新築住宅を彩る、ワンポイントの植栽!最小限の美|武蔵野市

建築家の皆さんはとても知識があり、若いときから学びを続け第一線で活躍されている方が多いですね。

その中でも住宅だけではなく、植栽や外構に関しても同様に住宅のデザインとして、取り組まれている方々もいらっしゃいます。

今回の武蔵野市の新築住宅をデザインされた建築家さんは、まさに植物の”在り方”までお考えになってくださっていたと感じました。

植栽前

建築家が外構や植栽のことまで考えた武蔵野市の新築住宅

ぜひ植えてくださいって言わんばかりの位置に砂利が敷いてあります。伺えば、お住まいの方々は以前も同じ建築家さんに住宅を建ててもらったコトがある。

つまり今回の武蔵野市の住宅は2回目、やはり以前も植物の在り方なども気に入ったポイントらしいです。

建築家さんは広島の方、建てたい住宅のイメージをハッキリ持ってらっしゃる方らしい。一軒目の住宅は広島にあり、今はその建築家さんご自身で事務所兼ご自宅で使われているということです。理想的な住宅だという証しですね!

画像で拝見しましたが、自然素材を十分に使い、優しいほわっとした灯りが深めの色合いの外観にとっても似合うような、素敵な住宅でした。

植栽後

素晴らしい建築家による武蔵野市の新築住宅の植栽

 

そのまま素直に植物を入れてみました、という感じで建築家さんの意匠をお察しして完成です。

この植栽を担当した横田は生け花の池坊を経験しています、その植栽美を活かし『床の間に花を飾る』という見立てにしました。

テーマは『回遊』:万物の輪廻と植物の再生、回遊庭園を掛け合わせ、池坊の教えを実際に表現する。全ては落葉しその移ろいや姿を季節に合わせ感じる、また春に発芽し植物の生命力と私たち人間の輪廻を体感する

武蔵野市の新築住宅の回遊というテーマを持ったぐりんぐりんの植栽

  • 樹木:ジューンベリー
  • 低木:ドウダンツツジ
  • 植物:ギボウシ、イトススキ、シモツケ

どれも新緑の緑が美しいばかりではなく、秋の紅葉から冬の枯れ姿まで楽しめる、今回のテーマにふさわしい植物たち。見て楽しむ植物とは日本の四季を感じられて、果実を味わい、鳥のさえずりを聴き、生命力を体感する。それが私たちぐりんぐりんが提案する”植物のチカラ”

水勾配があるコンクリートの玄関アプローチの鉢植えの設置

玄関を出てすぐ道路に向かって、急な水勾配がついたコンクリートの玄関アプローチです。目隠しと外と内のつながりを考えて鉢植えを設置、鉢植えを水平にするために材木を使って調整。材木はハードウッドのセランガンバツを使っているので15年~20年は腐食しない。

樹木はメラレウカ・カッパーグロウ、人気のメラレウカで銅色の葉っぱが落ち着きを感じさせます。初夏にウメのような小さな白い花を咲かせるいつも楽しい樹木、オススメの一本です。

武蔵野市の新築住宅の植栽

良い建築家は家の機能や内装の事だけではなく、外とのつながりを十分に考えてくれています。それはそこに住み生活する、皆さんの毎日の”心の豊かさ”を尊重した設計。そこに関われた今回の事例は皆さんにとって良き参考になることと思います。