• ホーム
  • Blog
  • 庭づくり
  • 根巻きのやり方|麻布と荒縄で根っこを守る「ミカン巻き」の手順を解説
根巻きのやり方|麻布と荒縄で根っこを守る「ミカン巻き」の手順を解説
START

「移植した樹木、根っこが崩れてしまいそうで心配…」

そんなお悩みをよくいただきます。掘り上げた樹木をすぐに植えられない場合、根鉢がむき出しのままでは土が崩れて根が傷んでしまいます。そこで必要になるのが「根巻き」という作業です。

今回は、東京都世田谷区でコニファーの生垣用に樹木を準備した際に行った根巻きの全手順を、麻布と荒縄の使い方とともにプロが丁寧に解説します。

根巻きとは?なぜ必要なのか

根鉢が崩壊しかけているコニファーの樹木

根巻き(ねまき)とは、掘り上げた樹木の根鉢を麻布と荒縄で包んで保護する作業のことです。

樹木をすぐに植える場合には必要ありませんが、植え込みまでに日数がある場合は必須の作業です。
根鉢がむき出しのままでは、土が崩れて根が傷んでしまいます。

今回は植え込み予定が一週間後だったため、崩壊しかけた根鉢を保護するために根巻きを施しました。

用意するもの

  • 麻布(ジュート布)|根鉢を一周して10cm重なる長さにカットして使用。ハサミで簡単に切れます。
  • 荒縄(わらなわ)|根鉢を4周できる長さ+幹に縛る余裕分。長めに用意しておくと安心です。
  • ハサミ|麻布のカットに使用します。

STEP 1|麻布を準備する

麻布を根鉢に当てて必要な長さを確認しているところ

まず麻布を根鉢に実際にあてがって、必要な長さを確認します。

根鉢を一周して、10センチ程度重なる長さにカットしましょう。
ハサミで簡単に切れるので、現物合わせで確認するのが一番確実です。

麻布選びのポイント

麻布は時間が経つと土の中で自然に分解されます。
そのため、植え込み時に外す必要がなく、そのまま植えられる便利な素材です。

古い麻布がすでに傷んでいる場合は、今回のように新しい麻布で巻き直すことが重要です。

STEP 2|麻布を根っこに巻く

地面に広げた麻布の上に根鉢を置いて巻いているところ

カットした麻布を地面に広げ、その上に根鉢をのせます。

根鉢の状態に合わせた巻き方

根鉢がしっかりしている場合は、根鉢を持ち上げて麻布の上に置きましょう。

今回のように根鉢が崩壊しかけている場合は、麻布を根鉢の下に滑り込ませる方法が安全です。
無理に動かすと根鉢が崩れてしまうため、慎重に作業しましょう。

麻布を巻いて端が10センチ重なるようにします。麻布は引っ張ると根鉢にぴったりと張り付くので、できるだけ密着させるのが理想です。

STEP 3|荒縄で縛る(ミカン巻き)

麻布を固定するために荒縄を根鉢にグルグルと巻いているところ

麻布を固定するために荒縄を巻いていきます。この工程が根巻きの核心です。

まず荒縄を一回縛る

荒縄の端を根鉢の根元部分できつめに一回縛ります。

荒縄は摩擦でずれにくい性質があるため、一回縛るだけで十分に固定されます。
心配な方はしっかり縛っても構いません。

荒縄をグルグルに巻く

麻布がはだけないよう、荒縄を根鉢全体にグルグルと巻きつけます。

ポイントは「ゆるゆるにならないよう、きつく引っ張りながら巻く」こと。

根鉢に隙間があると荒縄がゆるくなりやすいので、根鉢を軽く叩いて荒縄をしっかり食い込ませるのが大切です。
特に根鉢が崩壊している場合は念入りに叩いて固めましょう。

「ミカン巻き」とは?

