予算100万円で作る庭のリフォーム実例【ウッドチップから芝生へ完全改修】
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「庭のリフォームを考えているけど、予算はどれくらい必要?」「ウッドチップの庭から芝生に変えたいけど、どんな工事が必要なのか分からない」そんな悩みはありませんか?

実は、庭のリフォームは規模と素材選びを間違えると、予算が大幅に超過したり、完成後の管理が大変になったりします。特に芝生選びを間違えると、年間の芝刈り回数が15回以上必要になることも。

本記事では、30平米の庭を予算100万円(税抜き)でリフォームした実例を紹介します。ウッドチップの撤去から、縁側デッキの設置、TM9芝生の敷設、自然石の施工まで、実際の工程をまとめました。

リフォーム前の状態と課題

ウッドチップの庭で虫が発生

今回のリフォーム現場は、東京都府中市の個人宅です。全面にウッドチップが敷かれており、ワンちゃんのための庭として使われていました。

しかし、ウッドチップが古くなり、虫が発生するようになったことから、庭のリフォームを決断されたのです。発生していたのはムカデのような虫で、シロアリなどの深刻な害虫ではありませんでしたが、庭でワンちゃんを遊ばせるには気になる状態でした。

ウッドチップは自然素材のため、時間が経つと腐敗し、虫が発生しやすくなります。

庭の広さと予算

庭全体の広さは約30平米で、そのうち芝生エリアは約23平米です。予算は税抜き100万円で、この規模と予算は一般的な家庭の庭リフォームの参考になる事例といえます。

リフォームプランの全体像

4つのエリアに分けて計画

エリア①:縁側デッキ(窓の前)

窓の前には幅60cmの縁側デッキを設置し、腰掛けられるワンステップを設けました。庭でワンちゃんが遊んでいる様子を眺められる配置です。

エリア②:芝生エリア(メイン)

メインエリアには約23平米の芝生を敷きます。使用する芝生は、トヨタ自動車が開発したTM9という品種です。

エリア③:自然石エリア(玄関アプローチ側)

玄関アプローチに繋がる日陰の場所には、60cm角の自然石の平板を敷きます。日陰では芝生が育ちにくいため、石を選びました。

エリア④:砂利エリア(奥のデッドスペース)

奥のデッドスペースは砂利を敷いて、管理を楽にします。

なぜTM9を選んだのか

ここがポイントです。普通の高麗芝は年間15回ほど芝刈りが必要ですが、TM9なら年間3回程度で済みます。つまり、従来と比べて管理の手間は約1/5です。

芝刈り回数の比較

芝生の種類 年間の芝刈り回数
普通の高麗芝 約15回
TM9 約3回

ワンちゃんが遊ぶ庭のため、管理のしやすさと見た目の美しさを両立できるTM9を採用しました。

【工程①】ウッドチップの撤去と整地

まず、全面に敷かれていたウッドチップを撤去し、地面を露出させます。ウッドチップは自然素材のため分解が進んでいましたが、虫が発生している状態だったため、完全に取り除きました。

次に、高さを調整するために地面を掘り下げます。自然石を敷くには砕石やモルタルの厚みを確保する必要があり、芝生を敷く場合も土の高さ調整が欠かせません。地面の高さ調整は、庭づくりの基本です。

【工程②】自然石の敷設(日陰エリア)

下地作り:砕石を5cm敷く

玄関アプローチに繋がる日陰のエリアには、自然石を敷きます。まず行うのは、砕石(路盤材)を5cm敷き、広げて転圧する作業です。カチッと固まるまで叩くことで、石の安定性が決まります。

自然石のカットと仮置き

余分な自然石をカットし、仮置きして配置を確認します。この段階で寸法をしっかり確認することが、施工後のやり直しを防ぐポイントです。

仮置きは手間に感じるかもしれませんが、この工程が仕上がりの美しさを左右します。

バサモルで石を固定

バサモル(バサバサのモルタル)を使用します。配合はセメント1に対して砂3、水は少なめです。水を入れすぎると石が沈みやすくなるため、この配合が重要になります。バサモルを敷き、その上に自然石を置いてゴムハンマーで高さを調整します。

排水マスのくり抜き

排水マスがある場所は、石をくり抜く必要があります。排水マスの蓋より5mm〜1cm大きくくり抜き、手作業で丁寧に整え、すんなりはまるサイズに調整する工程です。

これは上級者向けの技術で、別の動画で詳しく解説しています。

目地入れと仕上げ

柔らかいモルタルを作り、石の隙間に流し込む工程です。余分なモルタルをぬぐい取り、水をかけて固めます。

仕上げ作業として、ひたすら掃除します。石ころやゴミを拾い、綺麗な状態にすることが大切です。この地道な作業が、プロと素人の仕上がりの差を生みます。

【工程③】TM9芝生の敷設

芝生を互い違いに並べる

TM9芝生は互い違いに並べるのが重要です。レンガを積むように配置して継ぎ目をずらすことで安定し、芝生が定着しやすくなります。

一直線に継ぎ目を揃えるよりも、互い違いの方が見た目も美しく仕上がります。

芝生のカットと地面調整

剪定ハサミで芝をカットし、余分な部分を調整しましょう。芝生の厚みにばらつきがあるため、地面側で高さを整えることで、庭全体が綺麗に仕上がります。高さを揃えることがポイントです。

