をしっかりしてバラを休憩させてリセットしましょう。
薔薇の冬管理は、作業は大まかに2つ剪定と土の入れ替え。今回は土の入れ替えについてご紹介。どうして、1年でもっとも重要なお手入れかというと薔薇は1年で鉢の中いっぱいに根を張ります。
また、土が硬いと根が張ることが出来ず成長が出来なくなってしまいます。さらに、薔薇は肥料食いとも言うくらい栄養が欲しい植物!1年で栄養を吸収しきったスカスカの土では、来春から1年間花を咲かせるためには不十分なのです。
2年に1度薔薇の植え替えを推奨している人もいれば、1年に1回植え替えをする場合も。私は、後者の1年に1度の薔薇の植え替えをオススメします。やはり、手をかけてあげるほど全然違います。特に鉢の場合は土の量が限られています。すぐに土が硬くなるので、するに越したことはないです。
土の入れ替え
土の入れ替え方は大きく2パターンあります。1つ目は、完全に土を入れ替える方法。2つ目は少しでも時短したい人の為のお手軽な土の入れ替え方法です。まずは、完全に土を入れ替える方法からご紹介。
準備物
- 軍手
- スコップ
- 培養土
- 鉢底ネット
- パーライト
- フォーク
- 取った土を入れる袋
- 殺菌(霧吹きが良い)
- 肥料
これらを用意して、土の入れ替えスタート!!
根っこから土を落とす作業
- 鉢からごっそり薔薇の株を取り出します。プラスチックや軽い鉢の場合叩けば簡単に取れることもあります。今回はテラコッタの想い鉢なので、スコップで恥の土を落としながら株を引き上げます。
途中根っこが見えてきます。細い根っこなら切れてしまっても構いません。太いしっかりした根っこはなるべく取っておくことが重要です。
- 株を外に引き上げたら、フォークか手で土を落としていきます。硬い土だとこの作業に時間がかかるので焦らずゆっくりしましょう。
- 最後は、根っこに殺菌です。バラの癌腫予防です。1度かかるともう一生癌です。人と同じで、少し寿命が縮まったり、花数が減ることもあります。
観察ワンポイント‼
癌腫のお話が出てきたので、1つ注意点です。根っこを触っていると、たまに丸い硬いできものが付着しています。手でポロっととれるものは、癌腫です。取ると薄い黄色です。
これは、人と同じように付いているとドンドン弱っていくので早期発見!毎年花が綺麗に咲いていたのに、急に咲かなくなったや弱くなってしまったとき、もしかしたら癌腫があるのかもしれません。
根っこだけでなく株もとにできものが出来ていることがあるので、軽く動かし取ることができれば癌腫ですので。株もとに殺菌して再発を防ぎましょう。
掘り起こした株を鉢へ戻す作業
薔薇の根っこを殺菌するまで行けば、次は鉢にバラを戻す作業です。鉢は同じものでも良いですし、枝や株が大きくなって、頭でっかちになっていればひと回り大きい鉢に植え替えてあげましょう。初めに株をどのくらいの高さで植えるか確認しましょう!
手順
- 鉢も殺菌
うどん粉病や黒点病など地面で冬眠するカビや菌がいます。鉢の中も殺菌しておく必要があります。 - 鉢底ネットを入れる
- パーライトを2~3センチくらいの厚さまで入れる
- 1/3土を入れて、スコップで3杯くらいパーライトを入れる
- 株を入れる
- 土を流し込み、最後1杯パーライトを入れる
- 手で根っこの隙間に土を押し込む
グラつかないようにしましょう
どのくらい土を入れたらよいか、わからなければ株もとの膨らんだ部分!そこが隠れないくらいまで土を入れるつもりで植えましょう。
最後に
いかがでしたでしょうか。バラの冬管理
慣れないうちは、どこまで土を取ればよいのか、癌腫はあるか?など右往左往してしまいます。管理で不安なのときは、出来る限りお力をお貸しします。
まずは、今年お疲れ様という気持ちで、植替えをしてあげましょう。手をかけてあげるほど、今年良く咲いてくれます。
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