春に植物園や大きな公園に行くと薔薇がとてもきれいに咲いてますよね。
薔薇のトンネルをくぐって、ファンタジーの世界にいるような、、誰もが憧れる薔薇!!
「私のお庭にもあの薔薇を植えたい」「けれども薔薇って育てるの難しいから無理か」私も3年前までそう思っていました。誰も育ててないけれど、みんな難しいと口にする。当たり前の事だと。
でも、実際育ってみるとまったくの嘘!少しお水をやり忘れても、切り過ぎても、なんのなんの芽が花が出てくるではありませんか。
薔薇を育ててみたい・興味がある方は是非挑戦して欲しいです!バラは鉢植えでも毎年満開になるので、お庭がないお家でも玄関のそばやベランダで育てられるんです。
今回は、基本的な情報を中心にご紹介!
薔薇の基本情報
薔薇の特性について、人で言うと性格と考えれば理解しやすいです。これだけでも知っておくと育てるときに、後々苦労しません。
薔薇を植える場所は、日向~半日陰(3~6時間は日が当たる場所)西日に当たっても大丈夫なくらい太陽大好きな薔薇。日陰では、上手く育ちません。
薔薇の開花時期
薔薇は、年1回しか咲かないアジサイやヒマワリとは違います。種類によっては何回も咲くものがあります。
- 四季咲き性
春に1度目の開花。花が咲いて愛でる。その後に切ると夏も秋も初冬まで咲いてくれる花期が最も長いバラ。それでも、品種によっては咲かなかったり、苦手な真夏は咲かせないこともしばしば。
ぐりんぐりんでは、5月~7月、9月~12月の間に花を咲かせています。
花が一番盛り上がるのが、1番花の春!次に秋です。春にいっぱいのエネルギーを使い、秋は残りのチカラで花を咲かせるイメージです。 - 返り咲き
春と秋に咲かせるバラ。勝手に初夏や冬に咲いてくれることもある!でも湿度の高い苦手な時期でもある真夏には咲かせません。無理に環境の合わない時期に咲かせると、株が弱ってしまうことが多々!秋まで温存すると良く咲いてくれる傾向があります。 - 一季咲き
春のみ咲くバラのこと。年に1度咲くバラは全パワーを春に持ってくるので、短い期間でしか咲かないからこその見事な美しさがあります。
花おわりに、次の花を咲かせるための選定方法についてはコチラから‼
⇒夏のバラ管理|秋に美しく咲かせるための剪定!
薔薇の植える時期
基本的に真夏(8~9月)を除いて植えてよし。でも、お店では春にたくさん出てくるので、4月~6月に植えてあげるのが良いです。落葉樹なので、葉っぱのない時期に植え替えもできます。バラの冬管理では、鉢の薔薇を取り出して新しい土を入れ変えます。そのときにバラをひと回り大きな鉢への入れ替えもします。
まだ、挿し木したばかり(小苗)を植える場合は、4~6月に新しい鉢に植え替えるのがベスト
薔薇の水やり
最初誰でも簡単に出来ないのが水やりです。几帳面な人は水をこまめにやり過ぎてしまい苔が生えてくる。ズボラな人は、水やりを忘れてしまう、、そんなことありませんでしたか?
薔薇は、乾燥地帯の植物でもあるので、少し乾燥していても枯れることはありません。逆にお水をあげすぎて、土がずっと過湿の方が弱って病気や害虫を寄せ付けます。
- 鉢植えの薔薇の水やり
春~初夏、秋~冬の時期には朝に1度たっぷりあげる。真冬は10時~12時くらいが望ましい。真夏(8~9月)は1日2回水やり朝に鉢底から水が出てくるまであげる。夕方その半分ぐらいの水をあげる。 - 地植えの薔薇
春~初夏、秋~冬の時期は雨水のみで良い。約1週間雨が降らず土が乾燥していれば、たっぷり上げる。真夏(8~9月)は朝にたっぷりあげる。
薔薇の肥料
ぐりんぐりんでは、バラ専用の固形肥料を月に1度あげています。肥料は、あくまで健康な植物に与えます。弱っている植物には、活力剤メネデールを散布。活力剤は根の成長を促します。
薔薇の土
薔薇の土は、水はけの良い土です。園芸用の市販の土で十分です。バラは、ジメジメした環境を嫌います。川砂や砂利でも育つような薔薇ですから、黒土のみ入れるのは危険です。
- 鉢底は、鉢底石の代わりにパーライトを入れる
- 園芸用の土にパーライトを片手で2~3杯くらい入れます
土は植物にとって、とても重要!土が良ければ、何十年も健康的なお庭にになります!少し日陰でも土が良ければ元気に成長してくれるものです。鉢のバラは、1年で鉢いっぱいに根っこを張り巡らします。そんな、窮屈な鉢では来春に美しい花を咲かせてくれません。
そのため、ぐりんぐりんでは1年に1度、咲いてくれありがとうと言う意味でも薔薇の冬管理を行います。鉢からバラの株を取り出して土を落とし、根っこを切って新たな新しい土を入れてあげます。
薔薇の冬管理について詳細はコチラに!
⇒冬のバラ管理|その年咲かせるための最も重要なお手入れ
まずは、1株から挑戦‼
基本情報を元にいざ1株から挑戦!
1度育ててみると、とても強いことにビックリします。
最初はビクビクして慣れないものです。しかし軽い気持ちで育ててみると、案外1ヶ月に1度くらいの管理でも花を咲いてくれることに気が付きます。そして、どんどん毎年咲かせることが楽しくなります。
守って欲しいことは、日向に植えること・鉢植えの場合水やりは毎日・土は水はけの良い土を入れる。まずは、自分の自宅に日向はあるか観察!次に水はけの良い土を買ってくるかお庭に土があれば、水はけの良い土に改良!
薔薇1株からなら、手軽に出来そうではありませんか?
最後に
本屋には、薔薇の本がたくさん売っていますね。どれもこれも、管理方法や肥料・土の作り方の詳細。バラの管理をしていくうちに、自分らしい育て方が身についてきます。そのため、最初育て初めのとき、この本の通りにしないと咲かないっということは全くありません。
このご時世、皆が忙しい毎日です。少しの時間で自分なりの管理ができるくらいが長続きする秘訣です。是非、楽しみながら薔薇を育てましょう。
薔薇の管理や植栽について、お庭のお問い合わせはコチラから!
LINE公式もあります。連絡の見落としが無く安心楽々!今なら『ジブリ庭づくり診断』を無料でやってます!お気軽にお声がけください。
代表の横田がだいたい毎日配信している『植物と庭づくり』のインスタグラムはコチラ!バラに関する情報も多数投稿中!