目地砂を入れる

芝生同士の隙間を埋めるため、目地砂を撒きましょう。ホウキでなじませ、砂が隙間に入り込むよう整えます。

目地砂は芝生を固定して根の成長を促す役割があり、省くと芝生がずれやすくなるため注意が必要です。

石ころとゴミを拾う

仕上げとして、石ころを拾い、ゴミを取り除きます。何気ない作業ですが、仕上がりの美しさを左右する重要な工程です。

たっぷり水をあげる

たっぷり水をあげましょう。水をかけることで砂がなじみ、芝生が見えてきます。この散水によって目地砂が落ち着き、芝生がしっかり定着します。

【工程④】縁側デッキと砂利エリア

縁側デッキの設置

縁側デッキは幅約60cmのワンステップ付きで、腰掛けて庭を眺められるつくりです。

素材はイペ材というハードウッドで、メンテナンスなしで20年の耐久性があります。動画撮影時には未完成でしたが、後日無事に完成しました。

デッドスペースは砂利に

奥のデッドスペースは使用頻度が低い場所のため、砂利を敷いて管理を楽にします。雑草対策にもなり、一石二鳥です。

自然石の小道のスリット

自然石の間のスリット(隙間)には、砂利を入れて仕上げました。水の逃げ道を確保し、見た目も綺麗に整い、水勾配も保たれます。

リフォーム完成:予算100万円の内訳

工事内容と費用

予算は税抜き100万円で、広さは約30平米です。

主な工事内容

  • ウッドチップ撤去
  • 縁側デッキ設置(幅60cm、イペ材)
  • TM9芝生敷設(約23平米)
  • 自然石敷設(60cm角の平板、玄関アプローチ)
  • 砂利敷設(デッドスペース)
  • 整地・下地作り

一般的な参考になる規模

30平米は一般的な庭の広さで、予算100万円は現実的な金額です。

ウッドチップから芝生への転換や、ワンちゃんのための庭づくりを検討している方にとって、参考にしやすい事例といえます。

TM9芝生のメリットと管理方法

管理が楽な理由

TM9の最大のメリットは、芝刈り回数が年間3回程度で済む点です。一般的な高麗芝は年間15回ほどの芝刈りが必要なため、管理の手間は約1/5に抑えられます。

成長が遅く、横に広がるように改良されていることが、芝刈り回数を減らせる理由です。

綺麗に育つ理由

TM9は葉が細かく密度が高いため、緑が濃く、均一に育ちます。トヨタ自動車が開発した品種で、ゴルフ場などでも使用されています。

管理が楽なだけでなく、見た目の美しさも兼ね備えている点が、TM9の大きな特徴です。

まとめ:予算100万円で理想の庭が完成

30平米の庭を、予算100万円(税抜き)で完全リフォームした事例を紹介しました。

もともと敷かれていたウッドチップは、虫が発生していたためすべて撤去しています。その後、庭のメインエリア約23平米にTM9芝生を敷設しました。TM9は管理がしやすく、芝刈りは年間3回程度で済みます。

日陰になるエリアには60cm角の自然石の平板を敷き、排水マス部分はくり抜いて対応しました。また、縁側デッキは幅60cmとし、耐久性の高いイペ材を使用しています。

使いにくかったデッドスペースには砂利を敷き、全体の管理が楽になるよう整えました。

費用対効果の高いポイント

  • TM9芝生で管理の手間を大幅削減
  • イペ材のデッキで長期的なメンテナンスコスト削減
  • ワンちゃんが遊べる安全な庭

この事例は、一般的な家庭の庭リフォームをイメージしやすい規模と予算になっています。特に、ウッドチップや古い庭から芝生への転換を考えている方や、ワンちゃんのための庭づくりを検討している方にとって、参考になる事例です。

なお、ぐりんぐりん代表の横田は、東京都・NHKが関わる「東京パークガーデン」の取り組みの一環として、ガーデンストーリーにて、その庭づくりの考え方や姿勢が紹介されています。こうした庭づくりの考え方や姿勢は、本事例にも反映されているポイントのひとつです。

さらに詳しい施工の様子や作業の流れは、動画でチェックしてみてください。

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