広葉マウンテンミント

広葉マウンテンミント

銀白色の苞に包まれた小花が、夏の庭にたくさんの虫たちを呼び寄せます♪

基本情報

学名Pycnanthemum muticum
科属名シソ科ピクナンテムム属
分類宿根草
草丈50〜100cm
耐暑性強
日照日向〜半日陰
開花期6〜9月

特徴

広葉マウンテンミントは、北アメリカ東部に自生するシソ科の宿根草です。四角い茎がまっすぐに立ち上がり、粗いギザギザのある卵形の葉を広げます。葉に触れるとミントに似た爽やかな香りが広がるのも、この植物ならではの楽しみです。

夏から初秋にかけて、茎の先に白〜淡いピンクの小さな花が密に集まって咲きます。花そのものは控えめですが、花を囲む苞(ほう)が銀白色に色づき、まるで霜をまとったような涼しげな姿を見せてくれます。この銀白色の苞は長く残り、花が少ない時期も景色に明るさを添えます。

ハチやチョウなど、さまざまな虫たちがよく訪れる植物としても知られています。米国ペンシルベニア州立大学の調査では、比較した多くの在来植物の中で最も多くの送粉昆虫が訪れたと報告されており、2025年には米国の宿根草協会が選ぶ「ぺレニアル・プラント・オブ・ザ・イヤー」にも選ばれました。生きものの集まる庭づくりに取り入れたい植物です。

育て方

置き場所

日向から半日陰まで幅広く育ちます。花つきがいちばん良くなるのは日当たりの良い場所で、日陰が強すぎると花数が少なくなることがあります。暑さや湿気にも強く、夏の庭でも元気に育ちます。

水やり

適度に湿り気があり、水はけの良い土を好みます。根付いたあとは乾燥にも耐えるため、庭植えでは自然の降雨を基本とし、乾燥が続く場合に様子を見ながら水を与えてください。水の与えすぎは、茎が倒れやすくなる原因になります。

管理

地下茎で広がる性質があり、条件が合うと株がどんどん大きくなります。広がりすぎを防ぎたい場合は、春にスコップで株の周りの根を切っておくと、範囲をコントロールしやすくなります。肥料は控えめで十分で、土が肥えすぎると茎が倒れやすくなることがあります。花後の種のついた花がらは、冬の景色として残して楽しむこともできます。

10月の様子

花のない時期の広葉マウンテンミント。砂利を敷いた植栽の中で、明るい緑色の幅広い葉を広げています。
2026年10月上旬 撮影

10月上旬、花はなく、葉だけの状態です。砂利を敷いた植栽の中で、まだ小さな株ですが、明るい緑色の幅広い葉を対になって広げながら、茎がまっすぐに立ち上がっています。名前のとおり葉の幅が広く、つやのある葉が重なり合う姿が印象的です。今はまず根をしっかり張らせて株を充実させる時期で、地下茎で少しずつ広がりながら、来年の夏の開花に向けて準備を整えていきます。

〈今月のメンテナンスについて〉
根付いたあとは乾燥にも耐えるため、水やりは基本的に雨水のみで大丈夫です。雨の少ない日が続いたときだけ、様子を見て水を与えましょう。肥料は特に必要ありません。与えすぎると茎が倒れやすくなるため、控えめに見守るのがこの植物に合った管理です。

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