荒縄を均一に巻き終えたミカン巻きの根鉢

荒縄を均一に巻き終えた状態が「皮をむいたミカン」の姿に似ていることから、業界では「ミカン巻き」と呼ばれています。

根鉢のサイズにもよりますが、根鉢を4周すれば十分です。

STEP 4|幹の根元で固定して完成

荒縄を幹の根元にしっかり縛って根巻きが完成した様子

最後に荒縄を幹の根元にしっかり縛って固定します。

引っ張ってもほどけないぐらいの強さが理想です。
荒縄は一回縛れば摩擦でずれにくいので、しっかり引っ張って緩まないようにするのがポイントです。

持ち上げても根鉢が崩れなければ根巻きの完成です。
土が根っこにしっかり付いてきていれば成功のサインです。

根巻きの全工程を動画で見る

根巻きのポイントまとめ

根巻き成功のポイント

  • 麻布の長さは根鉢を一周して10cm重なる長さに
  • 根鉢が崩壊しかけている場合は麻布を滑り込ませる
  • 荒縄はきつく引っ張りながらゆるまないように巻く
  • 根鉢を軽く叩いて荒縄をしっかり食い込ませる
  • 根鉢を4周するのが目安(ミカン巻き)
  • 持ち上げても根鉢が崩れなければ完成のサイン
根巻きの全工程を動画で見る

根巻きについて、よくあるご質問

根巻きって、すぐ植える場合もやった方がいいですか?

その日のうちに植えるなら、根巻きはしなくて大丈夫です。
根鉢がしっかりしていれば、そのままそっと植えてあげましょう。
数日以上おく場合や、根鉢が崩れそうな場合には、ぜひ根巻きをしてあげてください。

植えるときに麻布や荒縄は外した方がいいですか?

外さなくても大丈夫です。麻布も荒縄もどちらも自然素材なので、土の中でゆっくり分解されていきます。
地面から出ている部分の縄も、無理に切り取る必要はありません。気になる場合のみ、見た目に合わせて整える程度で大丈夫です。

荒縄がない場合、代わりになるものはありますか?

麻ひもでも代用できます。ただ、荒縄の方が土への食い込みがよくてしっかり固定できるので、できれば荒縄を使ってみてください。
ホームセンターで手軽に手に入りますよ。

まとめ

根巻き完成後に根鉢を持ち上げても土が崩れない状態

根巻きは、樹木の根っこを守るための大切な技術です。

麻布と荒縄さえあれば自宅でも実践できる作業です。
ただ一点、荒縄はきつく引っ張りながら巻くことだけ意識してみてください。それだけで仕上がりがぐっと変わります。

樹木の移植や植え替えをお考えの方は、ぜひ今回の手順を参考にしてみてください。

次の動画では、今回根巻きをしたコニファーを使った生垣の作り方もご紹介する予定です。お楽しみに 🌿

根巻きの全工程を動画で見る

公式メディア・SNS

YouTube
代表の横田がほぼ毎日配信している【YouTube】はコチラ!
Instagram
毎日ストーリーズ投稿!メンテナンスについても沢山投稿してます!
LINE公式
画像や資料のやり取りも楽々!庭づくりのご相談はLINE公式がオススメ!
お問い合わせ
植栽やお庭づくりのご相談はコチラから!

おすすめ記事

 

特集記事

特集記事
岡本よりたか『無肥料プランター家庭菜園』実際に育てよう!講習会
1日で完成!DIYで簡単!ウッドデッキのステップの作り方 in 葉山
室外機カバーをDIYで簡単に作る!ナチュラルガーデンの庭づくり!
初心者でもアンティークレンガで簡単DIY!おしゃれ花壇を作る!
果実を収穫!子供のための庭の小さな畑の”誘引フェンス”|武蔵野市
関連記事
傾斜、段差が厳しい階段を改造!小さな子供でも登れる|世田谷区②
ローズガーデンの庭づくり!① 癒しとくつろぎの空間へ|世田谷区
さくら剪定!冬支度がはじまる!毎月メンテナンス|世田谷マンション
風姿花伝×四姉妹×ぐりんぐりん|小さな職人&大きなお庭!八王子
【樹木の寒さ対策】冬に枯らさない!不織布を使った正しい防寒方法【初心者…