僕たちの庭づくりは”参加型の庭づくり”です。見るだけの庭が多い中、家族みんなが参加して作り上げていく庭をオススメしています。どうしてなんでしょうか？

参加とは”体験である”

メタバースやデジタルはとても面白く興味深い表現です。以前、代表の横田は映画界に関わっていて、その表現の素晴らしさや可能性も知っています。3Dや香り、水しぶきまで体験する映画があることも、素晴らしいことです。

しかし、それは非日常の特別なモメントの話し、それは”刺激”です。鋭く記憶や体験として刻まれるでしょう。別のイベントで言うなら”楽しい観光旅行”です。未知の国に行って新鮮なコトと遭遇する”驚き”です。アメリカに住んでいた代表の横田は思う、”旅行と暮らしは別”です。

ご存じですか？アメリカは自由な国を歌っていますが、医療や貧富の格差は全てのアメリカ国民の、大きな問題となっています。銃規制は進まず年間600件もの乱射事件が起こります。自分の身は自分で守る。それが暮らしです。

アメリカ旅行自体に価値があるのではなく、そこでの体験や記憶に価値があるのです。もっと言うなら宇宙に行った人たちが口をそろえて言うことは？”地球はひとつだった、価値観が変わった”と言う事です。宇宙に行くこと自体ではなく、宇宙から地球を顧みた、その体験が人生観を変化させたのです。

日常としての庭

では映画や観光旅行のような体験を毎日の暮らしで経験出来たら？それは本当に素晴らしいことだと思います！皆さんの生活の中で、そんな経験が出来る瞬間って何があるでしょう？

家はとっても現実的です。建てた時がピークであとは劣化していき、20年ごとに大きなメンテナンスが必要です。庭はどうでしょう、必ずしも現実的な必要ってあるでしょうか？庭は自由です、機能的であってもいいし、幻想的でもいい。人工的であっても良いし、自然であっても良い。

僕たちが提案する庭は”エンターテインメント”です。それは楽しい経験をする庭づくり、そして庭の成長を助け、しっかり見返りとして美味しい果実をもらう。時にはハーブかもしれないし、レモンの果実かもしれない。またまた季節の美しい花だってある。

パーゴラにはブランコとつる性の植物と花。ウッドデッキは子供たちの裸足の運動場であり、大人たちの会話の場でもある。庭でテントを張って一夜を過ごしても良い、ハンモックをぶら下げて木漏れ日の下で昼寝をしてもいい。何したって良い、それがお庭本来のあり方。

庭のチカラ

日常とお庭の関係のポイントは”暮らし”、毎日の生活にお庭が重要な意味を持っている。それは”豊かさ”。暮らしと豊かさ、そうです『豊な暮らし』これこそ本来、お庭が持つチカラなのです。

皆さんのお庭は、皆さんの毎日の生活を豊かにしてくれます。食事に潤いを与え、心の栄養を十分に満たしてくれます。そういった人生を楽しんでみませんか？

それにはお庭にどんどん入って行くような”参加型の庭”にする必要があります。遠くから見るだけじゃない、お庭に入って積極的に関わっていくお庭。関わりたいな～って思うには”楽しいエンタメ”のお庭である必要があります。それを引き出すのが”芸術、アート”の存在です。

昨今の住宅事情は実用的であること、必要最小限であることです。その最たるものがマンションですね。色んなものを共有することで安価に住いを手に入れることが出来るのです。お庭はそれと正反対に位置しています。実用でありながら”遊び”なんです。

植物とアートと庭づくり

遊びの部分とは余白、余裕なんです。そこに潤いや豊かさが詰め込まれている！生きるためには絶対じゃないけど、生活には必要なもの、それが”遊び、余白、アート”なんです。

例えば同じソファーを買うにしても、機能美やデザインを求めませんか？どうせ買うならオシャレなものって思いませんか？そこにアート性が潜んでます。実はアートや芸術って美術館にだけあるわけじゃないんです。お箸や茶わん、コップに靴、洋服に家。全てに潜んでます。大切なのは”そこにあるって気づくこと”。

そしてお庭はその芸術性や遊びを、思う存分発揮できる場所なんです。だって壁紙を汚したくなけど、地面には何したって良いでしょ？だから生活の”遊び、余白、アート性”をお庭に持たせる。そしてお庭には潤いや豊かさがいっぱいになる！それがお庭の全てと言えます！

まとめ

お庭には家にはない、”遊び、エンタメ、アート”を持たせよう！遊びって生きていくには無くてもいいけど、生活や人生には欲しいでしょう？エンタメはみんなご存じでしょう、映画、舞台、ディズニーランドだってエンタメです、行くでしょう！？行ったらどうします？参加しますよね、乗り物に乗ったり、その世界観に没入したりして、笑ったり泣いたりワクワクしたり感動しますよね！

僕たちが目指す庭の在り方は『植物とアートと庭づくり』それが目的なんです。それは『参加する庭づくり』でもある。どんどんお庭に入って行って、花を楽しんでハーブや果実を収穫する、ブランコや休日を満喫する小さな自然の庭。それがあって初めて本当のお庭と言えるのです。

皆さんのご家庭はいかがですか？家と庭、両方がありますか？お庭と良い関係であることを願ってます！

• 
•