日除けパーゴラとウッドデッキ、そして家具|みんなの第二のリビング

夏の気温上昇が年々厳しい状況になりつつあります、新しいお庭の必需品の潅水装置に加えて、日除けパーゴラも候補にあげられます。それに個人邸ではお庭が少なくなり屋上を効果的に使おうという指向が増えています。しかし、屋上は地上よりさらに高温になります。そのため日除けパーゴラは必須になり、私たちぐりんぐりんの実例をご覧になった施工主さんからお問い合わせを頂きました。

場所は東京都世田谷区の住宅街、周辺に高層ビルなど背の高い建物がない、見通しの良い個人邸の屋上です。二世帯と賃貸を含んだこの建物は三階建てで屋上の広さが150平米を超える、とても広い場所でした。

ご希望は家族みんなでゆっくり過ごすことの出来る”リビングのような場所”。そこでウッドデッキと日除けパーゴラと人工芝をお考えでした。さらに家具があれば最高ということでご提案、物置を2台置いて実用的にも使える場所になりました。

ご家族の想いは皆さんひとつ、”子供たちが安心して遊べる”、”家族として豊かな時間を過ごす場所”、新しい生活のためのお庭づくりです

◆予算:330万円
◆施工期間:2週間

私たちの庭づくりの中で、一つの定番となっているのが”屋上ガーデン”です。それも日除けパーゴラとウッドデッキが、ひとつのセットとしてよく作っています。

お庭にパーゴラやウッドデッキを作ることはよくあります。パーゴラは植物を誘引するものですが、それだけでは無くリビングの延長として作ることが多いので、とても機能的な存在として認識されています。

しかし都内の住宅事情を顧みると、地面ではなく屋上をお庭として活用する事例が増えています。実際、屋上にウッドデッキやパーゴラをつくる事例が本当に増えています。

今回のお庭づくりは”屋上”です、しかも三階の屋上でかなり広い面積があります。最近では少なくなったと思いますが二世帯住宅、小さなお子さんも含めると7人で楽しめる屋上の庭づくり。完成するととっても安全で素敵な”みんなの遊び場”になると思います。

二世帯住宅の広い屋上に設置した世田谷区の個人邸屋上ガーデン

屋上は広く160平米(約48.5坪)ウッドデッキは4×5メートル、日除けパーゴラが4×4メートルのサイズ感です。今回パーゴラを4メートルとしたのは、材木の規格サイズが最大4mだからです。

素材はハードウッドのセランガンバツ、関東圏では一番流通量が多いハードウッドの材木です。そのためサイズも豊富で歪みなども比較的少ない材料が手に入りやすい状態です。関西圏で同じような条件で探すとハードウッドのイタウバという材木が該当します。

夏の厳しい日差しから家族を守ってくれる日除けネット

ひもで引っ張り開閉させる日除けネットは、可動性の限界もあるので2本に分割されています。日除けネットはタカショーというガーデンメーカーさんのモノを選びました。90%の紫外線をカットして屋上の強い日差しから守ってくれます。

もちろんオーダーサイズなのでピッタリ!布のたるみやヨレもありません。

ジャービスという輸入会社が取り寄せているイタリア製の屋外家具

 

家具はイタリア製の自然木のものです、屋外用ですのでもちろん腐食しません。念のため取扱店に問い合わせると”100年以上ずっと雨による腐食はしない”ということでした。材木は”チーク”です。

最近では籐で出来たものやクッションがついたものがありますが、それは雨や紫外線に強いものではありませんので、取り込んだりメンテナンスが必要です。管理する手間や場所を考えると自然木の”チーク材”の優れた特性が良いですね。

世田谷区の個人邸屋上の人工芝の庭づくり

他は全て人工芝になりました。将来的に人工芝の部分、または周囲は鉢植えを置いて植栽を楽しむ計画もあります。植物や自然素材とは”生き物”です。それを受ける私たち人間への影響は計り知れない強さがあることは、本来みなさん実感されているはずです。

安らぐ場所には安らぎの植物が欲しくなるのは人間の本能的欲求。もちろん潅水装置が必須になることは間違いありません。
お庭の新常識!夏だけじゃない、年中使える|オススメ自動潅水装置!

人工芝の寿命は8~10年、交換が必要です。また床との接着に関しては、本来ボンドでの接着が好ましいとされています。しかし今回は取ったあとのメンテナンスのことも考えて、全面両面テープで施工接着しています。

景色が良く目隠しも問題ない世田谷区の個人邸屋上のウッドデッキとパーゴラの庭づくり

ウッドデッキと日除けパーゴラ、人工芝のセットは私たちが施工する庭づくりでも多いパターンです。他の皆さんもパーゴラだけとかウッドデッキとパーゴラとか、組み合わせで問い合わせをいただいております。パーゴラは日除け用じゃなく植物を誘引するなども出来ます。

今回の事例はある程度のサイズ感があり、もうひとつの”リビング”としての機能もある内容ですので、屋上をお持ちのみなさんの参考になれば幸いです。